嬉の字屋

フィギュアと手作業のブログです。

可動ロボを作ろう(4回目)

2009-06-18 00:23:57 | 可動ロボを作ろう_模型塾
針金で仮組・バランス調整。

原八さんの秘伝・秘中の秘。
抜かすと書くことがまったくない。

針金で組む。
可動部分をとりあえず穴をあけて調整をする。
立たせた時に、足の裏からポーズを取らせてゆく。

斜めの切り口の角度、パーツの長さ、太さ、断面、軸の位置。
低くて過去悪い場合→針金をのばして高く
幅、部品の距離なども針金で調整する。

ロボットなどはこのようにハの字にするとかっこよい。



原八さんの虎の巻、イイものだけじゃなくダメなものも見ること。
とりあえず使用前。


about..

秘伝・秘中の秘は完成品みればモロバレらしい。
おおよそメモ帳に3枚分のネタ……書いてみない。
続きはリアルで!(`・ω・´)9m

ボケボケのトップ写真はこの夏の原八さんの新作の一部。ガウのおまけ。

海洋堂ナイトのフィギュア…筆塗り練習にはいい感じな気がしてきた。

可動ロボを作ろう(3回目)

2009-06-17 00:23:29 | 可動ロボを作ろう_模型塾
盛り削り部品2

曲面・ポリパテ工作の基本

このような曲面は歪みやすいので三次曲面を二次曲面の集合として捉える。

3Dソフトを使って作ったと思わせておいてこれはイラレです。

最初に平面として考え、後から曲面にする。
メリハリのある曲面・意思のある曲面になる。

 パテを平たく盛る。
 
 円定規で円を書く
 
 円柱にする。
 
 頂点を円錐型にけずりこむ。
 
 
 下の角に線を引き、角を落とす。
 
 丸くする。角を全体的に丸める。
 
 えぐる、逆Rを削りこむ。
 

 画面UPがとても面倒臭くなりました…前見たくサムネにしてもらいたい。ぶちくさぶちくさ
  ( ゜д゜)  /
  (| y |)/ <ちなみにおっぱいに応用可能。
つやがちょっとあるといいおっぱいに見えるよね。
スライムの形のように丸みを帯びているように考えると自然なちちに。





中空のもの
 中空のものは、平たい板を作り、瞬着でまずは箱組を作る。
 
 内側にパテを盛り削る。
 

実演
 曲面のあるものを作る。
 いくつかのパーツを張り合わせて最初に円柱状にする
 
 曲面にする位置に大まかに鉛筆で線を引き、角を落とす。
 
 全体的に角を落とす。
 

about...
忘れてたんじゃなくて毎回毎週やってたら進まなくなるため。

可動ロボを作ろう(2回目)

2009-05-31 22:22:50 | 可動ロボを作ろう_模型塾
 部品を揃える。

 
 ■ロボ等の胸など複雑な形状のものは
  複雑な形を最初から作るのではなく、単純な形から足したり引いたりする。

  
  この形状を最初から作ろうとせず、いくつか小さな形のブロックとして考え、基本のブロックに合体させる。または段を落とす。
  
  
  

 ■ワザ
  ・板状に固める技

  ①1枚千切った雑誌の上にパテを盛る。
   
  ②両側から紙ごと直角に折り曲げ、板等で直角に固定する。
   
  ③上からさらに雑誌紙を乗せ、板で均す。
   
  ④ある程度硬化したら外す。

  方眼用紙をあらかじめ折り目を付けておくと精度がよく出るようになる。
  また、製氷皿などにパテを入れて固める方法もあり。

  ・精度の高い立方体の作り方。
   六面体は以下の順番でやすりがけを行う。
   
   ※注意※各面を削ったら絶対に後戻りをしないこと!必ず1からの順番で。

   最初は40番程の粗めのやすり、角の精度を上げるため100番程で仕上げ。
   
   ①1の面を平らにする。
    ポリパテを盛った際に一番下になった部分が一番やりやすい。
    多少凸凹しているので軽くやすりがけを行う。

   ②2の面を平らにする。
    ノギスを当てて逆側の凸凹をさぐる。
    ブロックを平行、回転させ、引っかかる部分、こすれてひかる部分を探す。
    引っかかる部分は一番出っ張っている部分なので、そこを重点的に削る。
    完全に並行になった場合、引っかからずスムーズに動くようになる。
    

