第87回全国花火競技大会(大曲の花火)実行委員会は16日、花火会場で火災が起きたことを想定し、避難訓練を
22日に実施することを決めた。15日に京都府福知山市の花火大会の露店で爆発が起き、多くの見物客が負傷したことを受けて警察、消防などとの会議を急
きょ開いた。見物客の避難誘導などの手順を確認する。大曲の花火会場での避難訓練は初めて。
訓練は会場の露店から出火したことを想定。消火活動のほか、露店周辺にいる観客の堤防への誘導を行う。警察、消防、警備を行う警備会社などからも参加する。
実行委はこのほか、露店の出店者に消火器の持参を呼び掛けることや、露店で使用するガスボンベの配管ホースに損傷がないかなど入念にチェックすることも
確認した。福知山ではガスボンベや発電設備の付近で爆発が起きたとみられている。大曲の花火会場では電源が確保されているため、露店で発電装置は使用され
ていないという。