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口腔ケア「コロナ予防に有効」 山梨県が歯科受診者1万人を検証

2023-02-12 08:58:28 | Weblog
口腔ケア「コロナ予防に有効」 山梨県が歯科受診者1万人を検証

令和5年2/11(土) 15:00配信
毎日新聞


 山梨県は9日、歯科健診の受診者は新型コロナウイルスの感染率が県民全体の感染率より低かったとする検証結果を発表した。健診に基づく歯周病治療や歯磨きの指導など適切な口腔(こうくう)衛生の管理は感染リスクの低減に一定の効果があるとして、県は日ごろの口腔管理を呼びかけるとともに今後、口腔衛生の啓発や相談事業などを実施する。

 県によると、一般的に、適切な口腔管理はウイルス性の感染症予防に一定の効果があるとされる。コロナ感染と口腔管理の因果関係を探るため、県は2022年4月20日~6月20日に診療費を県が負担する臨時歯科健診を実施。県内約400カ所の歯科医院などから18歳以上の受診者全員(計1万273人)について、受診者名や年齢などの報告を受けた。

 その結果、報告期間中(6月26日~9月25日)に判明した全県民のうちの感染者は6万970人で感染率が7・5%だったのに対し、受診者の感染者は534人で感染率は5・2%にとどまった。

 また、県は20年夏から秋にかけても同様の臨時歯科健診事業を実施しており、今回と合わせて2回の健診を受けた受診者(計1487人)の感染率はさらに低い4・5%で、今回の受診者の感染率より0・7ポイント低かった。

 県によると、インフルエンザについて、歯周病菌が出す酵素にウイルスが体内組織に侵入しやすくする作用があるとして、口腔管理で発生リスクが10分の1に抑えられたとの知見が日本歯科医師会誌(06年)に発表されたことを受け、新型コロナでの感染防止効果の有無について検証した。
【山本悟】
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