キノミキノママ

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『想像ラジオ』 いとうせいこう 著 / 河出書房新社

2015年10月04日 | 読書万歳

寝る前に読むか…なんて気軽に読み始めたら止まらなくなっちゃって。
ほぼ徹夜で読み切ってしまった。おもしろい本はそういう力があるよね。

この本始めの方は、登場人物のDJいったいどういう状況??って気になって気になって読み進めて
状況がわかったらわかったで、なんかもーね、じんわり涙が出てくるのですよ。号泣ではなくじんわり。
ロマンチストやなあ…むず痒いなあなんて思ったところもあったけど
想像で救われる部分もあるって思える。

当事者や関係者の人たちがどう感じるか、それはわからない。
こんな絵空事と思うかもしれない。ナオ君が感じた現実も、すごくよくわかる。
ただどちらも「わかるわけない」と拒絶して終わっていいのか?
そこに想像することは許されないのか?

あ~なんだかいろいろ考えさせられる本だわ。

せいこうさんのレクイエム本。いい本。


『どこからも彼方にある国』 アーシュラ・K. ル=グィン著 あかね書房

2012年12月23日 | 読書万歳
おもしろかった!めちゃめちゃおもしろかった!!
美しいタイトル見てル=グィンさんでこりゃ絶対おもしろいだろう!と思って読んだらおもしろかった。
新作ではなくけっこう前に書かれた作品なんだよね。
今まで訳されてなかったのかな?だとしたらあかね書房グッジョブ。

学校でも家庭でもうまくコミュニケーションがとれないオーウェン。
バスで出会ったナタリーは、なんでも話せて自分を肯定してくれる存在だった。
だけどナタリーを異性として意識し始めてから二人の関係はおかしくなっていき…。

ってのがおおまかなストーリー。
中高生に読んで欲しい本だけど、ここらへんをまだうろちょろしているわたしみたいな(笑)大人にもぐっとくる話。
世間との折り合いをつけることが大人になるってことなんだろうけど
大人にもいろんな形があるんだよ!あっていいんだよ!

ナタリーがなかなかの性格でいいわ。自分に誠実なの。
「どうしてサルのまねをしなくなったの?」
には笑った(笑)『それはないんじゃないか?いくらなんでもひどすぎる。』ってオーウェンが思うんだけど
このやりとりオーウェンには悪いけどめっちゃおもろかった。たしかにナタリーひでえ(笑)
恋愛の部分においては少しだけオーウェンの方が大人ですな。それを自覚してるからナタリーは…なんだろうね。

文章のいろんなところにうんうん!と思えるところがあってたいへんおもしろかったです!
これだから読書はやめられん。

ピックアップ
バスのなかでナタリーとかわした会話をここまで詳しく語ったのは、このなんでもない会話がぼくにとってはとても大切だったからだ。それって、大切なことだと思う。なんでもないことが大きな意味持つこともあるんだ。

『RDGーレッドデータガールー5』 萩原規子 著 / 角川書店

2012年07月25日 | 読書万歳
深行のー

デレターン



キターーーーー!!!!


も、ちょっと308pの深行のデレ方ったら!!!!ぎゃーーー!!!
その前ページでは間接的に告ってるしーーーーー!!!いやーーーー!!!
4巻のイチャゲンカも見物だったけど5巻もいいねえいいねえ。

そろそろ終わりそうかな?
ある文章でドラを鳴らしたような衝撃って表現してたところがあってなんかよかった。

最新刊まだなのかしら、なんて思って調べてみたら…
え?え?てかアニメ化するの?えーー?
キャラデザ見たらなんか深行が女の子みたいでイメージちがう…。
見たいような見たくないような。
本が原作のアニメは難しいよねえ。本だと読み手のイメージがあるからねえ。

『ネジマキ草と銅の城』 パウル・ビーヘル 著/ 野坂悦子 訳/ 福音館書店

2012年05月29日 | 読書万歳
題名と表紙だけを見て、絶対おもしろい!!って思う本にたまーに出会うけど久々に出会った!
ピンときた本にはずれなし!おもしろかったよー。

あらすじ

 銅のお城に住んでるお年寄りの王様の心臓は今にも止まりそうだった。
 王様の具合を直すにはネジマキ草が必要。
 まじない師がネジマキ草を取ってくるあいだに心臓が止まらないように
 王様に物語を聞かせるようにと言われた王様の家来のノウサギ。
 王様のために次々と動物が訪問し物語を語っていき…。

って感じの話。

この王様長く生きてるからヒゲがとっても長いのよ。
でさ動物達がそのヒゲの上で寝たり、ヒゲの中から顔を出したりかわええのv
出てくる食べ物もなんともいえずおいしそうだし、なんだろな雰囲気がいい作品なんだよな。
ノウサギの一途さもぐっとくる…。
ファンタジックかと思いきやけっこう身近に感じられる話が多かったから入りやすかったしね。
訳し方もうまいんだろうなと感じる作品であります。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 / 西原理恵子 著/ 理論社

2012年04月18日 | 読書万歳
すっげいおもしろかった。一気に読んじゃった。
まあ、字も大きいし読みやすい文章で書いてくれてるからね。

お金の話でもあるし西原さんの一代記でもある。
「おわりに」に書いてある最後の9行はやられる。

一生のうちに読んでおきたい一冊。

今日のピックアップ文章
自分が稼いだこの「カネ」は、誰かに喜んでもらえたことの報酬なんだ。
そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだって、できると思う。