昨年の2月13日は長男の結婚式で一家が勢ぞろい。やはり雪壁に穴を開け一夜の雪祭りを楽しんだ。東京では見ることの無い雪に、四男の娘達のうれしそうな笑い声が響いていた。
ちょっと億劫だったが、家の周りの申し分ない雪壁を前に、昨年以上の美しい灯火が見られるのは間違いないと、重い腰をあげて、穴を開けることにした。
昨年は息子達が穴を開けてくれた。一人黙々と作業、結構な長さだ。出来上がった穴を数えたら45こにもなった。
夕方一つ一つにろうそくを灯す。孫が「あ~!あ~!」歓声を上げて喜ぶ。夏海には昨年の記憶はないだろう。始めて目にする光景だ。記憶に残るものだろうか?
今夜もう一度火を灯して、近くに住む孫達にも見せてあげたいと思っている。
小正月行事が終わると、雪国にも春が近づいている気配がする。
少しずつ確かに・・・