《レ・ミゼラブル》という映画を観た。

気軽に見に行ったら、思いがけずヘビーでやられた…

すごい心に刺さる映画で辛いけど、考えさせられる良い映画だった。
タイトルは同じだが、ビクトル・ユゴーのストーリーではない。
舞台は現代の移民や低所得者が多い、モンフェルメイユというユゴーの作品と同じ地域を描いている。
この作品を撮ったラ・ジリ監督はこの場所で育ち、今も住んでいるとのこと。
警察、地域の人間同士の軋轢、些細な事件から取り返しのつかない大きな事態に繋がっていく…
貧しさゆえなのかはわからなかったが、子どもも大人も警察官も含めてどこかギスギスしていて、思いやりを持てず力で抑えつける…そんな尊厳を与えられない環境で育つ子ども。
きっと優しい手を差し伸べてくれる大人がいたら暴走していくことはなかっただろうと思うと辛くなった。
それは違うだろと思ってもままならないこともたくさんある世の中で私は何ができるだろう…
わからないけど、正しいと思うことを利己的にではなく広い視野で判断して、行動できる大人になりたいと思った。
とにかく心に響く作品だったので多くの人に見て欲しいなぁ