(株)村岡組の家づくり日誌

誠意と信用の株式会社村岡組 昭和14年創業 地域の皆様に長く愛される家づくりを目指して

おうちをつくろう その4

2009-10-31 19:01:37 | 家づくり日誌

04:RC造/鉄筋と現場打ちコンクリートで躯体をつくる

RCはReinforced Concrete(補強されたコンクリート)、つまり鉄筋コンクリートのこと。現場で鉄筋を組み、型枠をはめてコンクリートを流し込み、養生して躯体をつくる工法だ。一戸建て住宅から高層ビルまでできるが、一戸建てでは壁式工法が多い。
コンクリートは、型枠次第でどんな形にもつくれるのが特徴。それを生かして、建築家が独特の意匠を凝らした家をつくる例も多い。耐火性・耐震性・耐久性に優れている。工期は他工法よりも長めで、工事費も高めだ。

RC造の躯体

RC造の躯体

05:鉄骨造/重量鉄骨を柱・梁に用いて躯体をつくる

柱に角型鋼管、梁にH型鋼を使う鉄骨ラーメン構造が主流。主に軽量鉄骨を使うプレハブの鉄骨造と区別し、鉄骨の「在来工法」ともいわれる。
ラーメン構造は柱と梁から成るシンプルな構造。柱と柱の間を大きくとることができ、開放的な大きな空間や大きな窓が可能だ。3、4階建てなど中層住宅にも多く用いられる。
大空間がつくれることから店舗併用や賃貸併用住宅にも向いている。生活変化などに伴う将来の間取り変更などリフォームにも対応しやすい。

鉄骨造の躯体

鉄骨造の躯体

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おうちをつくろう その3

2009-10-30 19:35:48 | 家づくり日誌

03:2×4(ツーバイフォー)工法/床、壁、天井、屋根の「面」で躯体を構成する

2×4工法は、北米から日本に輸入された工法で、1970年代から日本でも一般的に建てられるようになった。輸入住宅の多くもこの工法で建てられている。日本での正式名称は「枠組壁工法」。
木造軸組が柱や梁などの「軸」で躯体を構成するのに対して、2×4は、断面サイズが2×4インチの製材で枠を組み、それに構造用合板を張ったパネルで壁を構成、さらに床、天井、屋根の「面」全体が躯体を支える働きをする。
躯 体を構成する部材は、枠組み材が2×4材のほか2×6材、2×10材、2×12材などが適材適所に使われるが、部材の種類は少なく、構造はシンプルだ。部 材は構造材からクギに至るまでサイズや施工方法が公的な基準によって厳密に規定されているので、出来上がりにバラツキが出にくいのが特徴の一つだ。

耐震性や気密・断熱性、耐火性に優れている

床・壁・天井の「面」で構成され、がっちりした箱型の構造となるため、地震の揺れのような横から加えられる力に強い。加えられた力を躯体全体に分散して、粘り強く耐えることができるからだ。
ま た、気密性が高い構造でもあるので、気密・断熱性の高い家ができる。日本での高気密・高断熱住宅のスタートも2×4住宅からだった。壁の枠組み材を 2×6インチ材にすると、より断熱材を厚くできるので、壁に2×6材を用いるケースも増えていて、2×6工法と呼ばれている。火に強い石膏ボードを壁下地 に張りめぐらすことから耐火性も高く、最近は「耐火構造」と認められ防火地域で4階建ても可能になった。
設計では面で支える工法なので、開口部にやや制限はあるが、洋風住宅ではほとんど気にする必要はない。欧米スタイルの外観デザインは得意とするところだ。

