「プリパラ」第124話「ジュリィとジャニス」の感想です。
~ オープニング前 ~
ウサチャの家で、ノンシュガーの3人全員がスーパーサイリウムコーデをゲットした事が祝われました。この勢いで第4回神アイドルグランプリの優勝をもぎ取ろうと、のん達は意気込みます。
しかし、ジャニスは、神アイドルへの道はそんなに甘いものではないと律します。第4回神アイドルグランプリで優勝するために、これまで以上に努力を重ねて、確実に優勝できる力を1人1人が身に付けるべきだと言いました。
ペッパーには気まま過ぎる事、のんには上手くやる事ばかり考えない事を注意し、ちりにはまだまだできると促します。
「私は、女神の妹・ジャニスに選ばれたアイドル。その誇りと責任は、十分自覚しています! 神アイドルとなるためなら、何でも言う事を聞きますわ!」
そして、神アイドル目指してますます意気込む3人。そんな中、ジャニスは、ジュリィからタクトを奪う事を目論んでいました。
「グランプリ優勝チームには、お姉様からタクトが授けられる。その時こそ、タクトを手に入れる最大のチャンス!」
姉と違ってしっかり者だと自負してるなら、そんな汚いツラ晒すな。こういうのは、ジュルルでお腹いっぱいです。(笑)
オープニング直後の「プリパラしりとり」で、「み」で始まる言葉で来たのは、「水芸」。
最近のノンシュガー推しを考えれば直球ワードですかね。それにしても、水芸の時のちりの顔、ホント、ひでーな。(笑)
次は「い」で始まる言葉ですが、そちらは、次回予告直後。
~ Aパート ~
その頃、らぁら達6人は、ジュルルにあんよの練習をさせていました。
ジュルルの成長に感心するらぁら達。しかし、途中、ジュルルの手がらぁらから離れて、転びそうになります。
しかし、転びそうになるのをこらえて、1人で歩きました。
ジュルルの更なる成長に、らぁら達は拍手喝采。
その後、プリパラTVのレッスン室でも、クマとウサギがジュルルの1人歩きに感心します。
しかし、少しして、ジュルルは再びジュリィに変わりました。
ですが、完全に復活した訳ではないようです。
らぁらは、118話でジュルルに戻る前に何を言おうとしたのかを聞きました。なぜ、ジュリィはアイドルになる事にこだわっているのか?
ジュリィは、その答えを言おうとしますが、何か理由があるのか、忘れたと答えました。直後、ジュリィは、一緒にレッスンをしようと言いました。
その頃、ノンシュガーの3人もウサチャの家でレッスン中。しかし、途中、ジャニスが元の姿に戻りました。
ジュルルがジュリィになった事に合わせて、こうなったようです。ジャニスは、グランプリを待たずしてタクトを手に入れるチャンスだと、ジュリィの元に行こうとします。
のんとペッパーはジャニスの後を追おうとしますが、ジュリィは、のん達にそんな時間はないと、レッスンに集中するよう言います。
しかし、この姿で出て行けば、大騒ぎになります。そこで、ペッパーはある物を出しました。
一方、ジュリィは、らぁら達と一緒にレッスン。
ジュリィのダンス技術の素晴らしさに見とれるらぁら達。しかし、当のジュリィには、そんな自覚はなく、ただレッスンが楽しく感じていました。
その後、ジュリィは、タウンカフェに行ってみたいと言いました。
プリパラタウンに出ると、店に飾られているアイテムに興味津々。
また、近くにいる女の子達に、一緒にカフェに行こうと声をかけました。気付けば大人数の子がジュリィについて行ってました。
一方、ジャニスは、ヤギの着ぐるみを着ていました。
なあ、ジャニス? アンタにはプライドってものがないのかい? そんな着ぐるみを着るくらいだったら、下のようなTシャツを着る方がマシだと思うのですが。
え? 女の子の集う場所に、これはないんじゃないかって? 女児達に分からないギャグが沢山出ているアニメなんだし、別にいいんじゃね?(笑)
このままジュリィの元に行こうとするジャニスですが、すぐにヤギに取り囲まれ・・・、
これが深夜アニメだったら、「やめて! 私に乱暴する気でしょう? エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」に言ってもおかしくない流れですね。(笑)
そして、ヤギは興奮し過ぎや。「ハシビロコウに動物主役の座は譲らせねぇ!」と言わんばかりのすごみを感じます。(笑)
~ Bパート ~
その頃、のんとウサチャは、ジャニスはまたジュリィとケンカするんじゃないかと心配し、家を出ました。ペッパーも後を追います。
ちりは、ジャニスの言いつけを守ってレッスンしようとしますが、すぐにのん達を追いかけました。
プリパラカフェに来たジュリィの元には、沢山の女の子達が集っていました。
ジュリィは、周りの女の子達の名前も特徴も知っています。女の子達は、そんなジュリィに惹かれていきました。
「こんなに沢山アイドルがいるのに、いつのまにかジュリィに目が行ってしまう。」
