✿ ワスレナグサ (勿忘草)
ムラサキ科、 ワスレナグサ属、 開花期:4月~6月、
ヨーロッパ原産で野生化して北海道、本州、四国で主に群生。
日当たりと水はけの良い湿生地を好み耐寒性に優れているが、暑さには弱い。
春から夏にかけて6~9mm径の小さい5弁の花を咲かせ、花冠の喉に黄色、白色の目(小斑点)を持つ。
花は多数でサソリ型花序をなし、開花と共にサソリの尾のような巻きは解けて真っ直ぐなる。
他に白やピンクの種類もあります。
✿ シナレンギョウ (支那連翹)
キンモクセイ科、 レンギョウ属、 開花期:3月~4月、 雌雄異株、
仲間にはレンギョウ、チョウセンレンギョウがあり区別せずにどれもレンギョウと呼ばれています。
葉は対生、長楕円形で上部には不正の鋸歯があり、
シナレンギョウは先端のみ、チョウセンレンギョウは基部近くまで鋸歯がある。
花は葉と同時に開花、雌蕊が1個、雄蕊が2個。
雌花の花柱は雄蕊よりも長い、雄花は雌蕊が退化し雄蕊が長い。
✿ コバンソウ (小判草)
イネ科、 コバンソウ属、 別名:タワラムギ、 開花期:5月~6月、
草丈は10~60cm、茎は直立し葉は細長く毛がなく縁がざらつく、葉舌は丸く毛がない。
夏、小花をたくさん付けた小穂ができる。
茎の上部に小穂のついた円錐花序が出き小穂は細い枝で垂れ下がる。
小穂は左右から扁平だが鱗片は膨らんで厚みがある。
護穎は淡い緑色から成熟すると黄複色に変わり光沢があって美しい。
和名はこれを小判に見立てた物です。
撮影地:江戸川区・南葛西