忙中 A 閑話

 近頃、皆様妙に忙しい。忙しすぎるのはあ・かんわ(*^^*)
 無駄話でも致しましょ。

元気の薬

2006-07-25 02:06:29 | Diary
実のところ一難去ってまた一難と、体調の方はますます思わしくないのだけれど。
そんな不安を払拭するような嬉しいプレゼントが毎日のように届いています。

その1.

遠い九州のもりこちゃんからの暑中見舞い。^^
猫好き家族は一家全員癒されました。
辛い辛い抗がん剤に耐え抜いたパワーしっかり貰いましたよー。
ほんとにありがとう。

その2.

こちらはやはり癌友さんのfumiさんから届いた、かんぼし味噌漬け沢庵。
まじうまいっす!
届いたときに園芸家長と子ども達は、封筒の上から触って、羊羹だ羊羹だと大騒ぎ。(笑)
お母さんは羊羹より沢庵の方がずぅっと好き!さ。v^^
fumiさんは楽天市場「匠の厨房」の美人店長さん。
ここのお店の足長タコ、炊いてあるのに柔らかくって実に美味です。
この沢庵ももうじきお店に登場だとか。
ごちそうさま~、美味しかったよー。

その3.

昭和ミシンのk5mamさんから届いたオリジナル・タグ。
ちょこっとさし上げた物のお礼にと頂きました。
伺っていなかったのでびっくり!
これもまた、とっても嬉しい驚きでした。
私のハンドルネームのアレンジの他に家族のイニシャルタグも。
ありがとうございました。
大切に大切に使わせて頂きます。
つか、本当に使うのか?使える物を作るのか?しまいこむんじゃないのか?<自分
いやいや、頑張ります。(爆)

たくさんの皆さんの思いやりに支えられて今日も元気をふりしぼっています。
そうそう、複視の方は、脳転移なしの開散麻痺という診断でした。
プリズム眼鏡作成中。6万円は痛いですが、仕方ありませんね。
次は骨転移の検査です。
どこかちょっと悪いってだけで、先ず転移かどうかをチェックしてからじゃないと
診断が付けられないのが癌患者の面倒なところ。
やれやれ。(爆)
でもって、医者の薬よりずっとずっと効くのが、暖かいメールやコメント。
たまには超面白メールもあったりして、免疫力一気に向上します。
今回は特効薬三連発のお陰で気力充分です。(*^^*)





袖の下がっ

2006-07-06 22:11:39 | Diary
欲しいっ!というのじゃなくて、振袖。
はい、二の腕ぷるぷるです。(爆)
で、その振袖がトラプント。
って、手芸の名前知らない人には何を言っているのかよくわからないんだろうけど。(笑)
ステッチした後に綿をつめるというキルトの手法の一つ。
こんなの
リンパ節を取った方の腕は、中を縫いとめたようにぼこぼこと引き攣れているって話。

で、今日はそれが痛い。
二の腕の内側が焼けつく。
熱を持ってはいるようだけど、色に変りはないし、
むくみも少しだけ。
肩甲骨の下辺りから痛むけど...。
大事を取って、腕を上げたまま、今日は半日寝ていた。
さっき起きて、ご飯を食べさせて、今は少~し楽になった。

リンパ浮腫が心配な人はたいてい一度は見ている例のこのページ
http://www.mukumi.com/
を見てから、息子はすっかり恐れをなし、腕が痛いというと結構気遣ってくれる。
ここまではなくとも、こちらの軽症のほうの例くらいは、ざらにある話で、
たんぱく質の付着などが原因で、術後数年で出てくる場合も多いらしいから、気は抜けない。
今日は包帯をして寝た方がいいのかもしれない。
うう、暑いのに...。

これからの季節、蚊に刺されると血が出るまでかきむしるタチの私は要注意。
なんといっても、癌友さんの一人が、蚊に刺されただけで死に掛けている。(^^;)
幼いながら、とてもとても利発なお子がいたおかげで、九死に一生を得たけれど、
うちの子ども等じゃとてもそうはいかない。○| ̄|_

きのうから、うちの園芸家長が留守にしている。
そこいらじゅうに、「ベランダに水をやれ」と書いた付箋紙を貼りまくって法事に行った。
子どもたちは、ベランダに水やるんだってサー、意味ないじゃん、と揚げ足取り。

以前なら、親の揚げ足を取るなと言いつつ、一緒にへらへら笑っていたのだろうけれど、
脳の病がどれほど突然に人の動きを奪い去るか知っているだけに、今はとても心許ない。
留守中に「突然」が来たら...、と思うと。

