余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

湯浅/大阪センチュリー シューマン:交響曲全曲&主要管弦楽曲・協奏曲チクルス第2回

2006年10月29日 | 大阪センチュリー交響楽団
06.10.29(日)16:00 神戸新聞 松方ホール
大阪センチュリー交響楽団 シューマン 交響曲全曲&主要管弦楽曲・協奏曲チクルス 第2回
指揮/湯浅卓雄
ヴァイオリン/漆原朝子
曲目:シューマン/バイロンの劇詩「マンフレッド」序曲
   :ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(遺作)
   :交響曲第3番 変ホ長調 op.97

この演奏会直後から体調不良で仕事もままならなくなったのでありまして、ブログどころじゃなかったわけで(と言い訳)。
行くはずだった13日の京響定期も回避する有様です。
さて、前回無粋なブラボーに悩まされたこのチクルス。
開始前から散々アナウンスと湯浅さん自らマイクを手にしての注意がなされました。
今回はNHKFMの収録も兼ねているのでなおさらのようです。
今回も対向配置です。

マンフレッド。6月の定期でも聞いたけれどもかなり1stVn酷使なこの曲です。2度目ともなると曲の持つヒロイックで悲劇っぽい雰囲気を堪能出来ました。掻き口説くようなVnのフレーズが耳に残る。

Vn協奏曲。さすがにブラームス自らシューマン作品集出版に際して外しただけあって、寝た。始まった瞬間はロマンティックでいい感じだと思ったんだけど、それがあんなにとりとめもなく続くなんて・・・耐えられません(笑)朝子先生はシューマンに定評のある方なので、線が細いながらもしっかりと曲を捉えた弾きっぷりだったとは思うのですが。

休憩挟んで3番。
素晴らしかったね。これはもう広上/大フィルで悲しい思いをしただけになおさら。
第1楽章のホルンの快活で勇壮な響きは理想通りだし、第4楽章のブルックナーさながらの荘厳な情景は対向配置だからこそ生み出せる充実した瞬間だった。終楽章は笑顔笑顔笑顔みたいな明るさの極致の音楽なんだけども、まばゆいばかりの自在な指揮ぶりとぐんぐんついてゆくオケが圧巻。
最後少し涙ぐむぐらい本当に素晴らしかった。
次の4番も期待大。

次は13日。

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