思いつくままに

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ビリーエリオット感想@マイケル編

2017-10-24 23:14:49 | ビリー・エリオット
キャスト毎の感想、最後は主役ビリーの親友マイケル役の4人です。

なぜ主役のビリーでなくマイケルをトリに持ってきたかというと、それは単純にマイケル推しだから
最初はマイケルのことはよく知らなかったんですが、実際観劇してみて、マイケルという役と出会って、大好きになりました衝撃を受けたと言っていいでしょう。それほど、見れば見るほど愛おしい気持ちになる、それがマイケルなのです

マイケルはビリーのことが好きなゲイ寄りの男の子。(完全にゲイと断定できない感じもしたので「寄り」としました。)
お姉ちゃんの服を着て女装して、でもそれを変なことだと思ってなくて、自分を表現してるだけだと思っている。そして、バレエなんてやるべきじゃないのかなと悩んでるビリーに向かって、自分を表現するのは自由だ!と背中を押す訳です。
本編の最後、ステージ上にいるのは旅立つビリーを見送るマイケル1人だけ。そんなことからもいかに重要な役かということが分かります。

古賀 瑠(るいと)くん 
目がクリっとしているから、男の子なんだけど女装が似合ってます。赤いカチューシャをつけるとまたかわいい。(こんな女の子いそうと思ってしまいます
歌の表現力もあり、『Expressing yourself』は歌とダンスのバランスが一番取れているように思います。
ビリーの手を温めるシーンはキュンとしますね。最年長だけあって演技も上手く、ビリーへの淡い想いのちらつかせ方なんかは絶妙
最後、旅立つビリーを見送る表情には、ビリーへの想いがにじみ出ていてほんと素晴らしいです。

城野立樹くん 
どこにでもいる男の子って感じ(女装趣味以外は)。天真爛漫という言葉がぴったりだと思います。
『Expressing yourself』のタップは一番上手いかも。女装はしているけど、まだその道には目覚めきっていない感じもしました。
チュチュが「ちょっとちっちゃい」というセリフは、彼が一番違和感ないですね。
最後、ビリーを見送るときは、ちょっと吹っ切れた感じもあって、ビリーの旅立ちなんだけど、ある意味マイケルにとっても旅立ちなんだなぁと思わせてくれます。

持田唯颯(いぶき)くん 
明るくて、ちょっとひょうきんなキャラがとてもいいです。ボクシング教室の「失せますぅ」の言い方が個人的にツボ
見せ場の『Expressing yourself』はもちろん、『Merry Christmas Maggie Thatcher』でノリノリに踊っているのが観ていて楽しいです。
女装についても一番楽しんでいる感じで、チュチュ姿も可愛らしい。
Xmasパーティー後の、ナースのシンディ人形のくだりとか、ビリーにちょっと踊ってというところとかは絶品そして、ビリーへの淡い想いは彼が一番感じたかな。
彼のマイケルに出会えたことは、もう幸運というほかないですね

山口れんくん 
明るくふるまったり切なかったりといった、ちょっとした表情がとてもいいです。ボクシング教室で「ごめん、ビリー」と復唱するところなんか印象的ですね。
見せ場の『Expressing yourself』は、他の3人に比べややおとなしめに感じましたが、その分メリハリはあったし、何より歌が抜群にうまいので最終的にはノープロブレムでしょう
オーディションが終わって結果を待ってるときのビリーとのやり取りが、まさに等身大の男の子って感じがまたgoodです


<オマケ>
赤坂ACTシアターにあったポスター幕

を劇場内(=裏側)から見るとこんな感じでした。力くんだけ、ちょうど窓枠に被っちゃってますね

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