今日は裏方さんについてお話します。
いつも僕たち力士のちょんまげをしてくれる人を「床山」と言います。
内の部屋には現在二人の床山さんがいます。
一人はご存知の方もいると思いますが、山分親方の弟の「床健さん」です。（上の写真左）
毎日稽古が終わった後、みんなの髷を直してくれます。
床山さんも当然最初から出来るわけ無くて、床山の兄弟子に指導を受けて覚えていきます。
写真右の子は違う一門の部屋の新弟子です。
大銀杏の練習をしにやってきました、健さんが見て指導しています。（モデルは宮本です）
「そこをもっと大きく広げてやれっ！何回同じ事言わせんだ！」
と、厳しい言葉が飛び交います。
床山さんも僕らと変わらず、厳しい修行をして一人前になっていくんですね。
相撲という伝統文化を伝えていくのには一朝一夕ではいきません。
呼び出しさんは発声練習や、やぐら太鼓の練習、土俵作り。
行司さんは「相撲字」といわれる番付などに書かれてる独特の文字の練習など、
皆それぞれテレビでは映らない場面で修行をしています。
彼らがいて初めて僕ら力士は皆さんの前で相撲が取れるんですね。
前に場所で、結びの取り組みのときに力士ではなく行司の最高位の「木村 庄之助」に声援が送られていたときがありました（＾－＾）
力士だけでなく、そういった裏方の人たちもちょっと見てみると、よりいっそう相撲が楽しめるかも知れませんよ。
今度ちゃんこイベントなどで見かけたら一声掛けてみては？
きっと喜ぶと思いますよ（＾－＾）
