ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

熊本城(天守復元後) 2021.11.14

(写真は、復元した熊本城の天守)

 

先月中旬に、2年振りに、母の介護のために、

故郷の熊本に10日ほど帰省して来ました。

 

2016年の熊本地震で被災した熊本城の天守の修復

が完了し、一般公開されているということなので

立ち寄ってみました。  

 

次頁の写真の「長塀」も綺麗に復元していました。

 

電車通りから見える目立つ場所の復元なので

嬉しいです。

 

上の写真は「宇土櫓(うとやぐら)」です。

外観は3層ですが、内部は5階に地下を有して

います。

この宇土櫓は、約400年前の築城当時から唯一

そのまま残る建物で、国重要文化財です。

熊本地震で壁や内部は破損したものの、外観は

そのまま残っています。

来年秋から解体復旧工事に入るそうです。

上の写真の左が宇土櫓で、その横の奥が小天守と

大天守です。

券売所で、天守とわくわく座との2館共通入園券

(850円)を買って、矢印の案内に従って天守へ

向かいます。

 

 

青空を背景にそびえ立つ天守を見上げると、

やはり熊本市民にとっては、天守は”復興の

シンボル”、との思いがこみ上げてきて胸が

熱くなります。

上の写真は、天守内部への入り口です。

中に入ると、小天守の地階に位置する「穴蔵」に

なっています。

 

 

現在も、前頁の写真の様に、当時の深い「井戸」

がそのまま残っており、井戸の背後には、新たに

設置された制震ダンパーが見えます。

 

天守の内部は、1階が加藤清正時代、2階が細川氏

の時代、そして3・4階は近代の映像や資料を展示

しています。

近代の映像や資料では、地震の被災状況や復興の

様子も映写されています。

被災前の天守にも色々と展示されていましたが、

今回の復元を機に、以下の写真の様に、歴史解説

の映像など、新しい手法を使った分かり易い展示

にリニューアルされていました。

 

 

上の写真は、天守復元のための「復興城主」の

募金に応募した人々の「デジタル芳名板」です。

 

被災時に5万円を寄付したので私の名前も「復興

城主」にあります。

高齢化社会に対応して、入り口から最上階まで

各階をつなぐ「エレベーター」も新たに設置

されました。

 

 

 

大天守の最上階に当たる6階部分からは熊本市の

街並みを一望出来ます。

 

間近に観察出来る瓦は、軽量化しつつも、形は

正確に再現しているそうです。

 

天守を出て、場内を散策します。

次頁の写真は、復元された「未申櫓」(ひつじ

さる やぐら)です。

天守と上の櫓や長塀は復元したものの、以下の

様に未だ被災したままの石垣や櫓が大部分です。

(西大手櫓門)

(東十八間櫓)

(戌亥櫓:いぬいやぐら)

 

昼時になったので、熊本城の入口近くにある

「城彩苑(じょうさいえん)」で食事します。

 

 

修学旅行の生徒が目立ちます。

 

 

写真の「花雅(はなまさ)」に入り、「肥後

尽くし御膳」(2,530円)を食べます。

写真は、上段の左から、だご汁、馬刺しで、

下段の左から、高菜めし、肥後田楽です。 

 

上の写真の牛車の瀬戸物の中は、いきなり団子

です。

 

全て懐かしい熊本名物の料理です!

 

 

城彩苑の中にある上の写真の「わくわく座」にも

入ってみます。

(天守との2館共通券:850円)

 

 

 

  

上の写真は、江戸時代の熊本城周辺を再現した

ジオラマ模型に「プロジェクションマッピング」を

投影した「城郭・城下模型」です。

 


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コメント一覧

ウォーク更家
あにさんへ
コメントありがとうございます。

ええ、熊本城の復興、想像以上に順調なので嬉しくなりました。

そう、説明版によると、耐震ダンパーの他にも、石垣の再構築などに色々な地震対策が施されているみたいなので、更に大きい地震が来ても前回の大地震ほどの被害は出ないみたいですよ。
あに
熊本城、もうこんなに復興してるんですね!
耐震ダンパー!
もう大きい地震が来ても、こないだの熊本大地震ほどの被害は出ないのかな?
ウォーク更家
もののはじめのiinaさんへ
そう、熊本城の天守復元にこんなに感動するというのは、やはり地元愛が強いからでしょうね。

比較的最近になって、天守の周りの種々の櫓が復元されつつあった時期の震災でした。

真新しい櫓や塀がほとんど全壊し、震災直後は見るも無残に壊れ尽くし、復興は絶望的でした・・・

日本の匠たちの技術力素晴らしく、天守は見事に復興しました!

これから種々の櫓も順次復興していくのが楽しみです。
もののはじめのiina
よみがえり 
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/ef5e8c3b0e7e10bb4896102ef50f3e4e
熊本城がきれいによみがえりました。^^
        (ウォーク更家)さんの地元愛に充ちたブログに仕上がってました。

あれほど無残に壊れ尽くしたお城が、見事に復興しました。日本の技術力は、やはり大したものです。

iinaのデジタル化は、アルバムの写真レイアウトとメモが見えるので代えっiinaて好もしいですょ。お試しください。

ウォーク更家
hide-sanさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
被災した熊本城は、飯田丸五階櫓の奇跡の一本石垣や、加藤清正の倒壊しなかった石垣など、色々な新たなエピソードや伝説も生み出しました。

取り敢えず天守が復元したので、あとは、帰省する度に、石垣や櫓が少しづつ復元していくのを見るのが楽しみです。

中村公園のある地域には、秀吉産湯の井戸があり、その南には加藤清正の生誕地があるとは、日本の歴史上、凄い場所なんですね。
勉強になりました。
hide-san
綺麗になりましたね。
https://goo.blog.ne.jp/hidebach
震災後は、天守閣の一角が城壁の一点で保たれたように見えました。
はらはらした状態からよく立ち直りましたね。

加藤清正はボクが生まれた家の二軒西寄り家で生まれました。
今は妙行寺と言う日蓮宗のお寺になっています。
https://blog.goo.ne.jp/hidebach/e/4e2d882e1f28cd8358866e22472f83d2清正の妙行寺を見て下さい)
子供の頃悪ガキだったボクは、
毎週この寺の日曜学校に通わされ、
お経を読まされました。

この寺の50m北が秀吉の生誕地です。
(秀吉の常泉寺https://blog.goo.ne.jp/hidebach/e/1be9f97f4feeec68db44b70a18ce25fd参照願います。)
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