写真撮影愛好家の集まりに出かける妻を
最寄りの地下鉄駅まで送り、
土曜日の決まり事としている掃除機をかけ、
風呂場を洗う。
そして、一人ウオーキングである。
今朝も川沿いを歩く。
日差しが強く、暑そうだが構うものか。
いつもは40分程度だが、今日はもう少し伸ばそう。

雲一つない、まさに快晴。
10時少し前だが、やはり背を射す陽は強い。
ただ、川面の風が前から柔らかく当たり、
背の暑さを半減させるのか、それほどの暑さを感じない。
日陰に入ると、むしろ涼しいなと思えるほどだ。
午後には季節外れの30度ほどにもなるとの予報だが、
やはり秋なのである。
歩きながら、ブログは何を書こうかと考える。
ウオーキングはしばしば良いテーマを与えてくれる。
青空を見、川のさざ波を眺め、鳥たちの様子に目を凝らす。

あれっ、どうしたのだ──近くの小さい公園の木々。
見事なまでに幹が、枝が切り払われている。
何の木は知らないが、年中茂っていたから
常緑樹であったのは間違いない。
その枝々も豊かだった。
そうとあってか、サギやカラスなど鳥たちのねぐら、
あるいはひとときの安らぎの場となっていた。
下を通る道には、鳥たちが落とす糞の痕跡が点々と描かれ、
木の幹には「頭上に注意」の張り紙があった。
鳥たちよ、お気の毒様。
これほど枝を切り払われたのでは
ねぐらなんてとても出来ないだろう。
別に新しい木を探すのだね。
人を恨まないでくれ。
木々が茂り、近くの家々への日差しを遮り、
日の当たらない陰鬱さを解消しようと
いうことだったのかもしれない。
また、それは木々の養生のためだったのかも……。
等々、勝手な想像をしながら歩く。
そして、「お気の毒様」とつぶやくのである。
今日は1時間歩いた。