先日の買取で入りましたボヴェ系の支那時計。
「支那時計といえばBOVET(ボヴェ)」というくらい世界中の
オークションへ出品されていますが、機械はこのようにワンパターン。
良いものは5センチ以上の大きさで首長です。
支那時計とはトルコ時計ともいうしシルクロード時計とも言います。
中華の富裕層向けに売られた逸品。
ケースは銀無垢、センターセコンドが多い。
で、本来白の瀬戸文字板のはずで高級ラインはエナメルの
絵細工もあったかもしれませんが、なぜか後年中国で文字板他
見た目を細工されたモノが出回った時期があったのです。
「振り子」とか「水車」とかカラクリ時計風に細工されたものも多し。
こいつもそうだった!(笑)
日本のバブルの頃、中華で細工してそれなりの値段で取引されたものです。
で、日本は不景気に突入、ネットの情報で暴落した時期もあったのですが・・・
チナバブルで再び高沸!!(笑)いや爆騰。
日本のバブル期以上の価格で取引されております。
機械部分だけは真似できないようで(当たり前だけど)、
歩留まりが悪くて偽者商売には向いていない時計です。