マンドゥルース

ムラムラ(のんびり)の国マダガスカルでの暮らし

風に立つライオン

2007年01月30日 18時27分52秒 | Weblog
ネットでなかなか素敵な詩を見つけました。
ケニアにいる先輩にピッタリじゃないかと
思ったので、そのままコピペします。

ケニアで医療ボランティアをするために
日本を離れた若者が昔の恋人からの結婚の
知らせを受けたときに返信した手紙がもとだそうです。


「風に立つライオン」 さだまさし作詞・作曲

突然の手紙には 驚いたけど 嬉しかった
何より君が 僕を怨んでいなかったということが

これから此処で過ごす 僕の毎日の大切な
よりどころになります ありがとう ありがとう

ナイロビで迎える 三度目の四月が来て 今さら
千鳥ヶ淵で 昔 君と見た 夜桜が恋しくて

故郷ではなく 東京の桜が 恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です

三年の間 あちらこちらを廻り
その感動を 君と分けたいと思ったことが 沢山ありました

ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や

キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
何より 僕の患者さんの 瞳の美しさ

この偉大な自然の中で 病と向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね

やはり僕たちの国は 残念だけれど 何か
大切なところで 道を間違えたようですね

去年のクリスマスは 国境近くの村で過ごしました
こんな処にも サンタクロースはやって来ます 去年は僕でした

闇の中ではじける 彼等の祈りと 激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川

診療所に集まる人々は 病気だけれど
少なくとも心は 僕より健康なのですよ

僕はやはり 来てよかったと 思っています
辛くないと言えば 嘘になるけど しあわせです

あなたや日本を 捨てた訳ではなく
僕は「現在」を生きることに 思い上がりたくないのです

空を切り裂いて落下する 滝のように
僕はよどみない生命を 生きたい

キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は 風に向かって立つライオンで ありたい

くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最後になりましたが あなたの幸福を

心から 遠くから いつも祈っています
おめでとう さよなら


ケニアに行きたくなりました。


最近読んだ本

2007年01月27日 01時28分30秒 | Weblog
この間、Bookoffに行ってたくさん本を買ってきたので、
そのうちいくつか紹介してみます。

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
手嶋 龍一, 佐藤 優

外交官と外交ジャーナリストの対談形式による
日本と世界のインテリジェンス事情について。

外交の裏話が聞けてなかなか面白い。
鈴木宗男が英雄扱いされている。

同時に、現在多くの情報をアメリカに頼っている
日本の取るべき方向についても考えさせられる。
安倍さんは日本版CIAを作りたいらしいですが。


YouTube革命 テレビ業界を震撼させる
「動画共有」ビジネスのゆくえ (ソフトバンク新書)
神田 敏晶

去年ごろから?まさに彗星のごとく現れたYoutubeを取り上げて、
これからの新しいメディアの方向性について論じています。

ただ、Youtubeサイドからの切り口がほとんどで、
YoutubeおよびWeb2.0の宣伝本のようになっているのは残念です。
Youtubeが始まってから現在までの動きについて多く知ることができます。


下に挙げる本のほうが、
今後のメディアの方向性について、YoutubeやGoogleなどの新しいサイドと
既存の媒体との両方から論じていて分かりやすいと思いました。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる(ちくま新書)
梅田 望夫
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書
佐々木 俊尚


一番のお薦め本。
アメリカに「NO」と言える国 (文春新書)
竹下 節子


イラク戦争開戦をめぐる英米(アングロサクソン)vs仏の
対立秘話から始まって、両者の思考や信念の違いについて、
歴史的、宗教的な背景から分析している。
両者が抱える人種問題の構造の違いなどについても理解できます。

明治維新の頃の日本は欧米各国に視察を送り、各分野でより
適した国のモデルを入念に分析していたのに、
最近はアングロサクソン方式を、全て‘欧米’とひとくくりにして
いる惨状があり、憂慮すべきだ。という著者の言葉にもドキッとさせられる。

題名から分かるとおり著者はフランスびいきですが。
逆に、うそをつこうが、周りになんと言われようが
自分の信念を強引に突き通すアングロサクソンの強さも
ひしひしと感じました。

