土子 Blog

独り言

思うこと

2006年06月05日 | つぶやき・エッセイ
知り合いの重度障害者が十数年間の療護施設生活にピリオドを打った。それを聞いて、「人間本来の生活に戻れて良かった」と思った。
私は10歳から19歳までを親元を離れ、親の背中を見ずに、施設で暮らした。私は気が弱いせいか、いじめられて育った。やすらぎの場ではなかった。必要最低限のことしかやってもらえない生活。そこは、「生活の場」なのだが、職員にとっては、「職場」でしかなかった。職場の大人の醜い争いも見て育った。
「何かがおかしい」。
人間、束縛された生活で良いのだろうか。残念ながら現在の施設は、30年前と大差ない。
団体生活だから、生活の流れに乗らないと生活できない。生き甲斐のある人生は、在宅生活でないとできないと思う。
重度障害者が「生活の選択」ができる世の中になるよう切に願う。

投稿:土子

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2 コメント

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Unknown (平山豊治)
2006-06-06 06:58:15
よくこの文章を書きましたね。自分の気持ちを表現できることは大切です。がんばってください。
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無題 (土子)
2006-06-06 09:42:48
平山さんへ



10年後、20年後、少しでも重度障害者が住み良くなるよう、訴え続けなければなりません。
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