「キラキラ☆プリキュアアラモード」第25話「電撃結婚!? プリンセスゆかり!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、いちか達は、コンフェイト公国のナタ王子が来日している報道を目にしました。
「コンフェイト公国」は、小国ではあるものの、スイーツ作りが盛んだそうです。
同じ頃・・・、
「マーヴェラス。」
少しして、ゆかりとあきらは、キラキラパティスリーに戻ってきました。2人とも買い出しに行っていましたが、遅くなってしまったようです。
「あきらがいつまでも、女の子達の相手をしてあげるから。本当に優しい王子様ね。」
ほう。それは、ヤキモチかね? キミも、あの女の子達みたく、あきらに構われたいと思っていると考えていいのかな? やれやれ、可愛いお嬢様だ事。(笑)
そして、ペコリン。お前、ゆかりの目の前に寝転がって、なでられるのを待つとか、抜け目ないなあ。ゆかりさん、たまには、何もせず、放置プレイを味わわせてもいいのよ?(笑)
その直後・・・、
「私は、コンフェイト公国のプリンス・ナタ。」
『ええーっ!?』
「どうぞ、私の姫になって下さい。」
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
ナタ王子は、ゆかりを一目見て恋に落ちたとの事。
「ゆかりこそ、私のプリンセスにふさわしいデース!」
「よく言われるわ。」
「マジですか・・・。」
「では、行きましょう。私の国へ。」
「ちょっと待って!」
「ゆかりには学校もキラパティもあるし、王子だって、自分の・・・、」
「なるほど。ゆかりを自分の姫にしたい王子が2人という訳ですね。」
「よろしい。どちらがゆかりにふさわしいか、勝負です!」
「いいわよ。王子があきらに勝てたら、私、コンフェイト公国についていくわ。」
しばらくして・・・、
100メートル走対決をする事に。
しかし、シエルは、ゆかりが行きたいのなら、行かせてあげればいいと異を唱えます。
「だって、大事なのは、ゆかりの気持ちよ。」
「ゆかりさんの・・・、気持ち・・・。」
そういえば、ナタ王子はどこにいるのか? 王子は・・・、
「さあ、勝負デース!」
もちろん、ダメです。
その後も、召使いに瓦割りの代役を任せたりなど、勝負にならず。
少しして、キラキラパティスリーの飾り付け勝負に。
あきらは、折り紙を使って、飾り付けをしていきます。
ナタ王子はどうしたのか? そう気にしていると、轟音が。
「このお店壊して、ゆかりのための城を新築しマース!」
おーい、メディアの皆さーん! 今、激写チャンスですよ! 一国の王子が無許可で建物破壊という犯罪行為をしてるのですから。これは、大スクープ間違いなしですな!(笑)
もちろん、これもダメ。
しばらくして、辺りは暗くなり、ダンス勝負に。
「しっかりエスコートしてね。」
「ダンスなんて、やった事ないんだけど・・・。」
「素敵・・・。」
「まるで、本物の王子様とお姫様のみたいです・・・!」
いちか達の感想を聞いて、ナタ王子は闘志を燃やし、2人のダンスを中断させ、自分と踊ろうと迫ります。
「いきますよ! リフトー!」
しかし、その拍子に、よろけてしまいます。
あきらは、急いで、ゆかりを救出。ナタ王子は、プールに落ちました。
本物の王子様とお姫様を思わせるダンスから一転して、お姫様抱っことか隙がねぇ・・・。まだAパートだというのに、ゆかあきファンを熱くさせ過ぎでしょ。いいぞ、もっとやれ。(笑)
その後、あおいは、リフトは信頼し合っているパートナーでなきゃできないと注意。ナタ王子は、申し訳なかったと、ゆかりに謝ります。
「ゆかり、もうやめない?」
「あら。まだ勝負はついてないわよ。」
「でも・・・。」
「私にもう一度チャンスを下サーイ! 明日、ゆかりのために作ったスイーツをここに持ち寄って、その素敵さで勝負! いいですね?」
「面白いわ。」
「はい! 私、頑張ります!」
少しして・・・、
「ゆかり。本当にまだ続けるの?」
