マンドゥルース

ムラムラ(のんびり)の国マダガスカルでの暮らし

そろそろ2006年も終わり

2006年12月31日 22時45分29秒 | マダガスカル通信
あれほど楽しみにしていたライチも
もう嫌気がさしてきました。
相変わらず農民はどっさりくれるけど
“もういいよ・・・”ってかんじで。

そろそろ2006年も終わろうとしています。
なんて感傷的なことを言っても、
マダガスカルでは全くそんな雰囲気なし。
昨年と同様、今年も年末年始と田植えです。

いつも年末までに田植えを終わらせようと
入念に計画を立てて、農民と何回も話し合うけど
どれだけ頑張ってもやっぱりずれる。
大雨、洪水、日照り、親類の不幸・・・
どれもどうしようもない理由やし。

ある農民は、洪水で裏作の野菜が全部流されて、もう、
“あ、そうですか。じゃぁ田植えは2週間ほど遅らせましょう”
としか、言いようがないし。

別の農民の甥っ子(僕と同い年、24歳)が死んだときも、
“さあ、明日、田植えしよう!!”
とか、よう言わんし。

まぁ、とにもかくにも田植えもあともう少しで終わり。
もうすぐ日本に帰れる。イェィ!
鍋の季節ですか。楽しみ。
ぜひ、鍋の文化をマダガスカルに持って来たいものです。

Thank you for your comment, Sato-san.
It sounds a little bit tough living in Niribi.
People must be different in countrisides, though.
That's the same thing in Madagascar.
I hate Antananarivo.

I always think almost all the experiences we have
in any developping countries are terrible, but
even those terrible experiences brighten
a few great great experiences which
we can't even imagine back in our own countries.



日本からの援助米

2006年12月20日 17時41分28秒 | マダガスカル通信
日本からの援助米を街で見つけて、
つい5kgほど買ってしまいました。

カリフォルニア米とかが回ってきたのかもしれんけど
なかなか美味しかった。

でも、マラガシー(マダガスカル人)は、
きれいに精米された日本のおコメじゃなくて、
やっぱりマダガスカル米を買っていく。
それで、相変わらず料理の前にひたすら石とか、くず米とかを取り除いてる。

同じ値段なんやけど。
かなり謎。

ところで、援助米は日の丸付きの麻袋に入ってるんやけど、
遠く離れた異国の地で日の丸を見るのは
なかなか嬉しい気になるね。

それに、この前一緒に働いてる農民に
”おコメを送ってくれて有難う“
って、いわれた。

僕が何かしたわけでないし、おそらく彼ら末端の農民に
利益が行くわけでもないやろうけど、
有難うって言われてすごい嬉しかった。

で、僕が国際援助に関してよく思ってることを少し。

非当事者が末端のほとんど非当事者に感謝されるような援助
っていうのが、本当に必要な援助じゃないだろうか。

国交を良好にするために政府の高官どうしが利益を
交換し合うような援助も必要なんやろうけど、
例えば、ふと旅行にやってきたような若いバックパッカーが
日本からきたというだけで、地元の人に歓迎されるような
そんな援助がたくさんあればいいなぁと思う。

インドネシアの大津波のときに、確かモルディブやったと思うけど、
日本が造った防波堤が被害を小さくしたとかいう話があって、

ある記者が、その防波堤を訪ねて
タクシーの運転手に運賃を払おうとしたら、
“命を助けてもらった日本人にこんなところでお金をもらうわけにはいかない”
って言われたという美談を読んだことがある。

その記者は防波堤建築に何ら携わったわけではないし、
タクシーの運転手だって商売なんやから
運賃をもらってもいいのに、

まぁ、僕は思考が単純やからこういう話が好きです。
ついつい長く書いてしまった。
止め。

Unfair market!!

2006年12月09日 19時31分31秒 | マダガスカル通信
ライチが街にあふれています。
調査に行くと農民がただで分けてくれるので
街では買いませんが。
1kg当り20円くらいと非常に安いです。

この前フランス人旅行者としゃべってたら、
フランスではマダガスカル産ライチ、kgあたり700円もするらしい。
農民の売値が5円~7円くらいやから、その差なんと百倍!!!

この莫大な利益がちょっとでも農民側に傾いたら、
もう少し良い世の中になるんだろうか???

この前も、有機農法で作ったマダガスカル産赤米を
ブランド米としてアメリカの市場に持っていくとかで、
調査団がやってきたけど、
こういうのも本当に必要としているところに利益が
行けばいいんやけどね。

彼らもわざわざアメリカからやってきて、
いろんな地域から取り寄せた赤米品種を試食してたけど、
品種よりむしろ、精米過程とかをしっかり調べた方が
よかったんじゃないだろうか。

なんせこの国では、脱穀したコメを地面で乾かして
石の混じったまま、臼杵ねで籾摺りしてるからね。
ブランド米としてアメリカに輸出なんて
Long way to goです。

Thank you for the comment, Yoshiko-san.
Do you enjoy Tsukuba life??
I'm sure you do wherever you go.
I've never seen letchis in Japan.
They must be expensive, though.


大統領選挙

2006年12月09日 19時23分05秒 | マダガスカル通信
先日、大統領選挙の投票がとりあえず終わりました。
選挙結果がでるまで、なぜか2,3週間かかるそうですが
現職のラヴァルマナナ大統領の圧勝のようです。

っていうか、田舎に行くと、みんなラヴァルマナナ以外の
候補者の名前知らんし。
誰に投票するか聞いたら、
他の候補者の情報を僕に聞いてくるし。

その上、僕が誰に投票するかを聞いてくる!?

「選挙権無い」っていったら、
不思議そうな顔で、
「何で??」って。
いや、分かるでしょ。明らかに外人やし。

フィアナに新しい仲間がやってきました。
名前:オーウェン、国籍:アメリカ人、年齢:6週間


前からフィアナにいた夫婦が、つい先日アメリカから帰ってきて…
でも、生後6週間でよくこんな何にもない街に連れてきたな。
まぁ大丈夫なんやろうけど。
この間, 早速歓迎パーティーをやりました。
かなり楽しかったです。