中断したことについての記事だが、特定口座分を2024年2月に解約したことも追記しておいた。
今年1月からNISA口座と特定口座で細々と投信積立を始めたことは以前書いた。具体的には、低コストのインデックス型として私がよいと評価しているeMAXIS Slimで以下の内訳だった。
NISA口座 全世界株式(除く日本) 毎月1万円
特定口座 米国株式(S&P500) 毎月2万円
どちらの投信も昨年までは基準価格が概ね横ばいだったが、今年は米国株安や円高で基準価格が値下がり傾向になることを想定して始めた。また、来年からの新NISAでは年間120万円もの積立枠ができるので、それの前段として1年間やってみようと思った。
ところが4月くらいまで基準価格は横ばい圏に収まっていたが、それ以降は米国株が大きく戻し始め、また年初の円高は何処へやらで円買い介入警戒感が出てくるほど円安も進み、基準価格は上放れしてしまった。その結果、7月4日時点の口座残高でみると、下記の通り+14.6%や+16.7%もの評価益になっていた。
投資したものが値上がりしていれば喜ぶべきことなのだが、今回の投信積立に関しては、値下がり傾向になって効率よく積み立てられる(低い基準価格で多くの口数が買えていく)ことを期待していた。
投信積立は基準価格など気にせず長く続けることが基本なのだが、私の場合は幾多の経験を経てきて、結構な額の投信運用を別途行っているため、ここは一旦中断しておくことにした。
参考までに2022年以降、本日までの2つの投信の基準価格のチャートを貼っておく。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の2022年以降のチャート
出所:ヤフーファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/quote/03316183/chart)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の2022年以降のチャート
出所:ヤフーファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/quote/03311187/chart)
2つの投信のチャートは、全世界株式(除く日本)の中の米国株式のウエートが大きいのでほぼ同じ動きになる。しいて言えば、S&P500の方が少しブレが大きいという程度た。
直近では米国景気への懸念で米国株が下げてくる一方、日銀の金融政策が7月にも見直されるのではないかという思惑で円安が調整入りしている。それらに連られて2つの投信の基準価格も少し下げてきており、ピークアウトしたのかもしれない。
今日時点の2つの投信の評価額は+11.0%と+13.2%まで下がってきた。今後、基準価格が下がって保有分の評価額がマイナスになってきたら、積立ないしはスポット購入の形で投資を再開したいと考えている。
【2024.2.29追記】
米国株式等は堅調で、結局、昨年中は再開することはなかった。しかし、新NISAのつみたて投資枠を使わないのはもったいないので、全世界株式(除く日本)の方は年初から毎月5万円で再開した。2023年のNISA枠の分は、投資額としては小さいままだが5年の非課税期間を活かすため、今のところは放置している。
一方、米国株式(S&P500)の方は、その後も上げ続けて最高値圏だし、ポートフォリオとして長期保有するには少額(投資額12万円)だし、積立を再開した全世界株式(除く日本)の一部で間接的に買い続けているのと同じなので、解約してしまうことにした。
解約日だけ大きく下げたというのは嫌なので半分ずつ解約することにして、2月27日と2月28日約定での解約とした。2月28日の基準価格は27,403円でほぼ最高値だった。今回の解約による税引前利益は47,859円、利益率は39.88%となった。短期の積立なのに成績が良過ぎる。米国株式が堅調で、かつ円安も続いた結果だ。
だいぶ前から米国株式は上げ過ぎだと感じてきたが、相変わらず強い。値ごろ感での売買は当てにならないということだ。とは言え、私としては自分の考え/思いに従って売買等したいので、一部の投資信託に関しては今回のような売買をしている。ポートフォリオとして長期保有している投資信託や新NISAつみたて投資枠の方は淡々と続けるつもりでいるけど。