「これが天性のアイドル・・・。ううん、神アイドルって、こんな感じなのかな・・・。」
「こんなアイドルになりたい・・・。」
ちょうどその時、ジュリィは、ジャニスが2人っきりで話し合おうとしているのを感じました。
そこで、ジュリィは、タクトをらぁらに預けます。らぁらはどうして自分に預けたのかを聞きますが、ジュリィはいなくなっていました。
少しして、ジュリィとジャニスは再会を果たしました。
「やっとお会いできましたね。お姉様。」
「ジャニス・・・。私も会いたかったの・・・。」
その頃、のん達を探しているちりに、ジャニスの声が聞こえてきました。ちりは陰からジュリィとジャニスの会話を聞きます。
ジャニスは、タクトを自分に渡すよう要求し、神アイドルグランプリは自分が司ると言いました。
「ジャニス・・・。いいえ。それはできないわ・・・。」
「なぜですか? お姉様はアイドルになりたいと。ならば、私に女神の座を譲り、ご自分はアイドルでも何でも勝手になってはいかがです?」
「今のあなたにはタクトは渡せない。」
「なぜですの!? もう、お姉様は訳が分からない!」
「理由は・・・、ジャニス。あなたに自分で気付いてほしいの。」
「意味不明です! システムを破綻させるかもしれないんですよ! 今後、神アイドルを作り出す事もできなくなるかもしれないのに!」
「神アイドルは、作り出すものではなくて、女の子達が自らの輝きで勝ち取るものよ。」
「いいえ。私達女神が導いてやらなければ、彼女達は何もできやしないのです。」
「古代からずっと、私達はアイドルを見てきた。アイドルとは、愚かで不完全な存在。放っておけばミスをし、つまらぬ事で悩み、調子に乗って怠け、自ら堕落していく。」
「だからこそ、女神が正しい方向へ導き、管理してやらなければならないのです!」
「愚かな・・・? 私も・・・?」
「さあ。タクトはどこにあるのですか?」
「今は渡せないわ。」
「いいでしょう・・・。ですが、そのうち必ず手にしてみせます。どんな手段を使っても。」
「ジャニス・・・。」
「ジャニスにとって、私は特別なはずですわ・・・。」
その頃、らぁら達はジュリィを懸命に探していました。そんな中、のん、ペッパー、ウサチャとも会います。
直後、ジュリィが戻ってきました。のんは、ジャニスとケンカしたんじゃないかと心配しますが、ジュリィはただお話ししただけだと返します。
らぁらはタクトをジュリィに返します。そして、ジュリィは自分のライブを見てほしいと言い、らぁら達は笑顔で受け入れました。
そして、ジュリィはコーデチェンジ。コーデは、117話と同じく、「エメラルドエデンコーデ」。
曲、メイキングドラマも117話と同じく、「Girl's Fantasy」「星の彼方のコンチェルト」。
今回も大歓声でライブを終えました。
「みんな、ありがとう! 愛してる! あのね! 最後のグランプリ、みんなの参加を待ってるよ!」
「アイドルとは、1人1人違った輝きを持ってるの! あなたも! あなたも! あなたも! あなたも!」
「みんなの輝き、心の目でちゃんと見てるから! みんなで神アイドルになっちゃおー!」
この様子を見ていたジャニスは、神アイドルを何だと思っているのか、と怒りを感じます。
「女神がライブだなんて・・・。ライブだなんて・・・。チャンスは、神アイドルグランプリの優勝ライブ・・・。」
ちょうどその時、ジュリィはジュルルとなり、らぁらのパクトの中へ。ジャニスも赤ちゃんの姿になり、ちりのパクトに戻りました。
ジュルルが無事に戻ってきた事に安心するらぁら。しかし・・・、
「あれ? あたし、赤ちゃんのままでいてほしいのかな? それとも、女神に戻ってほしいのかな?」
その夜、ちりの家で、ジャニスが、自分の言う事をよく聞くよう言いました。
「次の神アイドルグランプリで、必ず優勝するのです。そうすれば、お姉様が女神の姿で降臨し、あなたにタクトを渡すでしょう。その時、タクトがお姉様の手に返る前に私によこすのです。」
「え? ええーっ!?」
「それでタクトは、もう私のもの。お姉様からタクトを奪う方法はこれしかない。」
「そ、そんな・・・。女神のタクトを奪うなんて、そんな事・・・。」
「すべてはプリパラの秩序を守るためなのです。」
「は、はい・・・。でも・・・。」
「これは優秀で賢く、才能豊かなあなたにしかできない役目。確実にやり遂げなさい。この事は、あなたと私だけの秘密。他の誰にも言ってはなりません。いいですね?」
「は、はい・・・。」
今回は、これで終了です。
次回:「レッツ・ライブ! 主役はもちろん君さ!」
雲の上の存在だった女神ジュリィとの距離が縮まり、神アイドルになるという夢は実現可能だと確信したアイドル達は、改めて気合いを入れ直し、練習に励みました。
そして、グランプリの出場権であるスーパーサイリウムコーデをゲットするべく、皆がライブをする事でパラジュクのプリパラは大盛り上がり。どれだけ多くのアイドルがスーパーサイリウムコーデをゲットできるのか!?