早く結果が出ないかなぁ。
異常なしと出てくれれば、かえって普通の人より安心材料多いんだよね。
脳のMRI検査なんて通常の健康診断では受けないんだから。




朝日新聞 日本人脈記 「ブラックジャックたち」に思う

2006-07-04 10:13:41 | Pink Ribbon
朝日新聞夕刊のニッポン人脈記 現在のシリーズは「ブラックジャックたち」。
昨日の掲載記事に取り上げられた人物は、
94歳という高齢の医師とその門下生。
問診と聴診の達人だそうだ。
聴診器が使えぬ医師、検査データに頼る医療を嘆く。
問診と聴診で患者の心と体の声を聞いてくれたら、
苦痛に喘ぎつつ、検査に振り回される重病人がどれほど救われることか。

かたや、医師のトレーニング機関の理事長と理事。
共にアメリカで修行したり、医師・教授として勤めたり。
やはり検査漬けの日本の医療に異を唱え、
「日本の医療の半分は無駄」と。
さらには、「なんと簡単に薬を出すのだろう
まさに。
病に落ちた途端、薬に次ぐ薬で体は声無き悲鳴を上げる。

この記事の結びに、
「日本の医師は根本的な病気の診断をせず、症状ごとに対症療法的に薬を出すことが多い」と。
そして、「派手な手術をするわけではなくとも、的確な診断ができる医者たちもまた命を救うブラックジャックだ」とある。

まさに、まさに。
的確な診断なしに、なんの手術か?


十数年前。
娘を産みに実家に戻ったとき。
母のあまりのやつれように驚き慌て、放置していた父を責めつつ、病院に連れて行った。
近所の内科医で、市民検診という名の下に各種検査を受け、腎機能不全を発見。
泌尿器科に紹介してもらい、早速診察に連れて行く。
このとき、既に、腎臓が働いていないため、むくみ・味覚異常・微熱・だるさなどが大きく症状として出ていた。
検査の結果、やはり腎機能不全だが、原因がわからないから、
"とりあえず"腹部に穴を開けて、管を通し尿を体外の袋に取るようにして、"とりあえず"腎機能を回復させましょうという。
母自身はもうすでに諦めたように、医者が言うならしかたがないと俎板の鯉状態だ。
体のだるさが無気力に拍車をかけている。
冗談じゃない、と怒りを抑えつつ、
とりあえずとはいつまでか?
原因はどうやって解明するのか?
日常生活や入浴などの際の感染症の心配はないのか?
と尋ねる。
医師からは明確な答えはなく、とにかくこのままではよくないから、
「とりあえず、とりあえず」を繰り返す。
我慢しきれなくなって、とりあえずじゃ困ります、と言い切り、
原因も判らないのに体に穴を開けて、それで済ませてどうするんですか?
と詰め寄る私。
医師はしどろもどろに言い訳を繰り返す。
とうとううちでは調べようがないからと、渋々総合病院への紹介状を書いてくれた。
で、総合病院では、さんざんっぱら調べまくって原因がわからず、最後にまさかで検査した婦人科で卵巣嚢腫が見つかったのだった。
肥大した嚢腫が尿管を圧迫変形させ、尿の排出を阻んでいた為、腎臓が腫脹し機能停止していたのだ。
その年、母は卵巣を摘出し、尿管にステントを入れ腎機能の回復を図った。
以来、私は先行きの見通しなく、とりあえずを口にする医者を信用しない。
とりあえずはこの先どうするかを見定めた上で使う言葉である。

華麗にメスを振るうだけではないブラックジャック先生が増えてくれることを心から望む。




眼科外来 中間結果

2006-07-04 10:07:35 | Pink Ribbon
複視の検査の件では、ご心配をお掛けしているが、
MRI検査の読影結果が出るまでは診断は保留。
今までに眼科外来で5人ほどの医師に見て頂いている。

家の中にいると平気だが、外に出ると目眩がする。
日によっては、遠目の物が二重写しにぶわぶわ動くので気持ち悪くなる。
症状としては、開散麻痺と言って、遠くを見るときの筋肉が麻痺しているらしい。
もしくは内斜視かも、とのこと。
これも斜視の詳しい検査が終わるまで不明。
とりあえず、毎回必死に目を凝らして、病院に行く。
時々2車線が4車線道路になる。(^^;)
でも、昼間は何とかなる。
夜は、前から来る車のヘッドライトと、流れる街灯の明かりが複視されるので
ミレニアム・ファルコン号ハイパー・ドライブ状態。
まじに怖いです。
子どものお迎えは友人たち頼りまくりです。

それにしても、大学病院、眼科も待つ。へろへろだ。目の中ピカピカだ。
んでもって、何は何でも、手術だけはいやだ。怖いよー。
帰ってくると死んだように寝る。
疲れて起きていられない。たぶん目のせい。
体は、以前に比べると、家の中にいる分にはずいぶん楽になっている。

とりあえず、昨日のところは斜視の検査予定を入れてもらう。
読影の結果、転移がなければ、様子見で自然治癒の可能性を待ち、
ダメならプリズム眼鏡、ひどくなれば手術。
脳の腫瘍が原因ということでなければ、結構自然に治るらしい。
だったら、嬉しい。