2008 イギリス The Other Boleyn Girl 114分 #2
※※以下ネタバレを含みます※※
☆ 感想 ☆
久々にゴシック様式が出てくる史劇映画を観ました。今回レンタルした5本中2本が史劇で、そのうちの1本です。(もうひとつは『英国王のスピーチ』)日本の大奥とかもそうですけど、本当濃いですよね~人間関係が!しかも、この『ブーリン家の姉妹』に関しては、一人の男性を姉妹で共有してるんですから。感想に移ります。
元々ベネディクト・カンバーバッチ目当てだったんですが、早々にウィリアム・ケリーは地方に派遣されてしまいました(笑)でもナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンがいるからOKです♪Wikipediaによると、アン・ブーリンは〔黒髪・色黒・小柄・痩せ型〕、メアリー・ブーリンは〔金髪・色白・豊満〕だったそうです。この配役、ぴったりじゃないですか!ナタリーは色黒じゃないですけど、ナタリーって実はただの美人役はほとんど演じていなくて、ストリッパーとか一癖も二癖もある美人役が意外と多く、小柄であの妖艶さを演じれるのはナタリーで正解だと思います。“純粋・素直・金髪”役は『真珠の耳飾りの少女』や『理想の女』を観ているので、私の中でもスカーレット・ヨハンソンで完璧に一致してます。あと、この役をやらせたら今英国俳優で一番っていうのが、最後にメアリーと結婚するスタッフォード役を演じたエディ・レッドメインです。遠くから恋い焦がれる純粋な青年役を演じさせるなら、『レ・ミゼラブル』『マリリン 7日間の恋』のエディが本当似合う!撮影は2006年にしたそうなので、この頃からエディは純粋な青年役がハマり役ということでしょうね。
この物語はアンとメアリーの愛憎劇なんですが、それよりも大人たちが自分の子供を出世のための餌にした陰謀、といった印象のほうが強いです。己の野心のために父と叔父が子供を国王に差し出し、結果、追い詰められた長女アンと長男ジョージは処刑され、次女メアリーは男児を生んだにもかかわらず、爵位さえも得られずに田舎で暮らすわけです。その後ブーリン卿は一気に転落し、不名誉のまま死去、ブーリン家没落。親には出世の道具、国王には世継ぎを生むマシーンとしか思われていないのが、見ていて苦しいです。それからヘンリー8世が本当に嫌な奴!(笑)最初はアンに惚れてたのに、30分看病したらメアリーに惚れ、メアリーの妊娠中ほとんど見舞いにも来ないで、フランス帰りのお上品なファム・ファタールとなったアンを追いかけ、アンが生んだ子が女の子だったから、ジェーン・シーモアに乗り換えて…と。何なのこの人ー!って、凄くイライラします。国王役のエリック・バナはかっこよかったけど(笑)この映画もまたイギリス映画特有のアンハッピーエンドです。唯一良かったのは、最後にメアリーが“朝起きてから夜眠るまで愛してくれる”スタッフォードと結婚したことです。ハッピーなのは、それくらいですね♪評価するとしたら、★★★☆☆
読んでいただき、ありがとうございました。
※※以下ネタバレを含みます※※
☆ 感想 ☆
久々にゴシック様式が出てくる史劇映画を観ました。今回レンタルした5本中2本が史劇で、そのうちの1本です。(もうひとつは『英国王のスピーチ』)日本の大奥とかもそうですけど、本当濃いですよね~人間関係が!しかも、この『ブーリン家の姉妹』に関しては、一人の男性を姉妹で共有してるんですから。感想に移ります。
元々ベネディクト・カンバーバッチ目当てだったんですが、早々にウィリアム・ケリーは地方に派遣されてしまいました(笑)でもナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンがいるからOKです♪Wikipediaによると、アン・ブーリンは〔黒髪・色黒・小柄・痩せ型〕、メアリー・ブーリンは〔金髪・色白・豊満〕だったそうです。この配役、ぴったりじゃないですか!ナタリーは色黒じゃないですけど、ナタリーって実はただの美人役はほとんど演じていなくて、ストリッパーとか一癖も二癖もある美人役が意外と多く、小柄であの妖艶さを演じれるのはナタリーで正解だと思います。“純粋・素直・金髪”役は『真珠の耳飾りの少女』や『理想の女』を観ているので、私の中でもスカーレット・ヨハンソンで完璧に一致してます。あと、この役をやらせたら今英国俳優で一番っていうのが、最後にメアリーと結婚するスタッフォード役を演じたエディ・レッドメインです。遠くから恋い焦がれる純粋な青年役を演じさせるなら、『レ・ミゼラブル』『マリリン 7日間の恋』のエディが本当似合う!撮影は2006年にしたそうなので、この頃からエディは純粋な青年役がハマり役ということでしょうね。
この物語はアンとメアリーの愛憎劇なんですが、それよりも大人たちが自分の子供を出世のための餌にした陰謀、といった印象のほうが強いです。己の野心のために父と叔父が子供を国王に差し出し、結果、追い詰められた長女アンと長男ジョージは処刑され、次女メアリーは男児を生んだにもかかわらず、爵位さえも得られずに田舎で暮らすわけです。その後ブーリン卿は一気に転落し、不名誉のまま死去、ブーリン家没落。親には出世の道具、国王には世継ぎを生むマシーンとしか思われていないのが、見ていて苦しいです。それからヘンリー8世が本当に嫌な奴!(笑)最初はアンに惚れてたのに、30分看病したらメアリーに惚れ、メアリーの妊娠中ほとんど見舞いにも来ないで、フランス帰りのお上品なファム・ファタールとなったアンを追いかけ、アンが生んだ子が女の子だったから、ジェーン・シーモアに乗り換えて…と。何なのこの人ー!って、凄くイライラします。国王役のエリック・バナはかっこよかったけど(笑)この映画もまたイギリス映画特有のアンハッピーエンドです。唯一良かったのは、最後にメアリーが“朝起きてから夜眠るまで愛してくれる”スタッフォードと結婚したことです。ハッピーなのは、それくらいですね♪評価するとしたら、★★★☆☆
読んでいただき、ありがとうございました。