「緊縛」とは、委譲と受託から成り立つ行為です。また、相手の抵抗する精神力まで奪い、絶対服従さぜると得ない状況を作り出すゼロサム的行為です。緊縛で縛られた側は、確かに身体の自由が奪われます。しかし、それによって精神面(心)は逆に解放され、自遊感が漂います。普段なら照れくさて拒否している行為でも、受け入れざる得ない状況になります。縛る側と縛られる側に相互の信頼関係が根底にあるからこそ、特殊な状況下であっても、性的興奮を高めて行く事が可能なのです。そして、緊縛を含めたSM行為というのは、人間だけが行える高度なコミュニケーション術です。哺乳類であれば必ず性行為はします。でも SM行為が出来るのは人間だけです。Sさんより
セルビア文学の大御所=ゴラン・スクローボニャの作品を翻訳した夏井徹明さんがミュージアム図書コーナーへ寄贈してくれました。女スパイやマタ・ハリのシーンが魅力的です。前編と一緒に展示しておきますので皆さんも読んでみてね!日本発上陸の翻訳作品です。夏井さん、ありがとうございました。~前編は後編ほどにはエッチな描写はありませんが、2章の回想シーンで、アンカが義父に処女を奪われたこと。第5章の長い航海のシーンの中で、初恋のガンマンとのSEXや、アンカの性のめざめが描かれています。後編の第10章に、主人公の女スパイ、アンカ・ツキチに対して、マタ・ハリが性で男を篭絡する技を伝授するシーンがあります。原作者は日本を含む世界中の性具に詳しく(特に20世紀初頭の退廃的時代の)日本の「りんの玉」もそのままセルビア語化された語彙を使って出てきます。~