プチ早期退職者の資産運用+αブログ

投資信託の運用状況

保有中の投資信託

 少々生々しいが、現在保有している投信の状況を以下に紹介しておこう。メイン口座での資産運用状況で示したグラフの内の投信分に相当する。これは今朝、切り取った最新データだ。
 割と長く持っている投信も多く、困ったことに一つ以外はすべて一般口座で、売却益が出ると税金と国保保険料で3割以上取られるので、売却判断が歪みそうだ




成績のよい投資信託

 保有中の投信の中で、評価額が投資額の2倍強になっているものが2つある。三井住友・バンガード海外株式ファンド、マネックス資産設計ファンド エボリューションだ、両方ともずいぶん前に購入して 国際分散投資として継続保有している。2018年以降いすれも成績は足踏みしていたが、最近は高値を更新してきた。
 ではこの2つの投信の運用が優秀かと言うとそうでもない。

三井住友・バンガード海外株式ファンド
 2006年1月に基準価格 約14,000円/万口で購入し、低迷期の2010年7月から2012年3月まで積立てで基準価格 10,000円強/万口ほどで2倍ぐらいの額を追加購入した。上げ始めたのは2013年頃からで、低迷期により多く資金投入したから成績がよくなっただけだ。

マネックス資産設計ファンド エボリューション
 2010年10月に基準価格 1万円強/万口で購入したのに加え、低迷期の2012年1月に基準価格 1万円割れ/万口で同額追加購入しているので、2013年以降の上げを享受できた。

 どちらの投信も基準価格の推移を見ると、その投資対象のロング系の値動き・上昇としては普通程度だと思う。成績向上の決め手は、自分の運用判断による低迷期の追加購入だ。エボリューションよりも以前からもっているマネックス資産設計ファンド<育成型>の方が大した成績でないのは、そのような追加購入をしていないからだ。


成績のよくない投資信託

スパークス・新・国際優良アジア株ファンド
 保有中の投信で一番利益率が悪く3.4%の成績。最近まで評価額がマイナスだったが、ようやくプラスに転じてきた。昨年3月の購入なので投資時期が一番新しい。運用方針には期待しているが、米中貿易摩擦の影響を受けており、時期が悪かったのだと思っている。

HSBCニューフロンティア株式オープン
 二番目に利益率が悪く6.4%の成績。当初募集の2013年12月の購入で、もう6年を過ぎ年率1%ほどの成績に過ぎない。高かった2018年1月は基準価格が14,000円(分配金込み)を超えたこともあった。投資対象が中東からアフリカ、アジア、中南米の新興国の株式で、為替ヘッジも原則なしなので、元々かなりハイリスクだし、値動きが大きいのも想定内ではある。


結局、成績は購入の仕方次第

 投資対象によるリスク(不確実性や価格変動率のこと)の大きさは、当然のこととして受け入れるしかない。新興国などはリスクが大きいので、リスクを抑えるなら先進国にすればいい。

 成績の良かった投信は低迷期に追加購入したものだと説明した。投信の運用では必ず相場環境の影響を受ける。高い時期に買えばもうかる率は下がるし、安い時期に買えばもうかる率は上がるという単純な話だ。結局、投信も購入のタイミングが成績に大きく効いてくる

 投信の積立の場合、投資対象(株価等)が高い時期には少な目で始めて、暴落等に遭遇して大きく下げてきたら、勇気をもって積立額を増やすべきだ。これができれば長期的には成績は確実に向上するが、逆に不安になって解約すれば最悪で確実に失敗に終わる。
 つみたてNISAなどをうまく使って積立額を調整すれば、非課税も合わせて享受できる。調整は小刻みではなく、ゆったりとすべきなので、お間違えなく。


 昨日分と合わせ、私の投信への投資経験が参考になれば幸いです。

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