マンドゥルース

ムラムラ(のんびり)の国マダガスカルでの暮らし

日本語はなぜ美しいのか

2007年07月28日 16時15分41秒 | Weblog

「日本語はなぜ美しいのか」
集英社新書  黒川伊保子 著

ずいぶん前に読んだ本やけど、マダガスカルにいてる間に、
本の内容を実感することがあった。

 

本では、
「日本語は母音からなる言語で、英語は子音からなる言語。
コーヒーを日本語ではオーイー(O-I)と母音だけでいうと
なんとなく伝わるが、英語の場合は逆に、クッフ(kf)と子音の
組み合わせで発音すると伝わる」


と書かれていた。

で、マダガスカルでは果物の柿のことをふつうに「Kaki」っていうんやけど、
(学名でもDiospiros Kaki やね)

あるとき、みんなで「Kakiはまずい」という話になった。
僕も柿は好きじゃないからそれに同調してると、

イギリス人の女の子が一言。

 

「Kakiってその名前の通りの味なんだよね~」

 

初め、意味がワカランくて、

 

「え、?」て聞き返したら、

 

「Cock!Haven'you ever tried?」やって。

Cockって、ちXぽのスラング。

 

なんちゅう下品なジョークを・・と思いながらも、
上の本を思い出し、KakiとCockはどちらもK+Kの1音節やから
英語では似た発音何や、と感心してしまった。
日本語ではカキとコックなんて全然違うけど。

 

で、さらにもう一つ。
仏語は英語に比べて母音が強い言語って、
本に書いてあるんやけど(仏語には確か母音が16個くらいある)、

 

僕が、向こうで自己紹介すると、

英とか米人は絶対聞き返さへんのに、
仏人はよく、

 

「え、Yasu?、Yasou、それともYaseu?」と聞いてくる。
(僕には違いが聞き取れんから、実際彼らがどんなスペルを
想像してるのかは定かでないが・・)

 

英米人にとったら、やすの「す」はたぶん音節の無いSとしか捕らえてないけど、
仏人には「す」の音が気になるらしい。

 

いつも、

「どれでもいいよ。どうせ俺には違いが聞き取れんし。」
と答えてます。

 

ちなみに、マダガスカル語ではuの発音が無いので、
僕の名前は「Yaso」になる。

 


Respect parents

2007年07月28日 15時30分15秒 | Weblog
いとこがアルバムを出した。
彼は、レゲーミュージシャン。

で、アマゾンで、アルバム名の
「Respect parents」を検索したら、ちゃんとひっかかった。
すげ~、アマゾンドットコム

身近な人への愛とか、アメリカに対する風刺とか
なかなか良いアルバムやった。
ジャマイカとかで放浪してたかと思ったら、
いつのまにか、ほんまのミュージシャンになってたとは。

僕はまだマダガスカルを放浪中ですが・・・

ちなみにレゲーは歌詞が大事らしい。




飲み会×2

2007年07月26日 18時34分44秒 | Weblog
隣の研究室の先輩がアメリカに出発するので、
それにかこつけて、うちの研究室と合同飲み会。イェィ
久しぶりの日本のはやっぱ最高。

その後、2次会に行って、カラオケに行って・・


で、今日は研究室でお中元を食べ(飲み)つくす会。
冷蔵庫に大量のビールが・・酒が、ワインが・・
まだ、二日酔い気味なんやけど

まぁ、今日も頑張ります。




参議院選挙

2007年07月22日 19時20分56秒 | Weblog
今朝、NHKで党首討論みたいなのを見てて感じたこと。
みんなケツの穴がちっちぇ~!
チメチメしたことを突きあってるだけで、各党の大きな戦略が全く見えてこん。

税金もほとんど払ってなくて、1年の半分以上を海外にいる僕の意見、
と前置きしておいて・・

年金問題や消費税も大事やけど、
今は世界での日本の立ち位置を確立する大事なときではないか。

アメリカの世界への信用(ソフトパワー)は地に落ちて、
中国、ロシアや北朝鮮の軍事的脅威の増大、
イスラム諸国のアイデンティティの台頭があり、
EUは勝手に膨(暴)張してる状況の中で、
今後、経済的影響力が落ちていくだろう日本が国際社会に
存在する意義はどこにあるのか。

そのうちヨーロッパは巨大なEUとしてまとまり(問題が山積みやけど)、
BRICsが日本のGDPを抜いてアフリカの資源や農産物を牛耳るようになり、
イスラムや南米諸国が核を持ち始めたら、
日本はいったい世界にどんな影響力を持ち続けられるだろうか。

参院選で自民が負けて、政権がごたごたする間に
世界情勢が刻一刻と進んでいってしまうのが少し怖い。

具体的には、日米同盟の強化とソフトパワーの拡大を進めていくべきだと思う。
軍事的中立というのは、地理的に難しい。
EUの真ん中にあるスイスでも多額の防衛費を使って徴兵制もあるのに、
怪しげな国ばかりに囲まれている日本がアメリカの軍事力を排除して
軍事的中立を計ろうとすれば、それこそ膨大な防衛費がかかるのではないか。
アメリカも影響力が落ちて、中国の脅威が増大してるから
日本にとっては、アメリカとより対等な防衛の協力関係を結ぶ
チャンスだと思う。

で、軍事的側面も大事やけど、僕個人としてはソフトパワーの
拡大、世界への信用の確立に尽力してもらいたい。

具体的には環境問題と開発援助にもっとイニシアティヴをとるべき。

環境問題については、ものづくり大国日本の技術力を活かして、
技術革新を進めていくべきだろう。そういった中から、
新たな経済発展(現在の経済的影響力=ハードパワーの維持)の
糸口も見えてくるのではないか。環境は今後さらに大きな市場になると思う。