「ええ。」
「それって・・・、コンフェイト公国に行く気があるって事・・・?」
「面白いから、いいじゃない。」
「人の気持ちで遊ぶのは良くない・・・。王子様、確かにズレてるとこはあるけど、一生懸命なんだよ。本当に、ゆかりの事・・・。」
「分かった。もう対決しなくていいわ。私、王子について、コンフェイト公国に行くから。」
「どうして、そうなるの・・・? きちんと・・・、」
「やめて・・・。」
「そんなに真っ直ぐ・・・、私を見ないで・・・。」
「ゆかり・・・。」
~ Bパート ~
翌日、シエルはあきらに、昨夜のゆかりはワガママだったと伝えるよう、言いました。
「ゆかりは、とても繊細な人だから、あんまり強く言ったら、壊れてしまいそうで・・・。」
「言葉できちんと伝えなければならない事もある。どんなに通じ合うと思っていても、心はすれ違ってしまう時がある・・・。」
「シエルちゃん・・・。」
「大好き・・・。言葉にするとシンプルだけど、言われたら心がキラキラする! 素敵な言葉じゃない?」
その後、ナタ王子との対決に向けてスイーツ作り。
「あきらは、作りたくないんでしょ・・・?」
「いや、それは・・・。」
「あきらはね、ゆかりと一緒に作りたいんですって! ね?」
いちかは、チョコとマカロンを合わせたスイーツを考えました。
そして、調理開始。
「ごめん・・・。ありがとう。」
「ごめんなさい・・・。」
「ううん。」
そして、チョコマカロンが出来上がりました。
チョコマカロンは、焼き色をそこまで気にしなくていいため、簡単に作れるそうです。
「でも・・・、それでは完璧とは・・・。」
直後、いちかはゆかりに、あきらと一緒にチョコマカロンをナタ王子に届けるよう言いました。中学生組は、後片付け後に向かうつもりでいます。
「いちかには、いつも驚かされるわ。」
「いちかだけじゃない。あの子達には本当に・・・。」
「ゆかりだって、すごく・・・、」
「みんな、私の事、完璧だと思って近付いてくるの・・・。」
「え・・・?」
「でも、私は全然・・・、完璧なんかじゃない・・・。ジュリオの言う事は当たってた・・・。だから、彼を傷付けた・・・。」
「私は、自分の心が傷付く前に、彼を傷付けて、自分を守った・・・。ガッカリしたでしょ・・・?」
「いつもこうなのよ、私・・・。なのに、あなたも、いちかも・・・、そんなに真っ直ぐ、私を見ないで・・・。」
「ゆかり・・・。」
「やめて・・・。私は・・・、弱くて・・・、辛くて・・・。」
「それから? 見せてよ。」
「ゆかりの気持ち、全部受け止めるから! 隠さないで・・・。」
「あきら・・・。」
同じ頃、ナタ王子の元には、エリシオが来ていました。エリシオは、ナタ王子が作ったスイーツ、そして、王子から、キラキラルを奪いました。
その直後、ゆかりとあきらが到着。あきらは変身しようとしますが、ゆかりは、少し離れた所にパクトを落としてしまったようです。
ゆかりはすぐに拾おうとしますが、エリシオが阻止。という事で、あきらだけが変身して戦う事に。
ショコラは、エリシオの攻撃を防ぎ、反撃に転じますが、すぐに追いやられてしまい、身動きを封じられます。
エリシオは、容赦なくショコラを痛めつけますが、ショコラは諦めません。
「絶対に守る・・・!」
「フッ、なぜ、他人のためにそこまで身を削るんです?」
「好きだから・・・。大好きだから・・・。」
「それ以外に・・・、理由なんて・・・、理由なんて・・・、ない!」
「ショコラ! ショコラ!」
「泣かせてごめん・・・。」
「泣いてなんか・・・。」
直後、エリシオは、「ノワールミロワール」で、怪物を作り出しました。
ちょうどその時、いちか達も駆けつけました。ゆかりはパクトを受け取り、5人は変身します。
まずは、ホイップ、カスタード、ジェラートが攻撃するものの、打ち破られます。
「ショコラ!」
「マカロン!」
マカロンとショコラの連携攻撃でダメージを与えたところで、パルフェがミラクルレインボーで撃退。
その後・・・、