「プリパラしりとり」で「い」で始まる言葉は「いもうと」。
こちらも、ノンシュガー推しな最近の流れを汲んでますね。
次回は「と」で始まる言葉。素直に「トリコ」が来ますかね。
【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ジュリィと再び対話したジャニスは、ジュリィからタクトを奪う意欲をますます強め、ちりに第4回神アイドルグランプリで優勝するよう強く言い渡しました。
さて、今回のテーマは「人は愚かで不完全。しかし、だからこそ、面白い」でしょうか。
ジュリィとジャニスの対話は、118話以来で、あの回では「子供」と「大人」の差を感じましたが、今回はその時以上にそれを強く感じました。
と言っても、ジュリィについては、良い意味で「子供」だったと思います。
118話では、赤ちゃんから成長し直してまでアイドルになろうとした事が語られ、身勝手さを感じましたが、今回はそういうのが感じられず、「子供」の純粋さが多く描かれていたと思います。アイドルと仲良く練習したり、可愛いものに興味津々だったり、近くの女の子達の名前や特徴を知っていたりなど、年頃の女の子のように感じられたのは良かったですね。
家庭が裕福であろうとなかろうと、親が偉大であろうとなかろうと、誰もが気軽に仲良くなれる。それが「子供」のあるべき姿であり、「子供の純粋性」に満ちたプリパラであれば、それは容易にできる事です。
そして、ジュリィは、そんな神聖な場所を司る女神。だからこそ、今回のように、「女神」という尊大な身分にもかかわらず沢山の女の子達に気軽に親しく接し、敬われるのは、彼女のなせる技なのかもしれませんね。
さらに、神アイドルは女の子達が自らの輝きで勝ち取るものだと思っていたり、アイドルはそれぞれ違った輝きを持ってると感じているのも、評価できるところだと感じました。
神アイドルは、なりたいと思ってなれるもの。要するに、「夢」ですね。「夢」は、叶えさせてくれるものではなく、自らの力で叶えるものですので(もちろん、他者のかかわりも必要ではありますが)、神アイドルが勝ち取ってなれるものだというのは、理に適っているでしょう。
「子供」なジュリィがそんな高尚な考えを持っているのは、だいぶ感心しました。
また、1人1人違った輝きを持っているというのは、アイドルに限らず、人間全般に当てはまるでしょう。特に、「子供」ほどその輝きは大きいんじゃないかと思います。
「子供」は、周りの環境次第で様々な自分になり得ます。すなわち、多大な可能性を秘めている訳であり、その「多様性」は尊いものです。
そして、「子供の純粋性」に満ちたプリパラなら、誰もが気軽に仲良くなれて、個々の輝きが尊重される。神アイドルになれる可能性だって秘めているのです。
ジュリィがライブ後に、個々の輝きを認め、皆で神アイドルになろうと促したのは、さすが、「子供の純粋性」に満ちたプリパラの女神だな、と感心しました。
その一方で、ジャニスは、悪い意味で「大人」でしょう。118話感想では、秩序を守る事にこだわり過ぎて、「子供の純粋性」を壊しかねない事を危惧していましたが、その懸念はますます強まりました。
ジャニスは、アイドルを愚かで不完全だと捉えていますが、これもアイドルに限らず、人間というのはそんなものなのでしょう。
確かに、人間は弱くてもろいもの。その心の弱さから、殺人に走ったり、麻薬や覚醒剤に手を染める事だってありえます。
それに、「多様性」は素晴らしいものである一方、互いの価値観の違いから論争が起こるのもよくある話です。そう考えると、いっその事、「多様性」を排除して、絶対的なリーダーの元で価値観を一元化した方が良いのかもしれません。
しかし、そんな弱い人間をフォローするのも、また人間です。
心の弱さから悪事をしでかしてしまうと、世間の目は冷たいものですが、そんな者を支える人だっています。そうする事で、人はやり直せますし、強くなっていくのでしょう。
それに、「夢」を叶える過程においても、誰にだって失敗はあります。だけど、それをフォローする者がいれば「夢」への意欲を高め、前へ進む事ができます。「夢」の実現に、他者の存在は必要不可欠と言えるでしょう。
ジャニスの言う通り、人は愚かで不完全。でも、それを人が支える事で、世界を豊かにしていくのですから、人は面白いのだと思いますね。
そう考えると、やはり、個々の輝き、すなわち、「多様性」は大事なのでしょうね。しかし、それが度を超すと、論争が起こりやすくなり、特に団体行動にあたっては、大きな障害になるでしょう。
