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ミャンマー視覚障害者医療マッサージトレーニングセンターの日々の記録 「未来に向かって」

NPO法人「ジャパンハート」が、ミャンマーの視覚障害者の社会的自立を目指して立ち上げた新たなプロジェクト

白杖の日

2010年10月15日 | 日記
皆さん、10月15日は何の日かご存知ですか?
私も昨年初めて知ったのですが・・・「国際白杖の日」。
ミャンマーでは、視覚障害者に対する一般の方々の理解を深めるための一大イベントが毎年行なわれています。

早朝、ヤンゴン市内のシュエダゴンパゴダからダウンタウンの市民ホールまでの道路を車両通行止めとし、全国から集まった視覚障害者と関係者がウォーキングします。
もちろん、トレーニングセンターも今年初参加。

朝6時半、ピストルの「パーンッ」という合図とともに、白杖のカタカタカタカタ・・・・という音が広場全体に響き渡ります。走り出す人、広い道路を思う存分歩き回る子ども達、沿道で声援を送る一般市民。

沿道の一般市民の方々が、歩く私たちに様々な差し入れをしてくれます。
ミネラルウォーター・ジュース・お菓子・パン・バナナ・・・
中にはサングラスの差し入れ。
そして沢山いただきすぎて持ちきれなくなってきた頃には、それらを入れるためのビニール袋の差し入れも。
約1時間後には重たい袋をぶら下げて無事ゴールしました。

みんなが笑顔で楽しそうでした。
多くの方々の理解と協力があって開催されたこの一大イベント。
このような力が合わさって、視覚障害者の社会的自立が実現する日も遠くないはず・・・
そんな予感のする素敵な1日でした。

ジャパンハート こうの