「ごめんなさい・・・。私、コンフェイト公国には行けません。」
「私は・・・、まだ、恋をした事がないから・・・。自分の心がよく分からない・・・。」
「けど・・・、みんなと作ったチョコマカロンに、私のトキメキがあるんです。」
「ゆかりさん・・・。」
「そのトキメキを大切にすれば・・・、いつか・・・。」
「あきら。ゆかりを幸せにして下さいよ。男の約束デース!」
「え!? え? え? ええーっ!?」
「何で、そこは否定してくれないの!?」
そりゃあ、男だと思わせた方が面白いのだから、しょうがない。まあ、今話であれだけ王子様らしさを見せつけちゃったら、女と信じさせるのは難しいと思うぞ?(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「夏だ! 海だ! キラパティ漂流記!」
いちか達は、海へ遊びにやって来ました。
しかし、遊び疲れて寝ている間に、海の上に浮かべていたキラキラパティスリーが流され、無人島に漂着してしまいます。
そこには、なぜかビブリーがいるようで・・・。
エンドカード直前の提供画像
今回のエンドカード
今話放映日であった7月30日は、シエルの誕生日。という事で、今話のエンドカードは、それを祝うものに。
昨日がシエルの誕生日とかマジ? 昨日は、ブログ開設4年半という節目を迎えんだぞ・・・。そんな時に、シエルの誕生日が重なるとは・・・。
単なる偶然とはいえ、シエル派について良かったぜ! スタッフ様最高! プリキュア万歳! よし、これで、また1週間戦える!(笑)
【まとめ】
コンフェイト公国のナタ王子から求婚されたゆかりでしたが、皆と作ったチョコマカロンに込められたトキメキを大切にしたいと、王子の求婚を断りました。
公式のゆかあき推しは異常。そして、あきらは、とことん王子様だった。ゆかりは、やはり魔性の女だった。
今話の感想を簡単に述べろと言われたら、こうですね(笑)。いやー、今回は、濃密なゆかあきタイムが繰り広げられてましたね。あそこまで王子様とお姫様のような描写を展開するとか、ゆかあきファンにとっては至福の一時だったでしょう。
この流れで次回は水着回とか、今話見終えて興奮の絶頂に達した大きな友達は大勢いるでしょうね。次回見終えた時に、ライフ空っぽにならないよう、体調にはしっかり気を付けるんだぞ?(笑)
そして、結果として、ゆかあきファンを一層熱くさせたナタ王子については、とんだヘッポコ王子でしたね。どこか、「プリンセス」のキミマロを思わせます。
直近のプリキュアシリーズでは、「プリンセス」のカナタ、劇場版「ハピネスチャージ」のジーク王子と、男気あふれたイケメン王子が揃っていましたが、あれほどダメダメなのも珍しいですね。ぶっちゃけ、「ネタ」王子に改名してもいいかも。(笑)
まあ、とはいえ、ラストで、ゆかりの幸せをあきらに託したところは評価できますかね。話の作り方によっては、キミマロみたく、自分の考えを改めるシーンがあったのかもしれませんが、ゆかりの気持ちをまったく考えないまま終わるよりはマシでしょう。
濃密なゆかあきタイムの中で、なかなか心地良い笑いをもたらしてくれた良キャラだったと思います。
そんな今回のポイントは「本音」ですかね。16話感想では、「ゆかりは、相手が本音で話していれば本音で、建前で話してくれば建前で返しているように思う」と書きましたが、今話でも、それが表れているように感じました。
ゆかりは、つかみどころがなく、冗談を言う事も多い子ではありますが、本音の対話を望んでいるのでしょう。Aパートでナタ王子に連れられそうになったところをあきらが止めた時は、あきらが本音をぶつけてくれると期待していたでしょう。
しかし、「ゆかりには学校もキラパティもあるし」と見当違いの意見が出て、ゆかりとしては、残念に思ったでしょうね。それは、ゆかりの目線が下に向いた事から見受けられるでしょう。
Bパートのように「大好き」とまでは言わなくても、友達とか仲間とか言ってくれれば、ゆかりとしては嬉しかったでしょうね。「ゆかりには学校もキラパティもあるし」という意見はウソではないものの、本音としては弱く、建前と捉えられても仕方のないところかもしれません。