   ③3の面を平らにする。
    ノギスを当てて直角を探る。
    水平になった1,2の面を挟み、3の面をノギスの棒の部分に当てる。
    3の平面全部を水平に動かしてみたりして出ている部分を探す。
    あてたところが斜めになっていたり、また光で透かして見える位置がある。その部分を重点的に削る。
    

   ④4の面を2の面と同じように削る。
   ⑤5の面を3の面と同じように削る。
   ⑥の面を…(ry

  ・中心・並行の出し方
   ①コンパスを適当な幅に開き線を引く。
   ②反対側も同じように線を引く。
   ③線同士の真ん中が中心となる。
   

  ・カーブのある面の出し方。
   ①稜線を見比べる。
   ②補助線をタテヨコに引いて長さを比べる。
   

   上記図を上から見てこのように前後でいちばん出ている場所が前後で違う場合、
   正面から見ただけでは同じ位置に見えるので注意すること。

  ・精度の出し方
   :片目をつぶってみる。
    人間の眼は両目の焦点を合わせているため、若干見える位置が左右違う。
    

   :部品を持つ手は動かさず、やすりだけを動かす。
    ヤスリはかまぼこ板等に当てる。部品より大きいかまぼこ板がよい。

   :四角の丸みを取る。
    やすりの番手を上げる。

  orzorzorzorz それでも完全な精度が出ない場合 orzorzorzorz
   相手にしているのは人間の目なので完全に完璧な精度は必要がない。余り気にしないようにすること。
   左右を完璧に見まくる人も居ない。

可動ロボを作ろう(1回目)

2009-05-31 01:25:09 | 可動ロボを作ろう_模型塾
・原寸スケッチ
・芯を固める
・可動ロボの作り方概要


座学
 可動ロボの作り方(可動レジンキット)

 可動ロボの今昔
 【昔】ガンプラのように半割りだった

   プラモの置き換え。ポリキャップを内部に仕込んで作っていた。
 
  良点
   薄いのでレジンの量が少なくて済む。また軽く仕上がる。
  欠点
   薄い・半割りであるためレジンに置き換えると型ズレ、変形、縮みなどが多く難しかった。

 【今】リボルテックのようにジョイントが外装になった。
リボ、figma、リボフロイライン

  良点
   今のフィギュアのように中空にしないので強度がある、また作成しやすい。
  欠点
   ただしジョイント部が丸見えになってしまう難点あり。

 作成時のポイント
 ・大きさ
  足くびが落ちたりプラプラしないように。
  figmaや武装神姫などはジョイント部がプラプラしない重さの限界のサイズで出来ている。
  手首の関節のギリギリサイズがリボルテックの最少のサイズ。


 ・関節の数
  関節を増やすとフラフラ感が出てしまう。
  動くところ、動かないところのメリハリを意識する。
  少ないポイントを深く動かすようにする。
  俗に「最後のひと曲げ」といって曲がる方向にほんの少し削ると座れるようになる。
回転ツールでなんどかテストっても正座できずorz関節球の位置を結構後ろに持って行くと曲げられるようになりました。

 ・腹の軸は1個の場合へその位置に
   あまり下にズラすと股関節の稼働とぶつかってしまうので注意
  2個の場合は股間、胸の下の位置に
   ただし二個の場合は胴体のシルエットがつながらなくなってきてしまうので注意
  

 ・肩を前後に動かしたい場合は胸の内側のあたりに可動部を移動する。
でもそんなの関係ねえ!

 作成時のキモ

 ・可動部はベルトなどで隠すと見えなくてよい。
  
 ・ゴールになるポーズを考えること。
  肩を曲げられる、体育座りができる、正座ができる、プローン(伏射)ができる等。

 ・下絵時の状態より実物を作ると位置がずれたりもっとよい位置が出てくるので
  あまりガチガチにならず現物合わせで作成するとよい。

 ・外装などは可動に影響のない状態にする。後回しに。
  まずは芯や骨を作ること。
  
 実演
  ①基礎的なイメージの作成。
   元八さんは両腕で銃を構えることができる特殊部隊なロボを作るとのこと。
   

  ②元絵に合わせて素体を作成する。
   
   
   関節球を入れる部分は柔らかいうちにえぐっておく。(おなか周り、足周り等)
   正確でなくても大体の位置でOK。本格的な球の穴はパーツがそろった後に。