thirteen party

題詠ホークス背番号004

鯨統一郎『パラドックス学園』(光文社)読了。

2011-08-30 21:31:32 | 読了
西暦2006年のパラレルワールド。

コナン・ドイル,モーリス・ルブラン,アガサ・クリスティ……
ミステリ界のビッグネームが名を連ねたる研究会、パラドックス学園パラレル研究会(通称パラパラ研)に入部届けを出すランド。
語り手ワンダ・ランドの変名を見破るジョン・ディクスン・カー。

『ミステリアス学園』を先に読むべきであったか。

オールスターキャストが同年代。

うーんパラドックス。

2011-08-28 08:23:36

2011-08-28 08:23:36 | 夢十夜
彼女の手をとった。つないで歩く手と手の感触はリアル。事ここに至るまでが長かった。こち亀の両さんと超巨大ゴキブリについて意見の交換があった。子供たちを引率している女性に宿泊施設を斡旋した。

目覚める間際に見る夢を。

時間はあまりない。

彼女の手をとって足早に歩く。瞬時離れるもすぐに結ばれる手と手。

ランチタイム。

並んですわる二人きり。

パンを分けあって食べる。ドリンクがない。渇きを覚えるイコール目覚めは近い。
「ESSE〈エッセ〉って雑誌あんじゃん」
「ああ、扶桑社の」
交わした言葉はこれっきり。

なんのためらいもなくあたりまえのように二人は

森絵都『つきのふね』(角川文庫)を読む。

2011-08-22 21:45:13 | 読了
角川文庫二連発。

気分は昭和五十年代

ノストラダムスの大予言

「一九九九年 七の月 空から恐怖の大王が…」

未来はあるのかないのか

ミレニアムを経て新世紀

信じるとか信じないとか終末予言

「ノストラダムスが予言した通りこの星が爆発する日」がくると思っていたか日本人。

越えてしまった今となっては、


“ノストラダムスの大予言”がこの国に与えた影響は小さくない。
出生率の低下、年金未納問題その他諸々の事を終末予言のせいにしてもあながち。

著者の生年は一九六八年。ドンピシャリ世代。
「未来のこととか考えようとするとね、どうしてもなんかが引っかかるんだ。一九九九年っていう分厚い壁があって、そのむこうにぼんやり二〇〇〇年が浮かんでる感じ。ものすごくおぼろげで、疑わしい未来なんだよね、」

わかる。

私だけじゃない。みんなとは言わない。大多数ではない。漠然とした人数の日本人の将来の夢を曖昧模糊にした張本人がノストラダムス。

そんなの関係ない。

日本人の深層に根を張る終末思想にボディブロー。

はだかの気持ちを。