




去る5日放送されたMBC週末ドラマ「ドクタージン」では、江華島(カンファド)に攻め入ったフランス軍により、丙寅洋擾が勃発したのを受けて、自ら志願して戦地に赴いたヨンレが危険にさらされる場面が描かれた・
江華島(カンファド)がフランス軍に占領される危機に陥ったことにより、興宣君は自ら援兵を導いて戦場に行ってフランス軍を追い出すと宣言した。
しかし、興宣君が敗れた場合、政治生命が危うくなるとのことで彼の側近達は引き止めた。これに興宣君は「こうでもしなければ、私の責任を置いて事あるごとに足を攫むだろう」と話した。興宣君は安東金氏一派を追い出すための計画で、戦争に直接参戦したのである。
これに対し、ヨンフィだけは「隊員が大御所が出るならば、王室を中心に民らがみな結束し団結するだろう」と応援した。また出兵を控えた興宣君の所に尋ねてきたジンは、、「私も一緒に行かせてくだい。その戦場にはお嬢さんもいるでしょう。」として同行させてもらう事を願い出た。
その一方で、ジンは、「興宣君が丙寅洋擾に参戦したという話は聞いてみたがことない。 いったいこの歴史はどこへ行くことになるのだろうか」と独白したのだった。
その頃ギョンタクは、興宣君の計略により自身の父親である、安東金氏首長で挫傷であるキム・ビョンヒを失った。 ビョンヒは全てのものをあきらめてしまい、ギョンタクの目の前で自決を選んだ。自身の胸の中で息を引き取る父の姿にギョンタクは嗚咽した。
その余りにも衝撃的な出来事に、ギョンタクは喪に服しながらも酒でやつれていた。 これを心配したヨンフィは、ギョンタクを探して尋ねて来て慰めの言葉をかけた。更に、興宣君の決定により「明日戦争が行われている江華島(カンファド)で援軍が出兵する。 出てきて一緒に戦おう」そう提案した。
しかしこれに対しギョンタクは、全ての言葉を拒否し、 また、興宣君の江華島(カンファド)戦争に参戦してほしいという要請まで拒絶した。
ギョンタクは「興宣君が出てきて私たちの一族を最後までもてあそぶんだな。 お父様がそうなるようにしておいて、私に忠誠を要求するか」として怒った。 だが、ヨンフは「安東金氏一族の汚名を洗い流し、尊敬を受ける名門高い一族として生まれ変わるのも、全てお前の手にかかっている」と説得したが、強く拒絶するギョンタクだった。
これに対しヨンフィは「友からの頼みだ、お前がこのように崩れるのをやめて、志を成し遂げるられるように願うよ」と言ってその場を去って行ったが、ギョンタクは、ふと「興宣君を殺してこそ父親の怨みを晴らすことができる」という事実を悟ることになった。ギョンタクはこの後、江華島(カンファド)へ向かう興宣君の隊列に合流した。
父親キム・ビョンヒの怨みを晴らすために興宣君の軍部隊隊列に合流したギョンタクは、眠りについた興宣君を暗殺しようと短刀を持ち出した。(彼の目的はひたすら興宣君を殺すということだった)
しかし、これをあらかじめ感知していたフンソン君は彼の剣を防いだ。その大きな騒動に幕舎に飛び出し入ってきたジンは、興宣君を防いで立って「ギョンタク、やめてくれ!」「この方を殺そうとするならば、私を先に殺すことになるだろう」として強く引き止めた。
ギョンタクは「あきらめると思うのか!」と、あがいたが、結局、興宣君を処理できないまま捕まった。 また重要な事柄を処理するために宮中に入る危険な任務をジンと共に引き受けることになった。

ジンは、フランス軍に押されてい朝鮮軍を助ける一方で、城の中にいるヨンレを救うためには、ギョンタクの助けが必要だと考えた。

その頃戦場は火の海と化していた。ジンがヨンレを探して都城に入ってみると上空から落ちて来た飽和によって負傷して動けなくなっているヨンレを見つけ「お嬢さん、大丈夫ですか?どうしてまだこんな所に?」ヨンレはジンから預かった指輪の箱を見せて「これを忘れて取りに戻りました」と答えた。

一方、興宣君の命で、ジンを探そうと出たヨンフィは、ギョンタクが運ばれてくるのに気付き、「こんなところで何をしている?私と共に戻ろう!一緒に戻るのが友達だ!ここで、ここで、もう行こう! もうそろそろ戻ろう!」ギョンタクを抱きしめて泣き叫んだ。