そうならないためにも、一定のルールを定めるなどして、秩序を守る必要があるのだと思いますが、それが行き過ぎると、「多様性」が排除されて、つまらない世の中になってしまうのでしょう。
特に、「子供の純粋性」に満ちたプリパラでは尚更だと思いますね。あれもダメ、これもダメと、ルールをゴチャゴチャをつけ過ぎると、自由度が激減してしまい、女の子達の輝きが失われかねません。それは、やってはならない事。
ジャニスは、秩序を守る事を主眼に置いて、主役の女の子達をおざなりにしてしまっているのが問題でしょうね。良識ある「大人」であれば、女の子達を楽しませる事を第一に、秩序を守ろうと考えますし。
ジャニスは、そこに気付けるかどうかが大きな課題でしょうね。そして、それは、ジュリィが言っていたように、自ら気付いてほしいもの。
しかし、ジャニスだけでは気付けないでしょう。ジャニスは、しっかり者だと自負しているゆえ、自分の欠点は認めないでしょうし、それに、システム的な存在な彼女もまた、人間同様、不完全でもろいものだと思いますしね。
それに当たって、最も大きく関わりそうなのは、身近にいるちりになりそうですね。
オープニング前ではジャニスに選ばれた事を誇りに、今話ラストでは引っ込み思案な性格から、ジャニスの言う事を聞こうとしていましたが、ジュリィとジャニスの会話から、自分も愚かで不完全じゃないかと思った以上、このまま黙ってる訳にはいかないでしょう。
それに、第4回神アイドルグランプリでジュリィからタクトを奪う事を秘密にするよう言われましたが、それも守る必要はないでしょう。
思えば、前話は、本音を明かし合った事で、チームはまとまり、スーパーサイリウムコーデもゲットしました。それなのに、ここで秘密事を作ってしまっては、のんやペッパーとの溝ができるおそれがあり、せっかくの良い流れが元の木阿弥になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、ジャニスにとっての特別であるという誇りは捨てて、のんやペッパーとの友情を選んだ方が良いと思いますが、ちりはどう行動するのか? また、のんとペッパーは、そんなちりをどう支えるのか? 今後のノンシュガーの3人の輝きに、より一層期待したいと思います。
~ オープニング前 ~
ウサチャの家で、ノンシュガーの3人全員がスーパーサイリウムコーデをゲットした事が祝われました。この勢いで第4回神アイドルグランプリの優勝をもぎ取ろうと、のん達は意気込みます。
しかし、ジャニスは、神アイドルへの道はそんなに甘いものではないと律します。第4回神アイドルグランプリで優勝するために、これまで以上に努力を重ねて、確実に優勝できる力を1人1人が身に付けるべきだと言いました。
ペッパーには気まま過ぎる事、のんには上手くやる事ばかり考えない事を注意し、ちりにはまだまだできると促します。
「私は、女神の妹・ジャニスに選ばれたアイドル。その誇りと責任は、十分自覚しています! 神アイドルとなるためなら、何でも言う事を聞きますわ!」
そして、神アイドル目指してますます意気込む3人。そんな中、ジャニスは、ジュリィからタクトを奪う事を目論んでいました。
「グランプリ優勝チームには、お姉様からタクトが授けられる。その時こそ、タクトを手に入れる最大のチャンス!」
姉と違ってしっかり者だと自負してるなら、そんな汚いツラ晒すな。こういうのは、ジュルルでお腹いっぱいです。(笑)
オープニング直後の「プリパラしりとり」で、「み」で始まる言葉で来たのは、「水芸」。
最近のノンシュガー推しを考えれば直球ワードですかね。それにしても、水芸の時のちりの顔、ホント、ひでーな。(笑)
次は「い」で始まる言葉ですが、そちらは、次回予告直後。
~ Aパート ~
その頃、らぁら達6人は、ジュルルにあんよの練習をさせていました。
ジュルルの成長に感心するらぁら達。しかし、途中、ジュルルの手がらぁらから離れて、転びそうになります。
しかし、転びそうになるのをこらえて、1人で歩きました。
ジュルルの更なる成長に、らぁら達は拍手喝采。
その後、プリパラTVのレッスン室でも、クマとウサギがジュルルの1人歩きに感心します。
しかし、少しして、ジュルルは再びジュリィに変わりました。
ですが、完全に復活した訳ではないようです。
らぁらは、118話でジュルルに戻る前に何を言おうとしたのかを聞きました。なぜ、ジュリィはアイドルになる事にこだわっているのか?