そして、その仕返しとして、ナタ王子とあきらとの勝負をけしかけ、「王子があきらに勝てたら、私、コンフェイト公国についていくわ」と建前で言ったのだと思いますね。
でも、ゆかりとしては、こんな事は望んでいなかったでしょう。Aパート時点で、自分の口から、行けないと本音を言いたかったと思います。
しかし、やる事なす事何でも完璧にこなし、周りから尊敬の目で見られ続けた事が、それを妨げてしまったのでしょう。
周りから尊敬され続けると、本当は自分は弱い人間だと晒すのって難しいですよね。下手をすると、一転して侮辱の目で見られ、それまで築きあげてきたものが壊れるかもしれませんし。
それならば、本音を隠して、建前で返す事を選び、それまでの関係を保ち続ける方がいいのかもしれません。そして、建前には建前で返す事に慣れたんじゃないかと思いますね。
ですが、人間が弱いのは、紛れもない事実であり、1人だけの力で人生を生き抜く事なんてできやしません。自分は完璧だと建前を通すにも限界があり、どこかで、自分は弱い人間だと本音を晒し、誰かを頼りにする必要はあります。
ゆかりにしたって、それは同じ事。しかし、尊敬の目で見られ続けたとなると、自分の弱さをさらけ出すのは、すごく勇気がいる事です。
だけど、良くない事を良くないとしっかり指摘するあきらだったり、つかみどころのない自分に気さくに接するいちかだったりと、勇気を出させる環境には恵まれてると思いますね。そう考えると、ゆかりは幸せでしょう。
ゆかりは、もう少し、いちか達を頼ってもいいような気がしますね。まあ、今話では、あきらに自分の弱さを出していましたが、今後、ひまり、あおい、シエルとの絡みに期待したいですね。
さて、時が経つのは早いもので、今話で今作の前半が終了となり、次回から後半に突入となります。
後半では、どんな6人の成長劇が拝めるのか? ここ最近の蒸し暑さと忙しさに負けないよう、後半も熱く視聴していきたいと思います。
~ オープニング前 ~
ある日、いちか達は、コンフェイト公国のナタ王子が来日している報道を目にしました。
「コンフェイト公国」は、小国ではあるものの、スイーツ作りが盛んだそうです。
同じ頃・・・、
「マーヴェラス。」
少しして、ゆかりとあきらは、キラキラパティスリーに戻ってきました。2人とも買い出しに行っていましたが、遅くなってしまったようです。
「あきらがいつまでも、女の子達の相手をしてあげるから。本当に優しい王子様ね。」
ほう。それは、ヤキモチかね? キミも、あの女の子達みたく、あきらに構われたいと思っていると考えていいのかな? やれやれ、可愛いお嬢様だ事。(笑)
そして、ペコリン。お前、ゆかりの目の前に寝転がって、なでられるのを待つとか、抜け目ないなあ。ゆかりさん、たまには、何もせず、放置プレイを味わわせてもいいのよ?(笑)
その直後・・・、
「私は、コンフェイト公国のプリンス・ナタ。」
『ええーっ!?』
「どうぞ、私の姫になって下さい。」
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
ナタ王子は、ゆかりを一目見て恋に落ちたとの事。
「ゆかりこそ、私のプリンセスにふさわしいデース!」
「よく言われるわ。」
「マジですか・・・。」
「では、行きましょう。私の国へ。」
「ちょっと待って!」
「ゆかりには学校もキラパティもあるし、王子だって、自分の・・・、」
「なるほど。ゆかりを自分の姫にしたい王子が2人という訳ですね。」
「よろしい。どちらがゆかりにふさわしいか、勝負です!」
「いいわよ。王子があきらに勝てたら、私、コンフェイト公国についていくわ。」
しばらくして・・・、
100メートル走対決をする事に。
しかし、シエルは、ゆかりが行きたいのなら、行かせてあげればいいと異を唱えます。
「だって、大事なのは、ゆかりの気持ちよ。」
