猪狩りに近くの山に来ていると言うのです。
「いいわね～～、楽しそうじゃない～？
私はいらいら腹が立って仕方ないから、なるべく母から離れるようにしているの～」
心の通う仲間には本心が出てくるみたいです
ヘルパーさんや近所の人には当たり障りない言葉を選んでいるけれど、本当にしんどいことは仲間にしか口にしないものなのだと自分の事なのに驚いてしまいました。
「あまり年寄りを怒らんといたってや～
かわいそうやから～」とたしなめられました。
認知症だとわかっていても、寝る時の方法を忘れているのが一番腹が立って仕方ないことです。
腰掛けたままの姿勢で頭だけ枕に乗せて平気な顔で眠るのです。
夜中に何回かトイレに起きたらそのままテーブルの椅子に腰掛け年賀状をしばらく眺めています。
起きたら上着を羽織るというのは出来ているから安心なのですが・・・
室温は床暖なので安心です。
静かに３０分くらい座ったまま年賀状を見ているので、私も横になって目を瞑って動きを気にしています。
ベッドに行ったようだわ～って、見ると上着を羽織ったままころりと上半身だけ右に曲げて足は床においたまま・・・
起きていって足を抱え上げてベッドに載せ、上着を脱がす動作が何回となく一晩中続くのです。
風邪をひかせては大変だと言う強迫観念があるので、よけいに神経質になっていたのでした。
腰痛や左腕の痛みもまた意識し始めてきたし、疲れが溜まっているのだと思いました。
昨夜は風邪をひきそうだから向こうで休むからね～と母に言って和室で休んだのです。
何回かそ～っと覗いてみたけど何事もなく静かに布団を着て寝ていました。
私が傍にいるってことで安心して面倒見てくれると思い、甘えているのかもしれません～
今夜も別の部屋で休もうと思っています。
一日中母の部屋で過ごすと息が詰まりそうになって、私の神経がやられてしまいそう～
適当に離れる時間を夜だけでも取らないといけないと思っています。
介護の大変さは人に言っても分かってはもらえないけど、一番しんどい時に声をかけてもらえると本心が出せて、自分に気がつくことってあるのですよね～
見守りが一日中できたらいいけど、どこかで手抜きを考えないと長期戦には耐えられないね～
明日の七草粥が楽しみです
あっさりと体に良いものを食べて元気を取り戻したいと思っています～