ジュリィは、その答えを言おうとしますが、何か理由があるのか、忘れたと答えました。直後、ジュリィは、一緒にレッスンをしようと言いました。
その頃、ノンシュガーの3人もウサチャの家でレッスン中。しかし、途中、ジャニスが元の姿に戻りました。
ジュルルがジュリィになった事に合わせて、こうなったようです。ジャニスは、グランプリを待たずしてタクトを手に入れるチャンスだと、ジュリィの元に行こうとします。
のんとペッパーはジャニスの後を追おうとしますが、ジュリィは、のん達にそんな時間はないと、レッスンに集中するよう言います。
しかし、この姿で出て行けば、大騒ぎになります。そこで、ペッパーはある物を出しました。
一方、ジュリィは、らぁら達と一緒にレッスン。
ジュリィのダンス技術の素晴らしさに見とれるらぁら達。しかし、当のジュリィには、そんな自覚はなく、ただレッスンが楽しく感じていました。
その後、ジュリィは、タウンカフェに行ってみたいと言いました。
プリパラタウンに出ると、店に飾られているアイテムに興味津々。
また、近くにいる女の子達に、一緒にカフェに行こうと声をかけました。気付けば大人数の子がジュリィについて行ってました。
一方、ジャニスは、ヤギの着ぐるみを着ていました。
なあ、ジャニス? アンタにはプライドってものがないのかい? そんな着ぐるみを着るくらいだったら、下のようなTシャツを着る方がマシだと思うのですが。
え? 女の子の集う場所に、これはないんじゃないかって? 女児達に分からないギャグが沢山出ているアニメなんだし、別にいいんじゃね?(笑)
このままジュリィの元に行こうとするジャニスですが、すぐにヤギに取り囲まれ・・・、
これが深夜アニメだったら、「やめて! 私に乱暴する気でしょう? エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」に言ってもおかしくない流れですね。(笑)
そして、ヤギは興奮し過ぎや。「ハシビロコウに動物主役の座は譲らせねぇ!」と言わんばかりのすごみを感じます。(笑)
~ Bパート ~
その頃、のんとウサチャは、ジャニスはまたジュリィとケンカするんじゃないかと心配し、家を出ました。ペッパーも後を追います。
ちりは、ジャニスの言いつけを守ってレッスンしようとしますが、すぐにのん達を追いかけました。
プリパラカフェに来たジュリィの元には、沢山の女の子達が集っていました。
ジュリィは、周りの女の子達の名前も特徴も知っています。女の子達は、そんなジュリィに惹かれていきました。
「こんなに沢山アイドルがいるのに、いつのまにかジュリィに目が行ってしまう。」
「これが天性のアイドル・・・。ううん、神アイドルって、こんな感じなのかな・・・。」
ちょうどその時、ジュリィは、ジャニスが2人っきりで話し合おうとしているのを感じました。
そこで、ジュリィは、タクトをらぁらに預けます。らぁらはどうして自分に預けたのかを聞きますが、ジュリィはいなくなっていました。
少しして、ジュリィとジャニスは再会を果たしました。
「やっとお会いできましたね。お姉様。」
「ジャニス・・・。私も会いたかったの・・・。」
ジャニスは、タクトを自分に渡すよう要求し、神アイドルグランプリは自分が司ると言いました。
「ジャニス・・・。いいえ。それはできないわ・・・。」
「なぜですか? お姉様はアイドルになりたいと。ならば、私に女神の座を譲り、ご自分はアイドルでも何でも勝手になってはいかがです?」
「今のあなたにはタクトは渡せない。」
「なぜですの!? もう、お姉様は訳が分からない!」
「理由は・・・、ジャニス。あなたに自分で気付いてほしいの。」
「意味不明です! システムを破綻させるかもしれないんですよ! 今後、神アイドルを作り出す事もできなくなるかもしれないのに!」
「神アイドルは、作り出すものではなくて、女の子達が自らの輝きで勝ち取るものよ。」
「だからこそ、女神が正しい方向へ導き、管理してやらなければならないのです!」
「愚かな・・・? 私も・・・?」
「さあ。タクトはどこにあるのですか?」
「今は渡せないわ。」
「ジャニス・・・。」
「ジャニスにとって、私は特別なはずですわ・・・。」
その頃、らぁら達はジュリィを懸命に探していました。そんな中、のん、ペッパー、ウサチャとも会います。
直後、ジュリィが戻ってきました。のんは、ジャニスとケンカしたんじゃないかと心配しますが、ジュリィはただお話ししただけだと返します。
らぁらはタクトをジュリィに返します。そして、ジュリィは自分のライブを見てほしいと言い、らぁら達は笑顔で受け入れました。
