Moonfish's ちょっとみょうな話

最近は主に家庭菜園やってます。日頃の他愛のない話も含めて怖いお話はあまりないです・・・(^^;;

北が動くか・・・?

2011年12月19日 15時51分34秒 | 医療小話
悪名高き、北の大物が亡くなった。

行ったことはともかく、親子で戦後のどさくさにまぎれて、

一時代を築いた人物であることは間違いない。

無事に三途の川を渡れたかどうか、知るすべもないけど。

(この世に残っていたら、すごーーーーーーーーーーーーーく、イヤ




直には関係ないけど・・・

まだバブル全盛の時代、ある医療機器メーカーの修理部門の人から聞いた話。

北朝鮮から、医療機器の修理の依頼が来て・・・

(そもそも国交のない北朝鮮になんで日本メーカーの医療機器があったのか?)

会社内で検討した結果、修理要請を受けるという事になり

でもその当時から北朝鮮への渡航は禁止されており、相手先のコネで

イランだったか、中国だったか(うろ覚えでごめん)を経由して

北朝鮮に入ったのだそうだ。



滞在中は国賓並み(?)の待遇で、ずいぶんおもてなしをされたらしい。

食事はおいしいごちそうがいっぱい出て、

きれいな女性が毎晩お酒の接待をしてくれたそう。

(今考えれば、そのきれいな女性は監視だったかも・・・)



当時はまだ、むこうの国は飢餓なんて無い時代だったから。

修理も終わり、帰国するときにおみやげにと、

ものすごく高級な品物をもらって帰ってきたそうだ。

(北朝鮮に残らないか? とお誘いもあったらしい・・・)



帰国して一月もしないうちに、自宅にある訪問客が来たそうだ。

最初は医療機器メーカーの同業者みたいにそのへんの話をそれとなくしていて、

徐々に遠回しに、北朝鮮へ入った事を聞き出そうとしたらしい。



怖くなった某メーカーの修理要員さんは、

いったい何者なのか判らないため、内心ふるえていたそうで

結局、「ご迷惑はかけませんから」という、相手から約束をもらい

北朝鮮の政治情勢とか、市民の暮らしぶりとか、

その人が見聞きしてきた話をして。

お礼に高級なワインだったかウイスキーだったかを1本置いて帰ったらしい。

最後まで、何者なのか判らなかったそうだけど。

(名乗ったそうだけど、たぶん偽名だろうとの話)



会社の上司にその話をしたら、

たぶん外務省か防衛省のあたりの情報収集の役人ではないか、ということで。



当時は本当に何でもいいから北朝鮮の情報が欲しい時代だったんだろうと思う。

直接本人からその話を聞いて、へぇ~・・・と思っていた私も、

どこから、北に行ったという情報を知ったのか、まずそこから驚いた。

意外と日本も、現代版忍者がまだ存在しているのかもしれない。





北朝鮮も、国内が散々な事になっているんだから

まず立て直しから始めて欲しいものだと思う。

人があっての国家だと思うから。

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