プチ早期退職者の資産運用+αブログ

伊藤忠テクノソリューションズもTOBになったので早々に売った

 100株だけ保有していたが、親会社の伊藤忠商事によるTOBになったので、早々に市場で売ってしまった。保有株がTOBになったのは今年2件目、過去1年なら4件目になる(私のブログをTOBで検索してもらえば関連する記事が見つかる)。


伊藤忠テクノソリューションズの値動きと買の状況

 伊藤忠商事が59%の株式を保有するSI会社だが、昔から使われてきた略称のCTCの方が有名だろう。IT関係の仕事をしたことがある人はみんな知っている会社だと思う。

 CTCの週足チャートに私の売買履歴を追記したものを以下に示す。



 コロナショック後の2020年6~10月には4,000円を超えていた株価は、連続最高益が見込まれていた(四季報2022年春号)にもかかわらず、2022年3月には2,800円割れまで下げた。米欧のインフレの加速や利上げ観測、それに伴なう長期金利の上昇、さらにロシアのウクライナ侵攻によって世界の株式市場が下落していたからだ。

 その後は株価は小反発したが、4月下旬には再度下げてきて3,000円を挟んで下値固めの動きとなっていた。上のチャートでは絶好の押し目に見えるが、その時点では押し目になるか安値更新に向かうかは当然分からなかった。

 私は口座に資金もあったので、3,000円以下で一度買っておこうと2022年5月2日に2,970円で100株だけ買った。さらに下げれば買い増す想定だったが、その後は戻していったので結局100株のみの保有となった。ただ、上値も重かったので、特に利食い等を検討することもなく、普段は気に掛けない銘柄になっていた。


TOBを巡る動きと保有株の売

 保有銘柄はヤフーファイナンスに登録して株価を日々チェックしているが、値動きの大きかった銘柄のみ理由を確認している。8月2日の16時過ぎに確認するとCTCは7.6%高で終わっていた。それで値動きを確認して以下のツイートをした。



 その後、理由を確認しようと調べていて、伊藤忠商事のIRを見てみるとCTCに対するTOBの話が出ていた。16時45分に時間を合わせてCTCの方でもIRを出していた





 翌日の朝方にはTOB価格を少し上回る値動きとなっていた。



 それで、私も以下のツイートの通り売ってしまった




 CTCは、TOBへの賛同の発表と同時に、好調な2024年3月期第1四半期決算や今期配当を見送る発表もしているが、今さらの情報なので省略する。


 伊藤忠商事が今回のTOBに至った事情については以下の解説記事がある。TOB価格のプムミアムが小さめだと思ったが、伊藤忠商事が当初提示したTOB価格は3,800円に過ぎず、何度かの交渉、引き上げで現在のTOB価格となり、CTCも応諾したようだ。



 なお、先日記事を書いた伊藤忠エネクスは、株式の約54%を伊藤忠商事が保有している。リニューアブルディーゼル関連等では伊藤忠商事と密接に連携してビジネスを展開したりしているので、伊藤忠エネクスもTOBの対象になる可能性もあると思っている。


【2023.9.18追記】

 一応、記録として書いておこう。9月15日にTOBの成立を発表した。予想通り、特に波乱もなかった。市場で売らなかったり、TOBに応募しなかった人は強制買取になるが、資金化が遅れた上、一般株式としての申告が必要になるなど面倒なことになるだろう(NTTドコモがTOBの記事に記載あり)。

伊藤忠商事株式会社の子会社による当社株式に対する公開買付けの結果及び主要株主の異動に関するお知らせ
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