そして、ジュリィはコーデチェンジ。コーデは、117話と同じく、「エメラルドエデンコーデ」。
曲、メイキングドラマも117話と同じく、「Girl's Fantasy」「星の彼方のコンチェルト」。
今回も大歓声でライブを終えました。
「みんな、ありがとう! 愛してる! あのね! 最後のグランプリ、みんなの参加を待ってるよ!」
「アイドルとは、1人1人違った輝きを持ってるの! あなたも! あなたも! あなたも! あなたも!」
「みんなの輝き、心の目でちゃんと見てるから! みんなで神アイドルになっちゃおー!」
この様子を見ていたジャニスは、神アイドルを何だと思っているのか、と怒りを感じます。
「女神がライブだなんて・・・。ライブだなんて・・・。チャンスは、神アイドルグランプリの優勝ライブ・・・。」
ちょうどその時、ジュリィはジュルルとなり、らぁらのパクトの中へ。ジャニスも赤ちゃんの姿になり、ちりのパクトに戻りました。
ジュルルが無事に戻ってきた事に安心するらぁら。しかし・・・、
「あれ? あたし、赤ちゃんのままでいてほしいのかな? それとも、女神に戻ってほしいのかな?」
その夜、ちりの家で、ジャニスが、自分の言う事をよく聞くよう言いました。
「次の神アイドルグランプリで、必ず優勝するのです。そうすれば、お姉様が女神の姿で降臨し、あなたにタクトを渡すでしょう。その時、タクトがお姉様の手に返る前に私によこすのです。」
「え? ええーっ!?」
「そ、そんな・・・。女神のタクトを奪うなんて、そんな事・・・。」
「すべてはプリパラの秩序を守るためなのです。」
「は、はい・・・。でも・・・。」
「これは優秀で賢く、才能豊かなあなたにしかできない役目。確実にやり遂げなさい。この事は、あなたと私だけの秘密。他の誰にも言ってはなりません。いいですね?」
今回は、これで終了です。
次回:「レッツ・ライブ! 主役はもちろん君さ!」
雲の上の存在だった女神ジュリィとの距離が縮まり、神アイドルになるという夢は実現可能だと確信したアイドル達は、改めて気合いを入れ直し、練習に励みました。
そして、グランプリの出場権であるスーパーサイリウムコーデをゲットするべく、皆がライブをする事でパラジュクのプリパラは大盛り上がり。どれだけ多くのアイドルがスーパーサイリウムコーデをゲットできるのか!?
「プリパラしりとり」で「い」で始まる言葉は「いもうと」。
こちらも、ノンシュガー推しな最近の流れを汲んでますね。
次回は「と」で始まる言葉。素直に「トリコ」が来ますかね。
【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ジュリィと再び対話したジャニスは、ジュリィからタクトを奪う意欲をますます強め、ちりに第4回神アイドルグランプリで優勝するよう強く言い渡しました。
さて、今回のテーマは「人は愚かで不完全。しかし、だからこそ、面白い」でしょうか。
ジュリィとジャニスの対話は、118話以来で、あの回では「子供」と「大人」の差を感じましたが、今回はその時以上にそれを強く感じました。
と言っても、ジュリィについては、良い意味で「子供」だったと思います。
118話では、赤ちゃんから成長し直してまでアイドルになろうとした事が語られ、身勝手さを感じましたが、今回はそういうのが感じられず、「子供」の純粋さが多く描かれていたと思います。アイドルと仲良く練習したり、可愛いものに興味津々だったり、近くの女の子達の名前や特徴を知っていたりなど、年頃の女の子のように感じられたのは良かったですね。
家庭が裕福であろうとなかろうと、親が偉大であろうとなかろうと、誰もが気軽に仲良くなれる。それが「子供」のあるべき姿であり、「子供の純粋性」に満ちたプリパラであれば、それは容易にできる事です。
そして、ジュリィは、そんな神聖な場所を司る女神。だからこそ、今回のように、「女神」という尊大な身分にもかかわらず沢山の女の子達に気軽に親しく接し、敬われるのは、彼女のなせる技なのかもしれませんね。
さらに、神アイドルは女の子達が自らの輝きで勝ち取るものだと思っていたり、アイドルはそれぞれ違った輝きを持ってると感じているのも、評価できるところだと感じました。
神アイドルは、なりたいと思ってなれるもの。要するに、「夢」ですね。「夢」は、叶えさせてくれるものではなく、自らの力で叶えるものですので(もちろん、他者のかかわりも必要ではありますが)、神アイドルが勝ち取ってなれるものだというのは、理に適っているでしょう。
「子供」なジュリィがそんな高尚な考えを持っているのは、だいぶ感心しました。
