✿ ムツゴロウ の花散歩 ✿

日常の散歩や植物園などに出かけて
花を見るのを趣味にしています。

早咲きの桜、四種。

2019年03月11日 | みんなの花図鑑

 昔は桜と言えば入学時期のソメイヨシノが主流でしたが、今では園芸品種が圧倒的に多いですね~。これからもソメイヨシノ、ウコンザクラ、八重桜、私の一番好きな御衣黄桜で一年の桜を締めくくるのが楽しみになっています。

 🌸 ツバキカンザクラ(椿寒桜)

バラ科、 別名:ハツビジン (初美人)、開花期:2月~3月、 分類:落葉性小高木、



カラミザクラとカンヒザクラの交配種と考えられてる栽培品種。愛媛県松山市の「椿神社」に原木があった事から名付けられました。

花は紅紫色の一重咲きで長い雄しべが良く目立つのが特徴です。

密集して次々に花をつけ、かつ散りにくいために花期が長いです。



 


 🌸 オカメザクラ

バラ科、 開花期:2月下旬~3月、 分類:落葉性小低木、


カンヒザクラとマメザクラを交配して作られた品種。

淡い紅色の一重咲きで樹が小形、花が小輪で下を向いているのが特徴です。


 


 🌸 オオカンザクラ (大寒桜)

バラ科、 別名:アンギョウカンザクラ (安行寒桜)、 開花期:3月下旬~4月、 分類:落葉性広葉高木、


寒緋桜と大島桜の交配種、花色は薄紅色でやや下向きにつき、完全に開かないのが特徴。

花の後には夏にかけてサクランボが出来ます。

当初は発祥の地である埼玉県安行にちなんで「安行寒桜」と呼ばれていました。


 


 🌸 カンヒザクラ (寒緋桜)

バラ科、 別名:ヒカンザクラ (緋寒桜)、タイワンザクラ (台湾桜)、ヒザクラ (緋桜)、 開花期:1月~3月、 分類:落葉性高木、


花の色は白から濃い桃色まで様々な個体差があり、多くの桜とは異なり花弁は散らず、萼のついたままで落花します。

この早咲きの特性と、下向きに咲く特質が、他の桜と交配した時に影響を与え、各地で優秀な園芸品種が出来ています。

その中でも、この桜と大島桜の自然雑種、サトザクラ「河津桜」が有名になり観光各所等にたくさん植えられています。


 

  撮影:新宿区・新宿御苑、 中央区・日比谷公園


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