余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

京都市交響楽団 第505回定期演奏会

2007年10月12日 | 京都市交響楽団
07.10.12(金)19:00 京都コンサートホール 大ホール
京都市交響楽団 第505回定期演奏会
指揮/下野竜也
ピアノ/小菅 優
曲目
:バッハ(レスピーギ 編)/パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582
:ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58
:ショパン/前奏曲第3番、第5番の一部(アンコール)
:フランク/交響曲ニ短調

京都にきたわけ。チャイコの7番よりもフランクが久々に聴きたくて・・・。関フィルに申し訳ないっす。
まぁ代役立ててきたんでなんとかなるでしょ。

8割ちょいのお客様。地味目な曲目ですけど、ソリストはメディアでも取り上げられている若手なんで来てくれたほうだと思いたい。
バッハ。これはプログラム全体を通して思い返してみると、上手く取り上げた感じだよね。さすが下野。バッハとベートーヴェンのオルガン曲のオーケストラ編曲ということで、名オルガニストだったフランクとその作品にも通じる響きがする。いい曲だと思って家に帰ってみたらスラットキン、トスカニーニ、モントゥーと3種類も持ってた。聴いた記憶がない自分にうんざりだ。
ベートーヴェン。この曲の開始は楽聖ベートーヴェンだから書ける美しさで大好き。小菅のピアノは一つ一つの音が明瞭に響いてなおかつ素早いパッセージにも弾き損じがなく素晴らしい。オケが鳴っている間じっとオケのほうに体を傾けて聞き入る姿もいいよね。オケも好感していいサポートでした。アンコールはショパンを2つ。

フランク。ウン十年前に初めてこの曲聴いたときは第3楽章の始まりしか聴けるところなくって。長くてとっつきにくいったらなかったわけ。ブルックナーとかに慣れちゃったら、まぁ聴けなくは無いようにはなったけど、それでもやはりまだしんどい。10年位前に誰だったか忘れたけど実演で聴いたら聴けるようになったけど、未だにCDとかだと途中で寝ちゃう。どうやら個人的には実演でこそ楽しめる音楽みたい。
3年前に阪哲朗/大フィルかで聴いたときはひどかったけども、今日は良かった。VaとVcの位置を入れ替えて、フランクの低弦の使い方をぐっと引き立てて、そこにVnの美旋律が乗っかる。全体にメリハリが効いてて飽きが来なかった。第2楽章は当然フローランの素晴らしいイングリッシュホルン。第3楽章は少し金管が乱暴だった気もするけど、ここはメンバー自体の問題もまだまだあるので仕方ない。

次は17日。

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