ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

散歩の寄り道  (その29:寄席:初笑い)2015.1.4


(写真は「横浜にぎわい座」)

ウォーキングの後に、「寄席」に寄って帰る
というのはいかが?

前回は、ウォーキングの後に、地元の「三吉
演芸場(大衆演劇)」(2014/9)に立ち寄り
ましたが、今回は地元の「横浜にぎわい座」
(寄席)に立ち寄ります。

寄席というと、東京の末広亭などを思い浮かべる
方が多いと思いますが、実は、横浜にも常設の
寄席「にぎわい座」があります。
「にぎわい座」は、10年前に出来た日本初の
”市立”の大衆芸能専門施設で、桂歌丸が
館長を務めます。
毎月1~7日の昼間(2時開演)に開催される寄席
公演「有名会」は、日本で唯一の落語協会と
落語芸術協会による合同公演です。

桜木町駅から徒歩3分と交通至便で、地下道の
野毛近道を通って南1番出口を出て、大きな
通りを進むと、すぐに右手のビルに「横浜
にぎわい座」の入口があります。

「横浜にぎわい座」の前のこの大きな通りを少し
進むと、居酒屋街で有名な「野毛本通り」と
交差します。
開演までだいぶ時間があったので、野毛の居酒屋
街などをブラブラします。



野毛周辺を散歩しているうちに、お昼過ぎに
なったので、先ず「にぎわい座」と同じビルの
「ふぐ料理店:ふぐよし」で腹ごしらえします。

「ふぐ三昧コース(3,000円)」を注文します。

フグ刺しをツマミに、お昼から、ひれ酒を飲みます。

幸せ~!

焼きふぐ、フグから揚げ、フグ鍋と次々に料理が
出てくるので、ついつい「つぎ酒」を注文して
しまい、落語を聞く前から良い気分になって
しまいました・・・








(「にぎわい座」の座席では、飲食自由なので、
私の様に事前の腹ごしらえをしなくても、
途中で弁当を買うか、ホールの売店で弁当
を買ってから、飲み食いしながら
 落語を楽しむことも出来ますよ。)

にぎわい座の入口には、写真の様なノボリと
出演者の一覧が掲げられており、雰囲気を
盛り上げています。



ビルの大きな階段をあがったらすぐカウンターが
あるので、ここでチケットを買います。
(3,000円)

観客席は、写真の様に真新しい感じで綺麗です。
食べ物、グッズ販売の売店もあります。
観客はやはり中高年が多いですが、若い人も結構います。
高座との距離が近いので、話に引き込まれる
一体感が楽しめます。
落語の間に、奇術や漫才もあります。

漫才の途中で、いきなり高座から、私の出身を
聞かれたので「熊本」と答えると、漫才の話題
が馬刺しになって、会場が盛り上がります。
話しの途中に客がトイレから席に戻ったのを、
高座からからかったりと、和やかな雰囲気です。
出し物は、柳家花緑の「松竹梅」、桂文治の
「源平盛衰記-木曾義仲」、東京太ゆめ子の漫才、
松旭斎美智美登の奇術などです。


柳家花緑の「松竹梅」は、
伊勢屋のお嬢さんの婚礼に呼ばれた松さん、
竹さん、梅さんが、三人で順番に、
 ”なった、なった、蛇になった。当家の婿殿が
蛇になった。”
 ”何の蛇になられた。”
 ”長者になられた。”
と言うべきところを間違えて ”大蛇に
なられた。”
と言ってしまうという有名な噺です。


また、桂文治の「源平盛衰記:木曾義仲」は、
”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり”から
始まる有名な物語ですが、あちこちで噺が
脱線して、本筋の源平盛衰記のストーリーは
ほとんど進まず、脱線話に会場が次々に大爆笑
に包まれるうちに、タイムオーバー、時間切れ
となります。

帰りに、2階の寄席の展示場に立ち寄ってみます。
色紙などの展示の他に、湯呑、手拭などの
オリジナルグッズの販売もしています。


横浜にぎわい座は、ふらっと立ち寄れる雰囲気
なので、気軽に立ち寄ってみることをお勧め
します。

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コメント一覧

更家
情報ありがとうございます
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
みなりんさん、情報ありがとうございます。

