プリパラ 第４３話感想

　「プリパラ」第４３話「ドリームシアター一番乗り！ クマ！」の感想です。


～ オープニング前 ～
　プリパラでは、ついに「ドリームシアター」が完成しました。その記念イベントとして、お披露目ライブの開催が決定しました。
　「ドリームシアター」が完成した事で、女の子達は盛り上がりますが、５人チームはまだ１組も結成されていません。
　そこで、めが兄ぃは、明日の運動会で勝ったチームがライブを行える案を出します。チーム人数は何人でもＯＫ。
「ただし、あなた達の輝く汗を私に見せて下さる事。それが条件です。」

　この男が「あなた達の輝く汗を私に見せて下さい」なんて言うと、すごく意味深に感じちゃうんですけど。私だけですかね？(笑)

　多くの女の子達が盛り上がる一方、らぁら達６人は喜びの表情はありません。
　運動会には出れますが、チーム再結成はまだですので、優勝してもライブには出られません。クマとウサギを説得できるかどうかが問題です。
　しかし、シオンは、何か考えがあるそうです。


～ Ａパート ～
　それから少しして、みれぃはクマに、賭をすると言います。らぁら、みれぃ、そふぃの３人チームが優勝できたら、再結成の誓いの儀式に立ち会ってもらう、というものです。
　しかし、クマは呪いを怖れて、立ち会う気はありません。それでも、らぁら達の意志は固く、クマの制止を無視して、運動会に出場します。
　シオン、ドロシー、レオナの３人も同じく、運動会の優勝を条件に再結成する事をウサギと約束していました。クマとウサギは、呪いが降りかかる事を怖れ、やつれていました。

　そして、翌日、運動会が開催。らぁら達６人をはじめ、沢山のアイドルが参加しました。
　もちろん、あろまとみかんも。特に、みかんは運動神経には自信があります。あろまは、この大会で優勝して、らぁらをひれ伏せさせようと意気込みます。

　最初の種目は、障害物競走。各チームから、代表者１人が参加します。
　Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅは、シオンとドロシーが、自分が出ると言い合ってもめます。ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥは、らぁらが出る事に。

　そして、競技スタート。Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅは、ドロシーがシオンの動きを無理矢理封じ込めて出場しました。

　

　スタートできていないチームは失格です。

　３８話にも出てきた「禎子＆ｎｅｗ、ｍｅｗ」です。

　君らに勝ち目がないのは、火を見るより明らかなのに、何で出場したんだよ。(笑)

　コースを外れても失格です。

　ななみが、勢いよく高く跳んでいます。

　このジャンプ力、やけに人間離れしでいるような。実は、この子、地球人ではなく、「ピコン星」から来た女の子だったりして。(笑 ＆ 小倉優子の「こりん星」をマネています)

　多くのアイドルが走っている中、みかんは遅れてスタート。少しして、軽やかに跳び箱をクリアします。

　

　その後も、みかんは、平均台も難なくクリアし、驚異の運動神経でトップに立ちます。

　

　次なる障害は、わんこそば。これを一定量平らげる必要があります。

　おい、ちょっと待て。これって、大食い大会じゃなく、運動会だよな？ 基本、大食い大会を放映しているのは、このアニメと同じテレビ東京だけど、良いのか、これ？(笑)

　少しして、ちゃん子が大量のわんこそばを平らげました。

　が、みかんは、それを超える沢山の量を平らげていました。

　そして、そのまま、みかんがゴールテープを切り、この競技は、みかんが制しました。

　次の種目は、リンボー競争。勝ち残った４チームで、争います。ちなみに、残ったチームは、こちら。

　まずは、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅからシオンが挑戦。さっきのお返しで、今度は、ドロシーを木に縛り付けて出場を封じていました。

　シオンは難なくクリアします。

　次は、みかん。華麗な高跳びを披露します。

　

　が、この競技は「跳ぶ」のではなく、「くぐる」ものですので、アウト。
　続いて、ちゃん子が挑戦しますが、くぐれず、失格。

　おい、定子。体型を考えれば、ちゃん子がクリアできないのは分かるだろ。泣いている暇があったら、君が挑戦しろや。(笑)

　最後は、そふぃが驚異の軟体力を見せて、クリアします。

　あー、なんか平常運転に見えて、もはやツッコむ気力が・・・。誰か代わりにツッコんでおいて下さい。(笑)

　ここまでの結果、チーム合計点の１位は、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥとアロマゲドン。次点は、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅ。最下位の定子＆ちゃん子チームは、ここで敗退となりました。
　そして、残り競技はあと１つとなりました。ですが、その前にＣＭ。とくれば、いつものめが兄ぃのイケメンアピール。

