なんてニュースが出ましたね。
都内の同一現場で3名が新型コロナウィルス感染し、内1名の方が死亡との事。
スーパーゼネコンの一角である会社のこのニュース。
建設業界にとってかなり大変なコトになりそうだ。
5/6迄中止(予定)だから2週間強か。
大体下請けの工事会社なんかは大手建設会社のドコとも取引があり、仕事が途切れない様に作業員・資材を手配し供給している。
今回感染したのは元請の施工管理担当と思われ(あくまで想像ですよ)ますが、日常的に下請けの番頭や施工班の職長といった
方々との接触があったハズ。
しかも現場の作業員詰め所なんて大きな現場なら100名以上が一斉に朝・10時・昼・3時・夕方と密集するのに…
某建設会社の現場が止まり、その現場に居た下請け作業員も休業になればその先の感染の心配は少ないかもしれない。
でも、現場が止まれば食いっぱぐれる業者も作業員も大勢居るワケで、業者としては他の建設会社の現場へ作業員を回さざるを得ない。
そうなったときの感染防止はどうなるのか?
他の建設会社としてもソコは考えるでしょうから、足並み揃えて一斉に工事中止に向かう可能性だってある。
で、先ほど申し上げた約2週間強の期間。
施主としては工期に間に合えばいいよ!でも仮に工期延長になってもせいぜい1ヶ月よ!って言ってくるでしょう。
(建設現場って1日でもかなり大金が飛んでいる。施主が目を瞑って支払ってくれるとは思えない。通常、2週間くらいなら突貫で捲く)
でも現場によって完工日(竣工日)は異なるから、止められない現場も当然あるワケで。
となると今度は建設業界が感染拡大の火種になってしまうかもしれない。
(しかも、作業員は風邪気味くらいじゃ病院に行かないわ、まだまだヘビースモーカーが多いわ、通勤だってワンボックスに満員だわだもの)
しかも資材メーカーさん(ワタシも永いコトお世話になった)なんかは出荷出来ない在庫を抱えることで生産効率が低下し、
生産そのものも一時的に集中する可能性が高く工事再開後はパニック必至。
メーカーから製品を運ぶ運送業界・機材リース業界だって同じだ。
色々な現場で取り合いとなり、突貫工事による事故も増えるかもしれない。
ほぼほぼ五輪関連施設は終わっているでしょうが、今のメインは再開発関連が多いから金額も莫大で大変になりそうだなあ(^_^;)
まあ、あくまでいっちょ噛みしていたワタシの勝手な考えですから、そうならないことを切に願います。
何だかんだで新型コロナウィルス収束以降は、土木・建設業界が景気への影響を握ってるんですから。
(人の受け入れ先としてもね)