国際貢献も大事。
アメリカはハードパワー(軍事力と経済力)が強大やからいいけど、
日本が同じようなことをしたら、食糧や資源の供給がストップして、
何かしらの国連決議案で誰も日本に有利な票を投じてくれん、
ということになりかねん。
今はアフリカの経済力が全然小さい国でも、
国連で日本と同様に1票を投じることができる。
こういった国と仲良くやっていく、という意味でも開発援助を
もっと推し進めていくべきだと思う。
そうすることで、間接的に食糧や資源の安定的確保、
軍事的脅威の回避につながり、
日本の国際社会での存在意義というのが維持される、もしくは
さらに大きくなれる気がする。

まぁ似たようなことが自民党のマニフェストには書いてあったけど
あんまり今書いたみたいなことを街角で演説しても有権者の票は
得られんのやろねぇ。

ちなみに、僕25歳にして今まで投票に行ったことがありません。
今回は頑張って行くつもりです。

さぁ、家にかえろ










インソムニア2

2007年07月21日 02時44分34秒 | Weblog
ただいま夜の2時半過ぎ。
ここにきて実験のペースが上がってきた。
このまま朝まで突っ走るか・・でも、お腹が・・ぐうぅ~。

何かないかなぁ、と冷蔵庫を物色。
あんまん、凍ったバナナ・・いつのやろ?
まぁ、無難にやめとく。で、タイの激辛ラーメンで我慢。

で、空腹を満たしたところで実験に戻ります。
おやすみ


インソムニア

2007年07月20日 02時27分48秒 | Weblog
ただいま夜の2時。眠い・・・
気分転換にブログ更新。といっても特に書くことが思いつかんけど。

最近僕の身辺で不思議なことが。
僕が触ったパソコンが壊れる・・

自分のパソコンはすでに修理に出しているが、
この前研究室のパソコンが死亡。

で、今日、
地理情報ソフトの使い方をよその研究室で教えてもらっていると、
1台目のパソコンがダウンし、さらにパソコンを換えて、
もう一台が・・ダウン
なぜ・・?僕は横で説明を聞いていただけなのに。

世の中にはいろんなことがあるもんです。

明日の天気、
京都;、最高気温28度
帰ってきてから全然晴れてない。




ひさびさの研究室

2007年07月16日 00時31分49秒 | Weblog
久しぶりに研究室へ。
IDがないので、玄関で誰かがやってくるのを待ち、
また研究室の前でも待ちぼうけ・・

で、しばらくして学生がやってきた。
新しく入った学生だったようで、

僕、「あ、鍵開けてくれへん? て、いうか君・・だれ・・?」
と言ってしまった。

そちらこそ、
「お前誰やねん?」ですよね。

すいませんでした

日本に帰ったら、快晴の夏空を期待してたんやけど、
今のところ残念な天気です。

何か、明日も祝日らしいね。
海の日とかいうらしいけど。

何する日なんやろ・・?

国の玄関口2

2007年07月16日 00時08分13秒 | Weblog
首都の空港はその国の玄関口。
空港に降り立ったらだいたいその国の質が分かる気がする。

マダガスカルを出国するとき、ワイロを二回も要求された。

X線チェックのところで、狭い暗室に連れて行かれ、

「お前、マダガスカル通貨持ってるか?金出せ!」と脅され、

荷物チェックのところでは、
「お前このダンボール何や?」と聞かれ、
「コメや!」と答えると
「マダガスカル人の食糧を持ち帰るとはけしからん。金出せ!」
と脅された。

僕は、警察のワイロ要求に慣れてるから軽くあしらったけど、
あういう暗室に外国人を連れて行くとか本当に情けない。

まだまだ三流国家です。


国の玄関口1

2007年07月15日 23時55分26秒 | Weblog
バンコクの新しい空港はドデカい。

乗り継ぎのとき、搭乗口から飛行機のタラップまで
バスで約20分

マダガスカルの空港は搭乗口なんか一つだけで、
タラップまで徒歩でてくてく。

アンタナナリボで景気が好調なのか
モノがあふれ返ってるなぁと感じていたが
まだまだ、レベルの違いを見せ付けられた。


マダガスカルから帰国

2007年07月14日 22時46分33秒 | マダガスカル通信
今朝、マダガスカルから無事関空に到着。

バンコクまでレユニオン経由で12時間、そこから更に6時間の長旅

おまけに、動植物検疫で不慣れな担当者が相手で、手続きに一時間かかった。

最後の税関のところは、僕が出る頃にはみんな閉まってて
新米の兄ちゃん二人が僕のために取り残されてた。

その税関職員、マダガスカルの位置が分からんかったらしく、

職員:「今日はどちらから?」

僕:「マダガスカルです。」

職員:「あ、ヨーロッパですか?」

僕:「え、マダガスカルですけど。あのアフリカです・・」

職員:「あ、じゃぁヨーロッパ経由で?」

って、なんでヨーロッパにこだわるんやろ~、思ってたら
僕の荷物タグがヨーロッパ地域を示す緑色やったらしい。

僕:「もしかしてレユニオンを通ってきたからかなぁ。」っていうと、

職員:「あ、レユニオンっていうヨーロッパの国を経由して帰ってこられたんですね?」

僕:「いや、マダガスカルの横にレユニオンっていう仏の海外領土があるんです。
そこを経由して・・」

職員さん、もうこんがらがったらしく、
「あ、あ、すみません。どうもお疲れ様でした

って、荷物の中身も聞かずに慌てて通してくれた。

こちらこそ、ややこしいところから帰ってすみません。

まぁ、無事帰国して何よりです。