偉大な発明者逝く

去ること今月の５日、日清食品創業者会長の安藤百福（あんどう・ももふく）氏が急性心筋梗塞で９６歳の人生を終えた。氏名に聞き覚えがなくても、「カップヌードル」の名前だけは日本人ならだれでも知っていると思う。（故人の略歴）
『食足世平（しょくそくせへい）』（食が足りていれば世の中平和）をモットーとし、実践した人物である。
かく言う私も、ニュースで流れるまでは発明者の氏名はとんと頭になかった・・・

仕事始めの日には、恒例のチキンラーメンにおもちを入れた”雑煮”を食べ、元気に活動していたそうだが、翌日帰らぬ人となってしまった。


即席麺との出会いは私が小学生の頃、たぶん浅間山荘事件のときのニュースで、機動隊員がカップヌードルを食べている映像を見てからだったと思う。
「なんだろう、この食べ物は？」と思ったんだろうね。
そのうち近所の駄菓子屋にモノが出回り、お小遣いでこっそり買ってきて食べてみた。（”こっそり”というのがミソである。おおっぴらにしていたらきっと親に怒られたと思う。当時おやつにするには高価だったしね）
それ以来、お世話になりっぱなしである。（私はSio味が好き）

逆にチキンラーメンは高校になるまで存在すら知らなかった・・・
友人の家で、昼ご飯に出されたのを食べたのが最初。
生卵を落としてお湯をかけるという食べ方に非常に驚いた覚えがある。
（ベビースターラーメンの砕く前の原型だと信じていた）

あなたのおかげでおいしい時代を過ごすことができました。
ありがとうございました。
迷わず天国へ行ってくださいね・・・