そうか!「平家物語」の異本が「源平盛衰記」だったんだ。

そして、源氏側から書いたという違いがある訳ですね。

なるほど、納得しました!
みなりん
平家物語の異本が源平盛衰気
http://blog.goo.ne.jp/greenblue7778
こんばんは、更家さん。

私も今、調べて知ったことですが、「平家物語」の異本が「源平盛衰記」で、改編・改修されています。

「源平盛衰記」は源氏側から見て描かれています。

内容は同じなので、出だしは同じく冒頭句になっているのでしょう。

更家
TVの一発芸人
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そう、お昼から、ひれ酒にふぐ三昧で、そのあと初笑いと、幸せな一日でした。

やはり、寄席は、TVの一発芸人と違って、じっくりと味わえますよね。
Komoyo Mikomoti
落語
http://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
お昼から、ふぐとは、リッチですね!

寄席には行ったことないのですが、
先日、プロの落語を生で聞く機会がありました。
無名の人ですが、TVの一発芸人と違うなあと思いました。
更家
本当の芸人
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうですよね、テレビのお笑い番組は、一発芸しか無い、吉本のぽっと出の若者ばかりで飽きてしまいます。
やはり、時間をかけて話術を習得した落語家の噺を、じっくりと時間をかけて聴きたいです。
更家
祇園精舎の鐘の声
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
hide-sanに言われて初めて気が付きました。
そう言えば、平家物語も源平盛衰記も”祇園精舎の鐘の声”で始まりますね。
何故でしょうね、この2冊はどういう関係があるんでしょうねえ、う~ん?・・・
よっちん
http://blog.goo.ne.jp/harigatake1961
テレビのお笑い番組は
くだらないトークばかり。

たまに演芸番組があっても
限られた時間でしか漫才をさせてもらえない。

本当の「芸人」を見たいのなら
舞台を見に行くべきですよね。
hide-san
祇園精舎
http://blog.goo.ne.jp/hidebach
源平盛衰記は読んだことがありませんが、
「祇園精舎の鐘の声」は平家物語だとばかり思っていました。
源平盛衰記にもあるのですね。
更家
海外での里見八犬伝
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
海外では、以前から映画・里見八犬伝の英語版DVD「Legend of the Eight Samurai (1984) 」や、
アニメ「THE八犬伝」(英語音声)を通じて「南総里見八犬伝」が知られていたらしいです。

でも、現在では、「ドラゴンボール」の初期ストーリーが「南総里見八犬伝」を下敷きにしている事で有名らしいです。
みなりん
古典芸能はいいですね
http://blog.goo.ne.jp/greenblue7778
おはようございます。

落語は、寄席に学生時代に行ったきりですが、家ではCDを聴くことがあります。
楽しい雰囲気が伝わってきました。

ところで海外で「里見八犬伝」」が人気の理由は何でしょうか?教えていただけますか?

寒い日が続きます。
どうか風邪にはご注意ください。
更家
初笑いは浅草
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうでしたか、iinaさんは、初笑いは浅草でしたか。
さすがですね。
柳家花緑も好きなんですね。
弁当とビール・お酒を抱えて席に着くとは、常連さんですね。

"錨を沈めて"⇒"怒りを鎮めて"、上手い!
iina
寄席と寄せ鍋
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/df2c93519100e6ddd7b27bb2c04141ff
柳家花緑を見ないと思ったら、「横浜にぎわい座」で演ってましたか。
いやいや、iinaは初席を浅草で聴いていたものですから、ちょっと気にしてました。^^ きょうに、その模様をアップしました。

寄席の前に、ふぐ三昧で腹ごしらえとは好いです。iinaも浅草なのでどじょう三昧したかったですが、9日で初寄席ですし
小三治が出るので、席が埋まる恐れがあるので、弁当とにお酒を抱えて木戸をくぐりました。

>”なんて頭の悪いコンピューターなんだ!”、”もっとキチンと考えて変換しろ、変換した結果はチェックしろ!”
現代に、「鳥引き裂きに」行く輩はいないですから、お怒りはごもっともです。・・・ですが、これらの誤変換は無意識に出る
ものと、話題つくりに無理矢理 考え出しているケースもありますから、「錨を沈めて」いえいえ「怒りを鎮めて」ください。

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