また、1人1人違った輝きを持っているというのは、アイドルに限らず、人間全般に当てはまるでしょう。特に、「子供」ほどその輝きは大きいんじゃないかと思います。
「子供」は、周りの環境次第で様々な自分になり得ます。すなわち、多大な可能性を秘めている訳であり、その「多様性」は尊いものです。
そして、「子供の純粋性」に満ちたプリパラなら、誰もが気軽に仲良くなれて、個々の輝きが尊重される。神アイドルになれる可能性だって秘めているのです。
ジュリィがライブ後に、個々の輝きを認め、皆で神アイドルになろうと促したのは、さすが、「子供の純粋性」に満ちたプリパラの女神だな、と感心しました。
その一方で、ジャニスは、悪い意味で「大人」でしょう。118話感想では、秩序を守る事にこだわり過ぎて、「子供の純粋性」を壊しかねない事を危惧していましたが、その懸念はますます強まりました。
ジャニスは、アイドルを愚かで不完全だと捉えていますが、これもアイドルに限らず、人間というのはそんなものなのでしょう。
確かに、人間は弱くてもろいもの。その心の弱さから、殺人に走ったり、麻薬や覚醒剤に手を染める事だってありえます。
それに、「多様性」は素晴らしいものである一方、互いの価値観の違いから論争が起こるのもよくある話です。そう考えると、いっその事、「多様性」を排除して、絶対的なリーダーの元で価値観を一元化した方が良いのかもしれません。
しかし、そんな弱い人間をフォローするのも、また人間です。
心の弱さから悪事をしでかしてしまうと、世間の目は冷たいものですが、そんな者を支える人だっています。そうする事で、人はやり直せますし、強くなっていくのでしょう。
それに、「夢」を叶える過程においても、誰にだって失敗はあります。だけど、それをフォローする者がいれば「夢」への意欲を高め、前へ進む事ができます。「夢」の実現に、他者の存在は必要不可欠と言えるでしょう。
ジャニスの言う通り、人は愚かで不完全。でも、それを人が支える事で、世界を豊かにしていくのですから、人は面白いのだと思いますね。
そう考えると、やはり、個々の輝き、すなわち、「多様性」は大事なのでしょうね。しかし、それが度を超すと、論争が起こりやすくなり、特に団体行動にあたっては、大きな障害になるでしょう。
そうならないためにも、一定のルールを定めるなどして、秩序を守る必要があるのだと思いますが、それが行き過ぎると、「多様性」が排除されて、つまらない世の中になってしまうのでしょう。
特に、「子供の純粋性」に満ちたプリパラでは尚更だと思いますね。あれもダメ、これもダメと、ルールをゴチャゴチャをつけ過ぎると、自由度が激減してしまい、女の子達の輝きが失われかねません。それは、やってはならない事。
ジャニスは、秩序を守る事を主眼に置いて、主役の女の子達をおざなりにしてしまっているのが問題でしょうね。良識ある「大人」であれば、女の子達を楽しませる事を第一に、秩序を守ろうと考えますし。
ジャニスは、そこに気付けるかどうかが大きな課題でしょうね。そして、それは、ジュリィが言っていたように、自ら気付いてほしいもの。
しかし、ジャニスだけでは気付けないでしょう。ジャニスは、しっかり者だと自負しているゆえ、自分の欠点は認めないでしょうし、それに、システム的な存在な彼女もまた、人間同様、不完全でもろいものだと思いますしね。
それに当たって、最も大きく関わりそうなのは、身近にいるちりになりそうですね。
オープニング前ではジャニスに選ばれた事を誇りに、今話ラストでは引っ込み思案な性格から、ジャニスの言う事を聞こうとしていましたが、ジュリィとジャニスの会話から、自分も愚かで不完全じゃないかと思った以上、このまま黙ってる訳にはいかないでしょう。
それに、第4回神アイドルグランプリでジュリィからタクトを奪う事を秘密にするよう言われましたが、それも守る必要はないでしょう。
思えば、前話は、本音を明かし合った事で、チームはまとまり、スーパーサイリウムコーデもゲットしました。それなのに、ここで秘密事を作ってしまっては、のんやペッパーとの溝ができるおそれがあり、せっかくの良い流れが元の木阿弥になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、ジャニスにとっての特別であるという誇りは捨てて、のんやペッパーとの友情を選んだ方が良いと思いますが、ちりはどう行動するのか? また、のんとペッパーは、そんなちりをどう支えるのか? 今後のノンシュガーの3人の輝きに、より一層期待したいと思います。
今回もコメント、ありがとうございます!
