(写真は「ほう葉寿司」)
大井宿は、「六つの枡形(ますがた)」で有名な宿場町です。
「枡形」は、宿場町の特徴とされていますが、全ての宿場町に
ある訳ではなく、また、あっても1~2か所です。
しかし、大井宿の枡形は、6か所もあり、しかも、全てが
美しい直角を描いています。
本格的な枡形は、通常は城下町に築かれるものなので、幕府が
大井に城を築こうとしていた、とする説もあるくらいです。
大井宿に入ると、直ぐに、下の写真の「南無阿弥陀仏の碑」があります。
これは、江戸時代に、旅の途中の大井宿で亡くなった母親の
菩提を弔うため、その家族が建てたのだそうです。
母親が亡くなった際の大井宿の人達の心遣いに感謝し、故郷の
武蔵国からわざわざ石工を派遣して建造しました。
中山道は、下り坂になり、右側に写真の「高札場」があります。
高札場を過ぎると「枡形」になり、直角に左折して、すぐに
直角に右折すると、左手に下の写真の「大井宿本陣跡」があります。
本陣は門のみが現存します。
本陣跡を右折すると、写真の「中山道ひしや資料館」(古山家)です。(200円)
古山家は、代々、大井宿の庄屋を勤め、酒造業を兼ねた商家でした。
入ると、玄関から裏へ通り抜ける広い土間で、裏の蔵は、
展示室になっています。
ボランティアのおじさんが、一部屋づつ丁寧に説明してくれます。
その説明のよると、お通しする客の層に応じて、表座敷、
中座敷、奥座敷と、欄間や襖が異なり、順に高級な造りに
なっているそうです。
資料館を出ると、右手に、下の写真の「明治天皇行在所(あん
ざいしょ)」(当時は伊藤家)があり、明治13年に、明治
天皇がここに泊まられたそうです。
街道沿いに進むと、阿木川に掛かる大井橋に出ました。
大井橋の欄干には、写真の浮世絵が描かれています。
大井橋を渡って、しばらく歩くと、右手にJR恵那駅です。
この地方の名物「ほう葉寿司」の駅弁を食べながら、恵那駅
から名古屋経由で新横浜に帰ります。
次回は、恵那駅から大湫宿へ向けて歩きます。
ps.
次は、大井宿から大湫宿へ向かいますが、ようやく長雨、
集中豪雨、台風が終わったと思ったら、いきなりの猛暑です。
この猛暑の中、毎日、7~8時間も歩いたら熱中症になる
こと、間違いありません・・・
中山道歩きで熱中症で倒れても誰も同情してくれませんので、
秋になって、少し涼しくなるまで、中山道一人歩き旅は、
暫くの間、お休みさせて頂きます。
その間は、近場のウォーキング情報をお届けしますので、
引き続き、このブログ「ウォーク更家の散歩」
(http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie)をお楽しみ下さい。
また、中山道の日本橋から大井までを、下記のホーム
ページにまとめました。
⇒「中山道を歩く(完全踏破の一人旅)」
(http://www7b.biglobe.ne.jp/~akamine/)
更に、「東海道五十三次踏破」の下記ホームページの内容も
追加・リニューアルしました。
⇒「東海道五十三次を歩く・完全踏破の一人旅」
(http://www.minedayo.com/)
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