ギョンタクに続いて、ヨンレもまたフランス軍が撃った砲弾のために破片がからだに打ち込まれて死の危機に置かれた。 ジンが手術ををしようとあらゆる準備を始めようととするが、最終的に彼女自らがそれを引き止めた。
ヨンレは、「私は、どうせ始めからこのようになる運命だった。」「私のためにジニョンが消えないでほしい」と諦めたような、願いも込められたような言葉を伝えた。
目を開いたジンは、頭に包帯を巻いたまま病院に横になっていた。ジンは現代に帰って来たのだ。だが彼は、どんなことが起きているのか・・・知る術がなかった。というのもジンが帰ってきた現実は彼が離れた時の現実と少し違っていたからだった。ジンは病院をさ迷って現代の恋人ミナが死なないで病室に横になっているのを発見した。
ジンは同僚の医師から、自身が病院の屋上から落ちたのではなく、消息を絶ってから一日ぶりに江華島(カンファド)で発見された事を聞いたのだった。また 発見当時のジンは、おかしな服を着ていて、胸部に外傷を受けていたことも伝え聞いた。そして気を失った間に頭の腫瘍が除去されたという話も聞いたのだった。
ジンは、自身が朝鮮時代に時空を超えて行く前に、ある男性の頭の腫瘍を取り除く手術をしたが、その正体不明の男性が、朝鮮時代から帰って来た現代には存在しないという事を知るようになった。 すなわち自身が朝鮮時代を離れる前と帰ってきた後の現代が違うという事を悟った。
混乱を感じていたときにジンの元へ、ミナの容体が再び急変したとの知らせが入る。ジンは、チュンホンが死ぬ直前に、「現代のミナはすでに死んでいる。」と言った話を思い出したが、事実ではないことだと否定した。何度も蘇生を試みるもののしミナの心臓は再び動き出さない。
しかしジンが、少し前に手術をした朝鮮時代のヨンレの意識が戻ると同時に、ミナの心臓も再び動き始めた。共ににつながっていた二人の生命が一緒に動き始めたのだ。
そしてジンは、病院で幼い現代の子供姿で現れたチュンホンに会った。 ジンはチュンホンに『後でまたあのおじさんと会ったら、「ミナという人が無事に目覚めた」そう伝えて、そしてありがとう。 あの時おじさんは君を随分誤解してしまったようだね』と話した。
ジンはまた、歴史の本で活人署の記録を探してみてヨンレが無事に生き残ったという事実を知った。
ミナはジンに「長くておかしな夢を見た。 夢だというのには、とても生々しかった…」と話した。 そしてミナはジンを「ジニョン」と呼んでジンを驚かせた。 ミナは「夢の中で私がオッパー(兄さん)の事をそう呼んでいたの、ジニョン」と説明した。 ジンはミナの話に涙が溢れだし止まらなかった。

この過程でジンのそばに現れたのは、朝鮮時代の服装そのままの興宣君(イ・ハウン)だった。 興宣君はジンに「ここが150年後の朝鮮なのか?」として「国民らが憂いと心配事がないように見える。 幸せに見えるね」と満足げな表情を浮かべた。
これにジンは「こちらもそちらも人々の喜怒哀楽は全く同じです」として「旦那様が夢見ていた朝鮮はどうなりましたか?」と尋ねた。 ヨンレを生かしながら、途中で現代に戻ることになったジンは、書籍を通じてヨンレが無事に生きたとのことを知ったが、興宣君の朝鮮が自身が学んだ歴史通りに流れたのかを心配していたのだった。
これに対し興宣君は、「気になるのか? それならば、再び私たちの時代に来なさい」として冗談を言い、そのまま歩いてネリョサ現代の人々の中に混ざるように忽然と消えた。
そのような興宣君を眺めたジンは、「わざわざヨンレお嬢さんに対する話は尋ねなかった。 今ここにいるミナが幸せに生きていれば、きっとヨンレお嬢さんも元気に暮らしていけるだろう」と繰り返して言った。
ジンは、ミナが夢を通じてヨンレの一生を生きて来た事に、ヨンレとミナを分けて考えることができないという事を悟った。
そしてジンがミナにプロポーズをすることで「ドクタージン」は幸せな結末を結んだ(完)
拙いあらすじにも関わらず。。。読んでくださって感謝しますありがとうございました^^