長くなりました














硫黄島からの手紙

2007年01月14日 21時20分21秒 | Weblog
~硫黄島からの手紙~
を見てきました。

正直な話、あまり面白くなかった。
戦争の悲惨さは伝わるけど、ストーリーがあまりしっかりしてなかった。

~日本人としてこれだけは知っておきたいこと~
著:中西輝政、PHP新書
は面白かった。

日本人としてのIdentityや天皇について勉強になった。

日本ではなんとも思わんけど、マダガスカルに暮してたら
日本人であることを毎日意識せざるをえん。

街で“ジャポネ(日本人)”と呼ばれたら、返事するしかない。
街に住んでるジャポネは自分だけやから
“ジャポネ(日本人)=私”
です。

よく日本のことについても聞かれるし、イギリス人と
日本とイギリスの皇室の違いとかについても議論することがある。

いつも上手く答えられなくて、日本に帰るとそういった関連の本を探すけど、
この本は今度マダガスカルに帰ったときに持論を展開する武器になりそう。

まぁちょっと思想が右過ぎる感もあるけど、独りで外人相手に日本を語るときは
少し右過ぎるかな?ぐらいが丁度いい。

~国家の品格~
に、英語よりまず国語、自分の国のことを学べ、
とか書いてたと思うけどその通りやと思う。

Globalizationで、いろんな国に行く機会が増えてるけど、
どこに行こうが日本人であるということを避けられんし、
むしろGlobalizeするほど自分のIdentityを強く意識させられる気がする。

マダガスカルにいると、いろんな国の人としゃべるけど、
何語で喋ろうと日本のことは必ず聞かれるし、
そのときにうまく自分の国のことについて語れなかったら、
いくら言語ができても、面白くないやつ、とみなされると思う。
全く言葉ができないのも困るけど・・・

まぁ、最近はこういった日本人としてのIdentityとか誇りとかを
謳う本や映画が流行ってるようで、個人的には好きやけど、
これが本当に流れとしていいものかどうかは知りません。

でも、とりあえず本はお薦めです。

ライスマンさん、あけましておめでとうございます。
ナイジェリアから無事帰国することを祈ってます。
ナイジェリア話楽しみです。







帰国!鍋!!

2007年01月10日 21時47分12秒 | Weblog

今朝、日本に戻ってきました。


予想はしてたけどやっぱり寒い

でも今年は世界的に暖冬だそうです。
エルニーニョ。


ミルウォーキー(アメリカの北のほう)にいる友達から
メールがきて、


“クリスマス休暇をT-shirtで過ごすのは初めて”

っていってた。


去年は日本もすごい寒かったそうで
(マダガスカルにいたから知らんけど),
異常気象が続いてるようです。これも地球温暖化のせい?


日本に帰ってきて、早速、鍋を食べました。
おいしすぎ
日本の白米もやっぱりすごいおいしい。
当然石は混じってないし。
んで、鍋のあとは湯船につかって・・・

贅沢です

フィアナに残っておられる方々すみません



あ、そういえば兄がまたアメリカに引っ越したそうです。

今朝帰ってきて、母親に


“兄ちゃんにお土産買ってきたけど、家におる?”

って聞いたら、


“昨日、アメリカに引っ越したわ。”

やって。


相変わらず、変な家族です。


A Happy New Year!

2007年01月05日 22時47分50秒 | マダガスカル通信
明けましておめでとうございます。

とりあえず、荷物をまとめました。
暇です。
今日の夜行バスで、フィアナを出発してタナに上がる予定。
フライトまでタナで2日あるけど。

最後の方は、調査地に行く電車が壊れたり、
サイクロンがヒットしたりで
どたばたしてたけど、まぁ出発準備OKです。

しかし、サイクロンの嵐の中を無理やり
田植えに駆り立てた農民が、
来年も一緒に働いてくれるかどうか少し不安。
たぶんクレイジー・ジャパニーズと思ってるんじゃないだろうか。

今から、ちょっとマーケットにおみやげでも探しにいきます。
あと、日本の気温もチェックしとかんと。

半そで・半パンで空港に降り立ったら悲惨です。

A Happy New Year, Yoshiko-san!!!
I'm a little in a hurry to catch up my bus.
I don't think I have enough of time to make
a reply as beautiful as your comment.

I'll try that later.