Motofukuの下松(くだまつ)考察ブログ

山口県にある下松市について考察します

下松の社寺仏閣の一覧

2020-03-04 11:07:58 | お寺
下松市の社寺仏閣を纏めました。

地下上申や都濃郡宰判の知行図など、いろんな時代の参考にしているので正確には違う部分があるかと思います。
徳山藩は知行替えがありましたが、そのあとの時代だと思ってください。



上から下谷村、瀬戸村、温見村、大藤谷村
左から末武上村、生野屋村、山田村、切山村
末武中、下(平田開作)、豊井村、河内村、来巻村

となっています。

山陽本線以南は江戸時代の開発事業により開拓されたなので、境があいまいになっています。
山のほうは・・・資料がないので自信ないです
聞いてみる地元の人すらいないからねしょうがない

グーグル先生や川境をたよりにして適当に線を引いてます。

河内村

山田村

往古は山岳信仰で山そのものが崇拝の対象だったため、中国山地(地図の上部)には神社仏閣はあまり残っていません。
現在あるのは後世に建てられて移動したものです。

さて地図上の真ん中、生野屋村に鎮座する松尾八幡宮、こちらが下松最古の神社です。
欽明天皇の御代(540)の創建といわれており、往古は妙見の松尾社だったものが、天安元年(857)宇佐の八幡大菩薩と習合し、松尾八幡宮となったといわれています。

地図上の左下(平田開作、豊井)に神社やお寺が多いのは、江戸時代に開拓が進んだことで、一帯に住人が増えたことによるものと考えられます。
殆どが飢饉や疫病が流行した際に創建されたものが多く、そのいくつかは菩提寺として寄進を受けた歴史があります。

こうしてみると時代の流れが、北部の川上から瀬戸内海に続く川下に向かって、灌漑事業や交易、工業が盛んになるにつれて、人の流れと一緒に発展してきた様子ががみえますね。