jazzy『札幌自然館』

自然、登山、山野草&JAZZ

大雪山・黒岳~北鎮岳

2019年08月06日 | ▲登山

 2019/8/5  黒岳(1982m)~北鎮岳(2244m)   

黒岳7合目登山口7:20⇒8:20黒岳8:25⇒9:15お鉢平展望台9:25⇒10:10北鎮岳10:20

11:00お鉢平展望台11:15⇒11:50黒岳石室12:10⇒12:35黒岳12:40⇒13:20黒岳7合目登山口

 猛暑の札幌を早朝に抜け出して、層雲峡へ向かった。この日の上川の最低気温は16.8℃、最高気温は26.6℃であった。 体調は重いが、避暑地のような大雪山の2000メートル台地への想いはとても強かった。

 計画は、黒岳~北鎮岳~比布岳のビストン。しかし、黒岳頂上に近づくにつれ強風と雲が沸いてきて、今日も強風なら作戦変更。天候が良いうちに高山植物の撮影をしておこうと、8合目付近からはのんびりカメラ片手に撮影しながら登る。

 黒岳は花の名山ゆえ、このチャンスは逃すわけにはいかない。 黒岳頂上からは、お鉢平らと北鎮岳が雲の中、10メートル前後の強風で雲が激しく通り過ぎていく。 多くの登山者がこの先どうするか協議していた。

 雲ノ平に下りてしまえば、一時的に風は弱まりガスも無くなり、復路撮影予定の高山植物を撮影しながら先へ進む。お鉢平展望台までは、あっという間に到着。ここまで低温と風が強いため給水もせずに歩いていた。こちらでは、ヒグマの目撃情報もあり、望遠レンズ片手にヒグマを捜している登山者?も複数見かけた。

 3時間足らずで、北鎮岳頂上に到達、待ち受けていたのは強風とガス! それでも、一時的に雲が風で吹き飛ばされ、展望が許され、遠くトムラウシ山も姿を現した。目的地の比布岳安足間岳方面は、雲の動きが激しい。夏の大雪山には珍しく足の指先が寒さで冷たく感じる。身体の体温が下がってきたことも自覚していたので断念することとした。

 復路も強風の中、立ち止まりながら高山植物の撮影。以前歩いた時には気づかなかった、クモマユキノシタ、チシマクモマグサなどのユキノシタ科の高山植物も咲いていた。また、8月に入っているにもかかわらず、イワウメの小群落も発見。辺りは北鎮岳の雪渓が残り雪解け水が流れこれから夏を迎えるところだった。反面、ウラシマツツジが紅葉を始めたところも!

 いつになく、雲ノ平と黒岳周辺で高山植物の撮影に没頭し、予定外にのんびり登山。水分の摂取量は、ペットボトル1本だけ。水筒には下山後、手を付けた。

  登山口のラーメン店「登山軒」で、旭川ラーメンを口にした。とてもあっさりしていて私の好みであった。

 

黒岳登山途中から観た北大雪の山々

9合目付近のシナノキンバイのお花畑

黒岳頂上よりお鉢平 北鎮岳(右)は雲の中

黒岳石室付近のエゾツガサクラとチングルマの群落

北鎮岳より比布岳(中央)方向の展望 安足間岳(左)、愛別岳(右)

北鎮岳より見下ろしたお鉢平 右側奥にトムラウシ山、左奥は白雲岳

クモマユキノシタ まるで小宇宙!

ミヤマリンドウ 曇っても満開に開いてました

コメント
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