　これも平常運転に思えて、ツッコむ気力がないっス。っていうか、めが兄ぃが毎回これでＡパートを締めても許せちゃいます。(笑)


～ Ｂパート ～
　最後の競技は、二人三脚または三人四脚で山登り。チームワークが求められます。
　また、このチームで勝ったチームには、１万点が与えられます。
「何！？ ずるいぞ！」
「悪魔が何言っているぷり。こんなのプリパラの常識ぷり！」

　

　まあ、バラエティー番組の「お約束」と言うのが正しいでしょうけどね。(笑)

「お前達は負けるのだ！ なぜなら、地獄の黒い炎がお前達を包み込むからだ！」
　あろまがそう言った直後、らぁら達３人の元に煙が流れ込んできました。煙の正体は、ネコが魚を焼いたものです。

　

　が、ここはたき火禁止。すぐに、めが姉ぇに消火されます。

　さっきのリンボー競争の方が火事率高かったと思うんだけど、とツッコんだら負けですかね？(笑)

　煙を吸った者は我が術にかかったと自信満々のあろまですが、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人は吸っていませんでした。しかし、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥは、らぁらが吸ってしまいました。
　そんな中、競技スタート。らぁらは、煙を吸った事が影響し、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの３人はスタート直後で転んでしまいます。
　Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人は、かけ声を合わせて、良いチームワークを見せて前進し、先頭に。アロマゲドンは、みかんは元気なものの、あろまは体力がなく、やや出遅れます。

　

　らぁらは、まだ煙で咳き込んでいました。ですが、そふぃが息を大きく吐くようアドバイスすると、気分は良くなり、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの３人は急いて、他２組を追いかけます。

　少しして、ネコは色仕掛けを使って、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの３人を止めるようクマに言います。

　

　うわー・・・、マジで殴りたいわ、このクマ。まあ、私も同じ事をやられたら、そう言われるようなだらしない顔になりそうですけどね。(笑)
　
　そして、クマは、らぁら達の前に出て、制止を求めます。ちょうどその時、そふぃの体力が激減してしまいます。

「そふぃ、身体を私達に預けてぷり！」
「でも・・・。」
「チームで勝つって、そういう事ぷりよ！」
「うん、面倒もみんなで掛け合って！」
「身も心も１つになるぷり！」

　

　そして、らぁら達はクマの制止を無視して、前に進みます。
　その後、あろまがバテバテで転び、アロマゲドンはここでストップ。しかし、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人は遥か前方にいます。
　あまりの勝ち目の薄さに、みれぃやクマは弱気になりますが、そふぃの体力が戻りました。
「諦めない・・・。ライブ・・・、するの！」

　そして、３人は諦めずに前進し、アロマゲドンを抜きます。

　少しして、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの方にも、ウサギの制止が求められましたが、弾き飛ばします。
　しかし、ぶつかった拍子にバランスを崩して、転んでしまいます。ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの３人が近付いてきているのを見て、急いで立ち上がり、前に進みます。

　ゴールが近付いてきました。Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　ＰａｆｅとＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの差は離されているものの、それでも諦めずに頑張るらぁら達に、クマは胸を打たれます。
「分かったクマ！ ミーが呪いを受ければいいんだなクマ！ 全身、ハゲになってやるクマ！ ＯＫ、ＯＫクマ！ 分かったクマ！ 結成式やろうクマ！ ハゲがなんだオイ！ ミーは男ぜよ！」

　

　クマが再結成の儀式に立ち会う気持ちがある事を知ったらぁら達は、元気が出ます。

　しかし、ゴールテープは、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅが先に切ろうとしていました。ですが、ドロシーが、自分がゴールテープを切ると勇んでしまい、バランスを崩してしまいます。
　その隙に、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの３人がゴールテープを切ります。

　そして、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥは再結成されました。

　さらに、再結成された呪いは何もなし。そして、らぁら達３人は、ドリームシアターでのお披露目ライブに臨みます。

　今回のコーデは、３人とも「ドリームハートレースコーデ」。
　ステージに立った３人は、新たなステージに感動します。すぐに、観客の皆にあいさつし、ライブを披露します。
　曲は、「ドリームパレード」。

　

　

　

　メイキングドラマは、「あなたの元へ！ ラブリーフラワーシンデレラ」。

　

　

　

