家庭訪問が終わると すぐに総括としての学級通信を書きました
お礼の意味と今年1年のご縁に感謝しながら 大事なお子さんを出来る限りの力で
お預かりいたしますと言う 決意を込めた内容でした
エプロン姿の似合う頼もしいお母さん 足元にも及ばないなあ~と思うほど奥ゆかしい
雰囲気を醸しているお母さん 明るく活発な話題の多い素晴らしいお母さんなどなど~
ほんとうに心弾む楽しい日々でした
でも 母子父子家庭の生徒が 不安や不満を溜めた寂しい虚ろな目をしている原因を
つかめたことも確かでした
Y君は父子家庭で 祖母が母親代わりをしてくれて 妹が一人
毎日昼前に登校する 青ざめた生気のない表情の生徒でした
M君は両親はいるが 家業が忙しく放任の家庭で 喫煙とシンナー癖がある生徒でした
M ・T・Hと次々に私の前を通り過ぎ 激動だったと今も思う
懐かしい顔が浮かんできます
問題生徒の担任になることが 40歳前後から増えてきました
T君との出会いは45歳でした
46歳で3年生を卒業させて 後は学年主任を3年間 そして
いつかは関わりを持ってみたかった障害児学級担任を
10年間退職するまで続けていました
今も毎日 メールが「おはようございます」と Fちゃんから届いています
Fちゃんは今年の春から施設に入り 自立のためのグループホームの学びをしていましたが
心を表現できる唯一の方法の携帯電話を 管理と言う名目で没収されてしまったのです
Fちゃんがメールをするのは 数少ない人にしか心を開けませんから、
私と 憧れだった若いS先生くらいだと思うのです
電話代がかさむとかの心配はないはずなのに 安全管理のために規則で縛るのです
目をぱちぱちさせるのが彼女の意思表示でした
イエスの時はゆっくりまぶたを1回 ノーの時はパチパチって早く瞬きをするのです
顔が見えなかったら 考えを伝えようがありません
IT教育の実現でFちゃん はメール伝達を手に入れました
私が退職の年にFちゃんは卒業でしたから その後も話が出来る手段を得るため
大変な努力でパソコンと向かい合っていたのです
夜の9時から30分だけ携帯電話の使用許可が下りていましたが
彼女独特の「おはようございます~」という決まり文句のメールが出来ないので
とうとう10月初めに自宅に帰ってきました
Fちゃんたちとの日々はまた 後日まとめてみたいと思っています
教え子に囲まれて 真剣に笑い怒り走り回った35年の
大きな流れを今日は追憶してみました
山茶花です
PS
『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』
楽しいお喋りサロンとして、既存の(画像)掲示板を活用したいと思っています。
入口はブックマークにあります。
皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)
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