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マルホランド・ドライブ考

2007年06月04日 | 文章など
いきなりですが映画の話です。

僕の大好きなマルホランド・ドライブという
デヴィッド・リンチ監督の作品についての自分なりの解釈を
mixiの映画コミュニティに掲載したのですが、
ここにも載せておきます。
誰が見てるかわかんないからね。

この謎だらけの作品。ちょっとピンときちゃったんだけど、
多分この解釈で正解だと思う。
日本語の映画解説ページを色々見てても、この見解は出てないと思うんですが。
もし、どっかにあったら教えて下さい。

ま、少し古い映画だし、意味がわからなくても十分楽しめるけどね。
以下、ネタバレ注意。コミュのコメントより転載したものを若干補正。



はじめまして。マルホランド・ドライブ単体コミュの方で確信を得たので、こちらにも僕なりの解釈を書き込ませて戴きます。だるかったらスルーして下さいね。

この映画はどうやら故ダイアナ妃の人生を下敷きに物語が作られているように思われます。

僕自身あんまりダイアナ妃や英国王室の内情には詳しくないのですが、被る部分が多すぎますね。車の事故。夫の浮気。ブロンズのボブカット。突然の憧れの世界への闖入。そして現実。メディアという虚構の世界にさらされて生きる事の困難さ。クラブ・シレンシオ は新聞やTVショーといったメディアの暗喩でしょう。皆偽りの世界を観て涙を流している。もちろんわかっていてもそうさせる力がある事も事実ですが。

老夫婦はゴシップ大好きで無責任な一般人やパパラッチの投影でしょうし(そして、それに追い立てられてダイアンは命を落します)、なによりもダイアン≒ダイアナという名前の近似。カミーラはチャールズ皇太子の再婚相手の名前のもじりだそうです。

登場人物それぞれに誰がチャールズで、誰がクイーン・エリザベスなのかといった風に当てはめて考えると、ますますすっきり話が見えてくると思われます。

リンチ先生は恐らくダイアナ妃の事件にショックを受け、この作品を作る上での大きなモチベーションにしているんでしょう。
そして、大きな愛情と同情心を感じます。リンチって結構やさしいんやな、と感じました。ストレイト・ストーリーの時も感じたけれど。

この映画を完全に理解する事はリンチ監督も望んでいないでしょうし(あのインタビューの取り付くしまのなさ!)、この解釈もただの勘違いかもしれません。そしてもう昔の映画ですし、こういう物言いも散々されてきたのかもしれない。でも、あまりにもこの映画に感動して、調べた限りはこの考えを述べている文章が見当たらなかったので、つい書き込んでしまいました。

もし内容が重複しているようでしたら、管理人様、削除をお願いします。

サイレンシオ。

ダイアナ妃の死については、もうそっとしておいてあげて欲しい。

いいだけ彼女の人生を掻き回して、楽しんだのはあんた達だろ?。

ってことじゃないかな。






コメント
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