桜さん、大丈夫 大丈夫

夕方、仕事から帰った父ちゃんが
「桜の木、来月辺り、切るから」
と言った。

私、多分、かなり変な顔をしたんだと思う。

つかさず
「大丈夫、ちゃんと桜の花が咲くように切ってもらうから」と父ちゃん。

我が家には桜の大木がある。
昔、ここは小学校の校庭だったらしく、その校庭跡を宅地分譲したそうだ。
父ちゃんももう50
たぶん、それ以上の樹齢なのかな。

ここに引っ越して来るとき、桜が咲いて、私達を迎えてくれた。

住んですぐの年、アメシロにやられた。
蚊も殺せなかった私でも、流石にそんなこと言ってられない。
と言うか、外へ出ると踏んでるし。
お家に入ってくるし。
窓を開け閉めすると挟まさってるし。
みたいな状況で、アメシロ退治に紛争した。
向かいのピンクばあちゃん(ピンク色の服ばっかり着ているおばさんがいるのです)
に会うと (と言うか私が外へ出ると出てくる)
「アメシロが家にも飛んで来るのよ、あぁ、酷いねぇ、これ、どうにかならないかねぇ」
と、人の顔を見るたびにアメシロアメシロ言いながら、道路に這う虫を足でグリグリっ グリグリっ
ゲッ！ サンダル履いているとは言え、直にグリグリするのですか！
此奴、只者ではないな
オバタリアンの上をいくオバタリアン
オバタリジャー ピンク！！参上
そういう無駄な脱線は置いておいて

その大群で緑色で、フサフサの毛がある毛虫がアメリカシロヒトリという名前であることを初めて知った。

6月にピークを迎え、一時消えた

次の攻撃は
桜んぼ爆弾である
硬い桜んぼは小さいけど頭を直撃すると痛い
そして、熟した桜んぼ
車が紫の水玉になるのだ
その水玉模様はピンクばあちゃんの車庫前まで伸びる

夏 強い日差しを木洩れ日にしてくれて

と思ったのは束の間。憎っくきアメシロは9月にも大群で押し寄せた。

そして、秋、紅葉を迎え
次は落ち葉の嵐である

道路や側溝に溜まる落ち葉🍂
綺麗だねぇー なんて言ってられない

近所は毎朝5時からカンカンのちりとりとホウキで カンカンザーッ カンカン ザーッ

我が家の落ち葉達が すみません。。

桜が咲いた時は見事でほんとに綺麗だし、夏の日差しも柔らかくしてくれるし、
でも、実の車攻撃、アメシロの雨、落ち葉の嵐
最近は枯枝サスペンスになりそうだ。

大木には神さまが宿るって言うし
むやみに家の木を切ると災いがとか言うし
自分の中では、桜の龍さんがいるし

と すごーくすごーく 父ちゃんと悩んでいたけど

大丈夫。
大丈夫よ！
そうよ！
散髪だ！！
誰も引っこ抜くなんて言っとりゃせん！！！
キレイキレイしてもらおう！！！！
私たちの手が届くくらいに散髪してもらったら、
もっと長生き出来るからね！！！！！

と オバタリアンは言い聞かせて

ただ、お金無いから、ちゃんとした庭師さんじゃないようで、 どうしたものかと‥

切ったとこを手当てする塗るのは何がいいのかとか調べているオバタリアンでした。

今年の春の桜だけど


今日の桜


今日は久しぶりの娘ちゃんの授業
先生に来てもらっています。


来月 学校で里祭りが有り、そこで売るストラップ
あこと先生と心を込めて作りました。

みんな平穏無事でありますように。