　ライブは大盛り上がりで終わり、らぁら達３人は、「ドリームプリチケ」をゲットします。通常サイズよりもひとまわり大きいです。

　めが兄ぃは、早く５人チームを結成して、本当のドリームシアターライブを見せてほしいと、らぁら達を応援します。

　一方、アロマゲドンは、次のターゲットをシオンとドロシーに定めます。

　今回は、これで終了です。


次回：「イゴ、さらばウサ！？」
　ドリームシアターでの初ライブをＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥにとられ、焦るシオン、ドロシー、レオナ。
　そんな中、あろまとみかんは、シオンとドロシーにチーム勧誘を求めてきます。それがきっかけでシオンとドロシーは大ゲンカに。
　２人は、レオナの仲裁にも聞く耳をもたず、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅは解散の危機に・・・。Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅは、どうなってしまうのか？


【まとめ】
　ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥが再結成され、ドリームシアターでの初ライブを果たしました。

　今回も、「仲間の絆」が大きなテーマだったと思います。ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥが再結成を果たした事で、４０話から続いた「仲間の絆」を描いた話は、今回が総決算だったと考えていいでしょう。
　今回は、「困難に向き合う事」を大きなポイントに、「仲間の絆」を描いていたと思います。その「困難」は、今回の話では、大きく２つあったでしょう。

　その１つ目は、そふぃの体力がない事。今回の運動会では、大きなハンデだったでしょう。
　しかし、らぁらとみれぃは、それを苦とは思わず、そふぃを支えて頑張っていきました。自分達にとってのハンデを切り捨てず、それを受け入れて、前に進む。「一蓮托生」を感じさせる素晴らしさがＢパートにはあったと思います。特に、あろまがバテバテで倒れたのをどうしようもできなかったみかんとは対照的に感じ、らぁら達３人がさらに輝いていたと思います。

　そして、そふぃも、２人の頑張りに応え、自分もこのままではダメだと気力を振り絞って共に頑張りました。
　自分１人だけでは切り抜けられない困難も仲間がいれば頑張れる。この構図は２９話にもあり、今回のそふぃの頑張りは、その回の感動を思い出させる素晴らしいものだったと思います。
　４１話から３話連続で、成長期待度の高いそふぃの成長が見られるなんて、思いもしませんでした。それだけに、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥの再結成は、すごく来るものがありますね。

　さて、「困難」のもう１つは、クマが抱えていた「再結成の呪い」。
　クマはそれを怖れて、再結成に反対していました。しかし、らぁら達には何の被害はなく、自分を捨ててまでも、らぁら達の気持ちを尊重する道があったと思うと、「仲間を信じる強さ」が足りないともとれるんですよね。これは、４０話感想でも書いた事です。
　運動会の優勝は無理でもよく頑張ったとか、もうやめた方がいい、などとクマが言っていたのは、そう思わせるところがあるでしょう。これ以上の頑張りは無理だと見限っているように感じましたね。

　でも、人は基本、利他的にできていますから、他人の頑張りを見ると、自分の事よりもその人のために頑張ろうと思うんですよね。自分が不利益を被ろうと、その道へと進んじゃうものなんでしょう。(「クマは『綿の塊』であって、人間じゃないよな？」といったツッコミはしないで下さいね(笑))
　らぁら達の頑張りに胸を打たれて、呪いを怖れず、再結成を応援できたのは良かったです。やはり、クマは、アイドルの実力や意志を尊重できるところがカッコ良いですよね。２期始まってようやくクマらしいクマを拝む事ができて、満足しています。
　しかも、メイキングドラマでも、なかなか良い見せ場があったと思います。らぁら達３人を目立たせる従者って感じがして、名マネージャーにふさわしい立ち位置だと思いました。
　そういう意味では、今回の「仲間の絆」は、らぁら達３人だけでなく、クマも含まれているでしょうね。そのあたり、Ａパート最初の方で、そふぃが「クマさんもチームなんだよ」と言っていたのも良かったです。

　という事で、ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥは再結成を果たし、次回からは、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人に「仲間の絆」が求められるでしょう。
　ＳｏＬａＭｉ ＳＭＩＬＥは、ケンカする事はそんなにない仲良しチームだっただけに、割と早く再結成を果たせたと思いますが、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人は、結成初期はシオンとドロシーの衝突が目立ち、今回もそれがちょくちょく展開されていただけに、そう上手くはいかないでしょう。さらに、マネージャーのウサギも、チーム結成前は「嫌なヤツ」というイメージが強かっただけに、チームの不和を加速させかねない不安要素なんですよね。
　果たして、Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人は、再結成できるのか？ それとも、アロマゲドンの策略の前に敗れ、解散してしまうのか？ Ｄｒｅｓｓｉｎｇ　Ｐａｆｅの３人はまだライブシーンには１回も出ておらず、早く出てほしい期待も含めて、次回は、シオン、ドロシー、レオナの３人に注目したいと思います。