余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

関西フィルハーモニー管弦楽団 第212回定期演奏会 [デモーニッシュ]

2009年06月26日 | 関西フィルハーモニー管弦楽団
09.6.26(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第212回定期演奏会 [デモーニッシュ]
指揮/大山平一郎
ピアノ/横山幸雄
コンマス/ゲオルギ・バブアゼ
曲目:(18:40より大山平一郎によるプレトーク)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30
ショパン/12の練習曲op.12より第1番ハ長調(アンコール)
フランク/交響曲ニ短調

26.June.2009 7:00p.m.The Symphony Hall
Kansai Philharmonic Orchestra 212nd Subscription Concert
Conductor/OHYAMA Heiichiro
Piano/YOKOYAMA Yukio
Concertmaster/George Babadze Concertmaster of Kansai Philharmonic Orchestra
Program:
S.Rachmaninov/Piano Concerto No.3 D minor Op.30
C.Franck/Symphony D minor

ベスト・オブ・ニ短調ということですかな。
シューマンの第4交響曲とドヴォルザークの第7交響曲も捨てがたいけども。

梅雨空。なんかパッとせぬ天気ながら、ほぼ満員のお客様。今夜のソリスト、横山幸雄さんは今話題の辻井伸行の先生ということなのでそこのあたりの期待層かしら。

ラフマニノフ。満足に弾ける人を探すのが難しい作品ですが、横山さんの豪華絢爛なテクニックを持ってすれば余裕綽綽。隅から隅までみっちりはっきりと余すところ無く弾いてゆかれます。伴奏も大山さんらしい丁寧なアンサンブルで破綻無く好演。
凄まじいブラボー。あれやね、関西人は横山いう名前にまずやられてるね。

休憩挟んでフランク。
プレトークで関フィルの印象訊かれた時、大山さんは「オーケストラは個人の集まりだけど、各楽器のグループでもあるわけで、そこが合わさって音楽作りをするわけで・・・」と、ロスアンジェルス交響楽団の首席ヴィオラを長年張ってきたり人らしいオケ観を漏らしていた。このフランクも管楽器が少し放埓な出来だった(しかし高名さんのコーラングレに外れなし)が、弦楽器を主体とした合奏の組み立ての美しさが際立って聞かれた。

児玉さんが来てシンフォニカーが良くなったのではなく、この人のトレーナーとしての力量があったればこそではないか。

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