「ゆかりさんの・・・、気持ち・・・。」
そういえば、ナタ王子はどこにいるのか? 王子は・・・、
「さあ、勝負デース!」
もちろん、ダメです。
その後も、召使いに瓦割りの代役を任せたりなど、勝負にならず。
少しして、キラキラパティスリーの飾り付け勝負に。
あきらは、折り紙を使って、飾り付けをしていきます。
ナタ王子はどうしたのか? そう気にしていると、轟音が。
「このお店壊して、ゆかりのための城を新築しマース!」
おーい、メディアの皆さーん! 今、激写チャンスですよ! 一国の王子が無許可で建物破壊という犯罪行為をしてるのですから。これは、大スクープ間違いなしですな!(笑)
もちろん、これもダメ。
しばらくして、辺りは暗くなり、ダンス勝負に。
「しっかりエスコートしてね。」
「ダンスなんて、やった事ないんだけど・・・。」
「素敵・・・。」
「まるで、本物の王子様とお姫様のみたいです・・・!」
いちか達の感想を聞いて、ナタ王子は闘志を燃やし、2人のダンスを中断させ、自分と踊ろうと迫ります。
「いきますよ! リフトー!」
しかし、その拍子に、よろけてしまいます。
あきらは、急いで、ゆかりを救出。ナタ王子は、プールに落ちました。
本物の王子様とお姫様を思わせるダンスから一転して、お姫様抱っことか隙がねぇ・・・。まだAパートだというのに、ゆかあきファンを熱くさせ過ぎでしょ。いいぞ、もっとやれ。(笑)
その後、あおいは、リフトは信頼し合っているパートナーでなきゃできないと注意。ナタ王子は、申し訳なかったと、ゆかりに謝ります。
「ゆかり、もうやめない?」
「あら。まだ勝負はついてないわよ。」
「でも・・・。」
「私にもう一度チャンスを下サーイ! 明日、ゆかりのために作ったスイーツをここに持ち寄って、その素敵さで勝負! いいですね?」
「面白いわ。」
「はい! 私、頑張ります!」
少しして・・・、
「ゆかり。本当にまだ続けるの?」
「ええ。」
「それって・・・、コンフェイト公国に行く気があるって事・・・?」
「面白いから、いいじゃない。」
「人の気持ちで遊ぶのは良くない・・・。王子様、確かにズレてるとこはあるけど、一生懸命なんだよ。本当に、ゆかりの事・・・。」
「分かった。もう対決しなくていいわ。私、王子について、コンフェイト公国に行くから。」
「どうして、そうなるの・・・? きちんと・・・、」
「やめて・・・。」
「そんなに真っ直ぐ・・・、私を見ないで・・・。」
「ゆかり・・・。」
~ Bパート ~
翌日、シエルはあきらに、昨夜のゆかりはワガママだったと伝えるよう、言いました。
「ゆかりは、とても繊細な人だから、あんまり強く言ったら、壊れてしまいそうで・・・。」
「言葉できちんと伝えなければならない事もある。どんなに通じ合うと思っていても、心はすれ違ってしまう時がある・・・。」
「シエルちゃん・・・。」
「大好き・・・。言葉にするとシンプルだけど、言われたら心がキラキラする! 素敵な言葉じゃない?」
その後、ナタ王子との対決に向けてスイーツ作り。
「あきらは、作りたくないんでしょ・・・?」
「いや、それは・・・。」
「あきらはね、ゆかりと一緒に作りたいんですって! ね?」
いちかは、チョコとマカロンを合わせたスイーツを考えました。
そして、調理開始。
「ごめん・・・。ありがとう。」
「ごめんなさい・・・。」
「ううん。」
そして、チョコマカロンが出来上がりました。
チョコマカロンは、焼き色をそこまで気にしなくていいため、簡単に作れるそうです。
「でも・・・、それでは完璧とは・・・。」
直後、いちかはゆかりに、あきらと一緒にチョコマカロンをナタ王子に届けるよう言いました。中学生組は、後片付け後に向かうつもりでいます。
「いちかには、いつも驚かされるわ。」
「いちかだけじゃない。あの子達には本当に・・・。」
「ゆかりだって、すごく・・・、」
「みんな、私の事、完璧だと思って近付いてくるの・・・。」
「え・・・?」
「でも、私は全然・・・、完璧なんかじゃない・・・。ジュリオの言う事は当たってた・・・。だから、彼を傷付けた・・・。」
