2023/4/22 札幌市 星置緑地
再び星置緑地を訪問してみると、ミズバショウ、キクザキイチゲは終わりに近づき、エゾノリュウキンカとコジマエンレイソウが見頃を迎えていた。
コジマエンレイソウ(小島延齢草)<ユリ科エンレイソウ属>は、北海道の 比較的海岸に近いところに観られる。函館方面の松前沖にある無人島の渡島小島に由来する。外側に緑色に淡紅紫色を帯びたがく(外花被片)が3個、内側に紅紫色の花弁(内花被片)が0~3個ある。
北海道レッドデータブックでは、コジマエンレイソウは希少種(R)に指定され、北海道に分布するとされているが、一般的には道南に分布し札幌が北限と言われている。私は石狩市でも確認している。
以前にエンレイソウとオオバナノエンレイソウとの雑種で、両種が混生する場所で見られることを紹介したことがあるが、種コジマエンレイソウと指摘する人もあるようだ。真意はいまだ不明である。
此花の特徴であり面白いところは、内花被片の大きさが不揃いで0~3枚と欠落する点である。