>ジャニスが着たヤギの着ぐるみはどこで調達したんでしょう?
今年春の劇場版のふわりのおじいさんや、97話のそふぃの父もヤギの着ぐるみを着てたと思うと、ジョーク商品として普通に出回ってるんじゃないのでしょうか。(笑)
>今後ちり様がどうやって、ジャニスに反旗を翻すかが見物ですね
そうですね。第4回神アイドルグランプリで優勝したけど、ジャニスにタクトを渡さず、のん達と神チャレンジライブをするという展開が来るんじゃないかと思います。
ただ、3期終了まで3か月以上も残っているとなると、それで終了とはならず、ジャニスがタクトを奪うために、また何かやりそうな気がしますね。何にせよ、今後のちりとジャニスの両者の行動に目が離せないものです。
>余談ですが、今回は2期をやたら引き合いに出してきたのが気になります
ジュリィのジャンプについては、これまで多く「天才」と言われてきたそふぃよりも「天才」だと思わせるには十分だったでしょう。それに加えて、Aパート後半以降の沢山の女の子達との親しみやすさも神アイドルになるための大事な要素である、と思わせる良い合わせ技にもなっていたと思います。
ジャニスの会話時については、視聴者にジャニスに対する敵愾心を植え付けさせるためだったのかな、と私は感じています。
該当シーンは、ガァルルが初ライブで転んだところ、プリパラがセレパラに変わった後にみれぃがアイドルをやめたところ、そふぃの10連続ライブの途中で力尽きたところでしたが、いずれもその後が素晴らしかったですよね。ガァルルは最後までライブをやり遂げましたし、みれぃもそんなガァルルの頑張りからアイドル活動を復帰し、その後精一杯努力して最後のアイドルドリームグランプリ出場権を手にし、優勝しました。そふぃについても、あれで終わらず、応援してくれたファンのためにライブをやりました。
そんなアイドル達の頑張りを「堕落」とか「愚か」で片付けられたんじゃ、たまったもんじゃないですよね。ジュリィが、タクトを渡したくないのも分かる気がします。
ジャニスが着たヤギの着ぐるみはどこで調達したんでしょう?ペッパーにどこから取ってきたのか物凄く問いつめたい気分です。ツッコミの「エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」が凄くツボにきました。確かに、3期入ってからのヤギは動物ポジをハシビロコウに喰われかけてるもんな…。あとクラゲも喰われてるよーな…。
それと今回のヒットは、シオンさんの「父としても嬉しい限りだ」。とうとう自認してしまったのか。
今回は予想より話が動いて驚きました。
ここからは、私が個人的に感じたストーリーの考察です。
ジュリィは良くも悪くも純粋なんだと思います。だけど「見守る存在」としての女神の務めは果たしてる。一方ジャニスはルールだ決まりだと凝り固まり過ぎて、おっしゃられていた通りプリパラ民の自由を奪う危険がある。ジャニスのラスボス感がかなり出てきた気がします。
ジャニスを全面的に信用していたちり様ですが、これは「大人達の言うことは全て正しい」と子供が思い込むことに通じるものがある気がします。小学生ぐらいって、まだ親や先生を一人の人間として見きれてない気がするんです。間違ったことをしてても「それはおかしい」と感じにくいような。現に自分もそうだったので。今後ちり様がどうやって、ジャニスに反旗を翻すかが見物ですね。ここでまたノンシュガーの絆が試されるのかな。神アイドルグランプリで優勝しかけたところにタクト絡みのアクシデント…とか、ありえそうです。
余談ですが、今回は2期をやたら引き合いに出してきたのが気になります。ジュリィのジャンプしかり(2期のそふぃ様がみれぃより高く飛ぶカット)、ジャニスの「放っておけばミスをし…」のくだりしかり。アイドルを一つの枠に押し込もうとしているジャニスを、何らかの形で2期と対比させるつもりなのか。考えさせられます。
ちょっと今回は考察してしまいました。次回もブログ楽しみにしております。
…ところで、次回サブタイの「主役はもちろん君さ」はオムオムライスに引っ掛けてる、と考えて間違いないんでしょうか!?まあ関係ないんだろうけど!!予告映像の時点で凄くカオスな予感です。
それではー。