「大帝の剣」「自虐の唄」にがっかりして、「スシ王子」が素晴らしかった（え？）ので期待しないで観たのだけど原作を知らなくても充分楽しめる娯楽作品でした。
いきなりヤギラく…じゃなかった。森山未来が漫画家として登場していたけど原作そっくり（？）だったのか誰だかわからんかった。トヨエツはすぐわかったけど。
姉ちゃんの子どもを預かってコンビニ経営している唐沢寿明、やる気がないコンビニバイトの池脇千鶴、それからそれからと知っている俳優ばかり出てくるのでそれに気をとられて集中できなかったとこが残念。
映画って、知らない人が脇役で出ていないと集中できないのではねぇ？制作費のほとんどがギャラだったりして。
「そうめんロボット登場」のシーンはなかなかの見ごたえ。フロムエーで「20世紀少年のＣＧを手がけるバイト」を大量募集しただけのことはあって（本当）手間かければ面白いものができるというのが分かった。
「羽田空港と国会議事堂の場面のしょぼさはどうなんでしょうか？」という突っ込みは野暮かもしれませんが…。というか、この映画って場面によって演出のばらつきがあるのは何故？
映画冒頭の回想シーン、前半の同窓会のシーン、ケンジの姉ちゃんの回想シーン、死亡フラグ立ちまくりの刑事コントのとこ以外は中々勢いがあって面白かったんだけど？ ひょっとして、助監督さんが凄く優秀なのではな…
まぁ、それはそれ。何の予備知識がなくてもわかるというんは娯楽映画としては満点です。文句なしの出来なので万人にお勧めできる映画でした。
