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2021年7~9月に観たアニメ

 今年7~9月にプライム・ビデオで観たアニメの簡単な感想のメモ。これまで半年に一度まとめていたが、多くなるので今後はまとまったら適当に書いておくつもり。劇場版も幾つか観たが、別途書く。


  出所:アマゾン・プライム・ビデオのサムネイル画像  


聖女の魔力は万能です

 2021年。異世界に聖女として転送され、ポーションを作ったりしながら、聖女の力が覚醒して、魔の森を浄化し、再生させるという流れ。魔物のいる世界だがバトルは最後の方で少し見せるだけで穏やかなアニメだった。転生の前の知識はそれほど役に立つような設定ではないが、能力的には聖女なので"万能"で活躍してしまう感じになっていた。転生先でイケメンに囲まれ、恋愛話もあり、よくある少女漫画のパターンにはなっていた。それでも、展開を楽しみがら、総じて面白く観られた良作だった。


ましろのおと

 2021年。津軽三味線の天才的才能はあるが、他人と競うことには興味のない青年が少しずつ変わっていく物語。なかなか感動的で素直なストーリー展開、三味線の世界のことも知ることができて面白かった。母親のキャラがぶっ飛び過ぎて最初はすごい違和感、終盤明らかになる人間関係も結構すごい。物語全体としてはまだ序盤で、これからが本番という感じ。続編が作られれば楽しみだが、具体的な話はまだなさそう。


メガロボクス

 2018年。ギアテクノロジーで補助装置を付けたボクシングのアニメだが、原案『あしたのジョー』で、連載開始50周年企画となっている。『あしたのジョー』を観ていたなら、主要登場人物の対比が分かり、ちょっと懐かしいだろう。トーナメントに参加する話で、だいたいゴールは分かるが、どう展開していくかというところでまずまず楽しめた。ただ、最終回、決勝が無駄に長めの割につまらなく、はっきり決着を見せないままその後の話や後日談に行く演出が逆効果でよりつまらなくなった感じがした


蜘蛛ですが、なにか?

 2021年。世界転生もので魔物の蜘蛛の子に転生し、生き延びて強くなっていく一方、同時に転生した(ほとんどが人間)クラスメイトたちとの関係を描いていく。最初、蜘蛛を演じる声優の悠木碧さんのハイテンションな一人ノリツッコミの演技にちょっと違和感もあったが、しばらくすると慣れたというか癖になる感じ。また、それぞれの転生者の話が同時進行だと思っていたら、実は15年ほどずれていたり、蜘蛛子と魔王の関係とかなかなか入り組んでいた。色んな設定とも結構あって、思ったよりも複雑で奥が深いストーリー。よくある異世界ものかと思っていたら、案外面白かった。ただ、2クールでもようやく全体が繋がってきたというところで、まだまだこれからの話だった。


トップをねらえ!  トップをねらえ2!

 1988年と2004年。まず前作の方。少女がロボットのパイロットになって宇宙怪獣と戦い、地球を救うという話。元は30分6本のOVA。観始めたら、いかにも昔のアニメという感じ。登場人物と最初の展開は『エースをねらえ!』をイメージさせるがオマージュらしい。第1話の学校での訓練でロボットが腕立て伏せ、腹筋、縄跳び、ランニングしているので笑ってしまう。あっという間に宇宙に出て、ちょっと訓練したと思ったら大遠征、一瞬と言える恋愛話もあり、一旦帰還したら決戦、さらに最終決戦と驚くべきスピードで話が展開する。壮大なSFなのだが、あまりにも多くのことを盛り込んであるので、雑さも目立つ。特殊相対性理論の移動速度と時間の進行速度の関係『ウラシマ効果』にはこだわりがあるようだ。ヱヴァンゲリヲン等で有名な庵野秀明監督で、それらしさも感じる。最終回のラストはよくできていたが、そのため延々とモノクロだった。アマゾンの評価も高いが、何か面白いとかいう評価を超越した作品だった。

 一応、2の方も観てみた。こちらも30分6本の構成。第1話は前作の続編と思えないし、ちょっと観るに堪えないレベルに感じた。しかし、話が進むにつれて、設定が分かってくるし、さらにその設定が転換し、予想外の展開。しかも途中からきちっと前作の続編というのが分かり、驚愕のラストへと繋がった。相変わらず、壮大な話なのにあらすじのようなスピードの展開だし、細かな所はよく分からないことも多いが、やはり何か面白いとかいう評価を超越した作品になっていた。


Vivy -Fluorite Eye's Song-

 2021年。AIと人間の未来の衝突を回避するために、歌姫として作られた初の自立人型AIが100年先の未来から来たAIと組んで活躍する話1話目から迫力の映像とストーリーで引き込まれる。歌姫なのに運動能力が高過ぎとか、AIなのに感情的になり過ぎという感じはするが、そういう設定だと納得しておこう。自立人型AIで美少女で青い髪の外見は『BEATLESS』を思い出すし、過去改変で別な時間軸に行く話は『シュタインズケード』などよくあるし、アンドロイドに感情が芽生えたり、反乱するというのも珍しくはない。しかし、すべての要素が新規と言うのはあり得ないので、それらは問題ではなく、如何にまとめ上げるかだろう。このアニメは、壮大なストーリーによくできたシナリオ、すばらしいクオリティの映像とアクションと音楽、1クールでみごとに完結させた密度の高い作品で、最近観たアニメの中では一番よかったと思う。オリジナルアニメで長い原作の映像化でない分、余計に完成度が高くなっているのだろうと思った。






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