木造軸組工法の躯体と各部の名称

木造軸組工法の躯体と各部の名称

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おうちをつくろう その2

2009-10-29 18:55:25 | 家づくり日誌

02:木造軸組工法/木の柱と梁、筋交いで躯体を構成する

木造軸組工法は日本の昔ながらの住宅工法で、在来工法ともいわれる。基礎に土台をのせ、柱を立て、梁などの水平材を渡し、筋交いという斜めの材を入れて補強する。このように骨組みが木材による横軸と縦軸、斜めの軸で構成されるのが特徴。
木 材と木材は先端にホゾやミゾを切って、それを噛み合わせて接合するのが特徴。かつてはこうした木材の加工や接合に大工さんの技術が発揮されたものだが、逆 にそれが精度のバラツキとなる面もあった。最近では木材の加工は、精密に機械加工されることが多くなった。また、接合部を補強する金物もふんだんに用いら れるようになり、個人の技術力によるバラツキは解消される方向にある。

設計の自由度が高く開口部も大きくとれる

筋 交いの入る壁(耐力壁)を建物の隅部などにバランスよく配置することで、耐震性を確保。そのほかには構造的な制約が少ないため、設計やデザインの自由度が 高く、狭小・変形敷地にも対応しやすい。また、かつては廊下の端から端まで全面が窓といった家がよくあったが、開口部をとりやすい工法でもある。半面、耐 力壁の量と配置が重要である。
構造材には国産のヒノキやスギのほか、ベイツガ、ベイヒバなど輸入材も多く用いられている。最近は強度に優れた集成材を用いるケースも多い。集成材は太い梁などがつくれるため、それを用いて構造を強化し、柱の少ない大空間を生み出している。

木造軸組工法の躯体と各部の名称

木造軸組工法の躯体と各部の名称

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インフルエンザは

2009-10-28 18:44:33 | ニュース
通常のインフルエンザは、毎年秋以降に流行しますが、今年は豚に由来する新型インフルエンザが発生していることから、秋以降には通常のインフルエンザと新型インフルエンザが重なって流行するものと考えられています。
現在流行している新型インフルエンザは、感染したほとんどの方は比較的軽症のまま数日で回復していますが、持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方がいることが、ある程度分かってきています。
同居している家族への感染を確実に予防することは困難です。ただし、なるべく感染しないように、以下のことを心がけてください。
  患者であるあなたは・・・
  • ・咳エチケット(次の項)を守りましょう
  • ・手をこまめに洗いましょう
  • ・処方されたお薬は指示通りに最後まで飲みましょう
  • ・水分補給と十分な睡眠を心がけましょう
  患者の同居者は・・・
  • ・患者の看護をしたあとなど、手をこまめに洗いましょう
  • ・可能なら患者と別の部屋で過ごしましょう
  • ・マスクの感染予防効果は限定的ですが、患者と接するときには、なるべくマスクを着用しましょう
  • ※ 患者の使用した食器類や衣類は、通常の洗濯・洗浄及び乾燥で消毒できます

とくに、持病があったり、妊娠している方などが同居している場合には、なるべく別の部屋で過ごすようするなど、より確実な感染予防を心がけてください。ま た、念のためかかりつけの医師に相談しておきましょう。医師の判断により、予防のためのお薬が処方されることがあります。
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おうちをつくろう

2009-10-27 18:52:47 | 家づくり日誌

工法を考えよう

01:工法は家の構造躯体のつくりかた

家づくりの工法とは、家の躯体(骨組み)をつくる方法のこと。工法によって躯体の材料も違えば、躯体を構成し、家の重さを支える仕組みも異なる。
右 に一戸建ての主な工法を挙げた。家が完成すると外観からは、どの工法で建てたのかわかりにくくなるが、実はこのように多種多様な工法でできている。だが性 能面では、現在はどの工法もかなり進歩していて、設計や仕様次第で、いずれもほとんど同じレベルまで達することができる。
しかし後で述べるように、それぞれの工法は独自の特徴を持っている。性能面で得意な分野があったり、設計やリフォームの自由度、工期などにも違いが見られる。自分の理想とする家を建てるためには、それぞれの工法の特徴をよく知って依頼先を選ぶことも大切だ。

家づくり工法の種類

家づくり工法の種類


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