「私は、自分の心が傷付く前に、彼を傷付けて、自分を守った・・・。ガッカリしたでしょ・・・?」
「いつもこうなのよ、私・・・。なのに、あなたも、いちかも・・・、そんなに真っ直ぐ、私を見ないで・・・。」
「ゆかり・・・。」
「やめて・・・。私は・・・、弱くて・・・、辛くて・・・。」
「それから? 見せてよ。」
「ゆかりの気持ち、全部受け止めるから! 隠さないで・・・。」
「あきら・・・。」
同じ頃、ナタ王子の元には、エリシオが来ていました。エリシオは、ナタ王子が作ったスイーツ、そして、王子から、キラキラルを奪いました。
その直後、ゆかりとあきらが到着。あきらは変身しようとしますが、ゆかりは、少し離れた所にパクトを落としてしまったようです。
ゆかりはすぐに拾おうとしますが、エリシオが阻止。という事で、あきらだけが変身して戦う事に。
ショコラは、エリシオの攻撃を防ぎ、反撃に転じますが、すぐに追いやられてしまい、身動きを封じられます。
エリシオは、容赦なくショコラを痛めつけますが、ショコラは諦めません。
「絶対に守る・・・!」
「フッ、なぜ、他人のためにそこまで身を削るんです?」
「好きだから・・・。大好きだから・・・。」
「それ以外に・・・、理由なんて・・・、理由なんて・・・、ない!」
「ショコラ! ショコラ!」
「泣かせてごめん・・・。」
「泣いてなんか・・・。」
直後、エリシオは、「ノワールミロワール」で、怪物を作り出しました。
ちょうどその時、いちか達も駆けつけました。ゆかりはパクトを受け取り、5人は変身します。
まずは、ホイップ、カスタード、ジェラートが攻撃するものの、打ち破られます。
「ショコラ!」
「マカロン!」
マカロンとショコラの連携攻撃でダメージを与えたところで、パルフェがミラクルレインボーで撃退。
その後・・・、
「ごめんなさい・・・。私、コンフェイト公国には行けません。」
「私は・・・、まだ、恋をした事がないから・・・。自分の心がよく分からない・・・。」
「けど・・・、みんなと作ったチョコマカロンに、私のトキメキがあるんです。」
「ゆかりさん・・・。」
「そのトキメキを大切にすれば・・・、いつか・・・。」
「あきら。ゆかりを幸せにして下さいよ。男の約束デース!」
「え!? え? え? ええーっ!?」
「何で、そこは否定してくれないの!?」
そりゃあ、男だと思わせた方が面白いのだから、しょうがない。まあ、今話であれだけ王子様らしさを見せつけちゃったら、女と信じさせるのは難しいと思うぞ?(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「夏だ! 海だ! キラパティ漂流記!」
いちか達は、海へ遊びにやって来ました。
しかし、遊び疲れて寝ている間に、海の上に浮かべていたキラキラパティスリーが流され、無人島に漂着してしまいます。
そこには、なぜかビブリーがいるようで・・・。
エンドカード直前の提供画像
今回のエンドカード
今話放映日であった7月30日は、シエルの誕生日。という事で、今話のエンドカードは、それを祝うものに。
昨日がシエルの誕生日とかマジ? 昨日は、ブログ開設4年半という節目を迎えんだぞ・・・。そんな時に、シエルの誕生日が重なるとは・・・。
単なる偶然とはいえ、シエル派について良かったぜ! スタッフ様最高! プリキュア万歳! よし、これで、また1週間戦える!(笑)
【まとめ】
コンフェイト公国のナタ王子から求婚されたゆかりでしたが、皆と作ったチョコマカロンに込められたトキメキを大切にしたいと、王子の求婚を断りました。
公式のゆかあき推しは異常。そして、あきらは、とことん王子様だった。ゆかりは、やはり魔性の女だった。
今話の感想を簡単に述べろと言われたら、こうですね(笑)。いやー、今回は、濃密なゆかあきタイムが繰り広げられてましたね。あそこまで王子様とお姫様のような描写を展開するとか、ゆかあきファンにとっては至福の一時だったでしょう。
