余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

大阪センチュリー交響楽団オーケストラの日コンサート

2009年03月31日 | 大阪センチュリー交響楽団
09.3.31(火)15:00 箕面市民会館(グリーンホール)
大阪センチュリー交響楽団オーケストラの日コンサート
指揮/沼尻竜典
司会/どいかつえ
曲目:
シューベルト/交響曲第7(8)番ロ短調D759「未完成」
メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲(アンコール)

とりあえず買ってしまったが、平日昼間と気が付かなかった。行けるかどうかも分からん。しかも席が近すぎる。かぶりつきで沼尻さんを見る羽目になるぞ。
趣旨もチラシもおぢさんを拒否してるから諦めたらいいのか(笑)

春風に寄り添って巷でウワサの大阪センチュリー交響楽団のコンサートへ。
3月31日は語呂合わせで「耳にいい日」(実際は「耳にいちばん、耳にいい日」だそうな)のオーケストラの日ということで、日本オーケストラ連盟所属のプロオケなどが各地で催しを一斉に行っているんだけど、丁度春休みで幼女が多い客席に永遠の性犯罪者予備軍であるおぢさんは欲(略)
いつ行ったか覚えてないが随分と久しぶりに来た古いホールで客電が妙に暗くていけない。価格が全席1000円だからかほぼ満員。
司会のどいさんが上手(かみて)に出てきた。おぢさんは1桁列下手端なんで首を捻りそうになるからあんま見ないように。隣のおばさん4人連れは2人がすでにファンクラブ会員で、連れてきた2人を勧誘していた。もうこの時点で泣きそうなんだけど!草の根になってきてるじゃないのよ、おい。

未完成。連綿と歌われる旋律が断絶させられるのを繰り返すのが作品の妖気なんだろうけど、沼尻さんが振るとそのあたりが強調されてマーラーの作品のように響く。丁寧に揃えられた木管のたゆたいが心地よい。

曲間に沼尻さんのトークを挟む。「未完成はレコードの頃は、運命を買うと余白に入ってまして。せっかく入ってるんだしと聴いてみると結構いいじゃないか、ということで・・・B面にも良いものがあると、あの、モンキーマジックよりもガンダーラが好きだったみたいな・・・分かりますかねゴダイゴなんですけど」Monkey Magicとガンダーラは別シングルだとか余計なツッコミが無くって暖かいお客さんだ(笑)。グリーンホールはセンチュリーがデビュー前に行っていた練習会場だったそうで、創立20周年のオケにとっても思い出深い場所。「20年前を知ってる団員の方、こっそり手を挙げて・・・(三分の一ほど挙手)おおっ、結構いますね」「情熱を持って目標に驀進するオケですので、皆様応援よろしくお願いいたします」

イタリア。センチュリーさんの十八番だけあって、金管が張り切りすぎた以外は素晴らしい出来。スピード感と歌に溢れる弦が堪能出来ました。メンコンもそうだけどメンデルスゾーンは明るく切ない旋律書くね。中間2楽章で少しだけ涙が出そうになった。アンコールはフィガロの序曲。生き生きと弾き切り吹き切りで楽しく終わりました。

年度末である3月終わりはおっさんが来れないんだし、その分小中高と子供が多いので、このプログラムは少し重かったかも知れん。未完成を削って小さい序曲っぽいのと、団員ソリストでいいので何か一つ楽器をクローズアップしたものをやったほうが子供の食い付きはいいんじゃないかなとか思いました。まあ1000円では難しいか。

そういや、この後にシンフォニーで大フィルの貴志康一作品の演奏会があったが行けなかった。(忘れかけてる人も多いと思うが)関西フィルの名誉指揮者、小松一彦先生の指揮。昨年大フィルが日本組曲をやったのも聞けなかった。まああれは指揮が山下さんだからいいけど。今しか知らないと分からんかも知れんが、大阪府の資力と文化力を見せ付けるかのごとく新作やら蘇演をやらかしていたセンチュリーさんが小松先生に率いられて日本組曲の関西蘇演をやった。95年だったかな。辻久子先生独奏で大栗裕のヴァイオリン協奏曲、松下眞一の管弦楽のための星たちの息吹き、そして日本組曲という、一昨年の大フィルの関西の作曲家コンサートの元ネタ的プログラム。全曲はたぶん日本で2回目ぐらいの演奏で、終曲の「戦死」を小松先生がまさしく鬼神の形相で振りまくり、燃えゆく日章旗が瞼に浮かんだものだ。懐かしい。
貴志康一 バレエ音楽「天の岩戸」
小松一彦/大阪センチュリー交響楽団
ビクターエンタテインメント

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モーツァルト:クラリネット協奏曲/ベートーヴェン:交響曲第2番
沼尻竜典/オーケストラ・アンサンブル金沢
Warner Music Japan =music=

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