この流れで次回は水着回とか、今話見終えて興奮の絶頂に達した大きな友達は大勢いるでしょうね。次回見終えた時に、ライフ空っぽにならないよう、体調にはしっかり気を付けるんだぞ?(笑)
そして、結果として、ゆかあきファンを一層熱くさせたナタ王子については、とんだヘッポコ王子でしたね。どこか、「プリンセス」のキミマロを思わせます。
直近のプリキュアシリーズでは、「プリンセス」のカナタ、劇場版「ハピネスチャージ」のジーク王子と、男気あふれたイケメン王子が揃っていましたが、あれほどダメダメなのも珍しいですね。ぶっちゃけ、「ネタ」王子に改名してもいいかも。(笑)
まあ、とはいえ、ラストで、ゆかりの幸せをあきらに託したところは評価できますかね。話の作り方によっては、キミマロみたく、自分の考えを改めるシーンがあったのかもしれませんが、ゆかりの気持ちをまったく考えないまま終わるよりはマシでしょう。
濃密なゆかあきタイムの中で、なかなか心地良い笑いをもたらしてくれた良キャラだったと思います。
そんな今回のポイントは「本音」ですかね。16話感想では、「ゆかりは、相手が本音で話していれば本音で、建前で話してくれば建前で返しているように思う」と書きましたが、今話でも、それが表れているように感じました。
ゆかりは、つかみどころがなく、冗談を言う事も多い子ではありますが、本音の対話を望んでいるのでしょう。Aパートでナタ王子に連れられそうになったところをあきらが止めた時は、あきらが本音をぶつけてくれると期待していたでしょう。
しかし、「ゆかりには学校もキラパティもあるし」と見当違いの意見が出て、ゆかりとしては、残念に思ったでしょうね。それは、ゆかりの目線が下に向いた事から見受けられるでしょう。
Bパートのように「大好き」とまでは言わなくても、友達とか仲間とか言ってくれれば、ゆかりとしては嬉しかったでしょうね。「ゆかりには学校もキラパティもあるし」という意見はウソではないものの、本音としては弱く、建前と捉えられても仕方のないところかもしれません。
そして、その仕返しとして、ナタ王子とあきらとの勝負をけしかけ、「王子があきらに勝てたら、私、コンフェイト公国についていくわ」と建前で言ったのだと思いますね。
でも、ゆかりとしては、こんな事は望んでいなかったでしょう。Aパート時点で、自分の口から、行けないと本音を言いたかったと思います。
しかし、やる事なす事何でも完璧にこなし、周りから尊敬の目で見られ続けた事が、それを妨げてしまったのでしょう。
周りから尊敬され続けると、本当は自分は弱い人間だと晒すのって難しいですよね。下手をすると、一転して侮辱の目で見られ、それまで築きあげてきたものが壊れるかもしれませんし。
それならば、本音を隠して、建前で返す事を選び、それまでの関係を保ち続ける方がいいのかもしれません。そして、建前には建前で返す事に慣れたんじゃないかと思いますね。
ですが、人間が弱いのは、紛れもない事実であり、1人だけの力で人生を生き抜く事なんてできやしません。自分は完璧だと建前を通すにも限界があり、どこかで、自分は弱い人間だと本音を晒し、誰かを頼りにする必要はあります。
ゆかりにしたって、それは同じ事。しかし、尊敬の目で見られ続けたとなると、自分の弱さをさらけ出すのは、すごく勇気がいる事です。
だけど、良くない事を良くないとしっかり指摘するあきらだったり、つかみどころのない自分に気さくに接するいちかだったりと、勇気を出させる環境には恵まれてると思いますね。そう考えると、ゆかりは幸せでしょう。
ゆかりは、もう少し、いちか達を頼ってもいいような気がしますね。まあ、今話では、あきらに自分の弱さを出していましたが、今後、ひまり、あおい、シエルとの絡みに期待したいですね。
さて、時が経つのは早いもので、今話で今作の前半が終了となり、次回から後半に突入となります。
後半では、どんな6人の成長劇が拝めるのか? ここ最近の蒸し暑さと忙しさに負けないよう、後半も熱く視聴していきたいと思います。