まあ何ですか、アニメ全話見てから行ってきたんですけど、一話から目から汗が出ていた私が今回も出ない訳がないと言うやつですよ!
流石京アニさん!
やっぱりアニメーションが丁寧に作り込まれていました。京アニさんの伝家の宝刀と読んでも過言ではない、音楽とアニメーションだけで数分をお送りするってやつは今回も健在でした。
事件があったから次回からどうなるんでしょう…
心配ですね。あの技術が次回作にも入ってると良いのですが…
まあ、それはさておき。
ヴァイオレットエヴァーガーデンの主軸にあるのが手紙ですよね。
今メールやSNSが時代としては主軸だと思うのですが、改めて手書きの手紙って良いよねって思いました。
畏まって人に手紙を書く機会なんて、毎日忙しくて中々ないですよね。
簡単にやりとりが出来ないからこそ、更に強い想いをのせられるのでしょうか。
それもあるかも知れない。
でも、普段口にしないからこそあえて手紙で伝えるなんてのも現代的にはありかも知れないですね。
ガッツリ①から⑩までネタバレ書く気は無いんですけど、見た人がふわっと感覚的に共有できればいいなーぐらいで書きますね(笑)
まず、前半。
エイミーとヴァイオレットの物語部分ですね。
今回はメインヒロインが前半後半で一人ずつって感じでしたね。
唐突な環境の変化についていけないエイミーがヴァイオレットと出会って少しずつ前に進んでいくパート。
ヴァイオレットのずるい(と言ってはいけないけれども(笑))ところは結構どん底のところから過去がスタートしてるところ。
相手がどんな不遇な境遇でも中々あれは越えられないし、「感情」とは正反対の過去を送ってきたヴァイオレットが人間の心を知ろうとするからこそ人は心うたれるんでしょうね。少しずつ成長していく姿にも嬉しさを感じてしまいますよね(笑)
素のエイミーの部分を出せる人が側にいてフォローしてくれるお陰で、自分の今の環境を少しずつ受け入れることが出来るようになってきたけど、捨て去れない過去がどうしても心残りなんですよね。
後半でフォーカスの当たる、妹のテイラーのことです。
不幸になるはずの孤児のテイラーを幸せにしてみせる。それが今の世の中に対するエイミーの復讐だったんですが、厳しい現実ですよね。
結局はテイラーを幸せにするためにエイミーと言う名前を捨て、貴族の娘になってしまったエイミーはテイラーとは会えなくなってしまった。
テイラー宛の手紙を書くことになるんですが、どんな手紙を書くのかなと思っていたらスゴくシンプルな手紙でしたね。
でも文章は短くてもそこに沢山色んな気持ちのこもった言葉。
テイラーにとってとてもとても大切な言葉になりました。
後半はそれを受けてのテイラーの物語。
何気にこっちはヴァイオレットも中々重要ですが、郵便配達員のベネディクトにもフォーカスが当たります。
幼いテイラーが純粋に頑張る姿が可愛いですよね!
話の流れてきにはドールになりたくてヴァイオレットの元へ来たのかと思いきや、まさかの配達の方だったのには少し驚きましたが(笑)
「郵便配達員が運んでくるのは幸せなんだよ」って言うテイラーの純粋な言葉には「そうだね」って心の中で答えてしまいました。
考えてみると現代では中々配達をしても本人に直接渡す機会も少なくなってきている分、味気なくなってしまっているのかもなあとも少し思いました。
テイラーからエイミーへの手紙が最後届くのですが、それはもう言葉で話しても大した感動は伝わらない気がするので、まだ上映している場所で是非見ていただきたいですね!
確実に言えるのは、思い出しただけで泣きそうです(笑)
他の役者さんも素敵なのですが、今回は悠木碧さんのテイラーが特にすごい。
ここまでキャラを魅力的に演じるのかと演者側としても感動しましたね。
2020年にまた劇場版が公開予定ですが、事件もあったので、ちょっと心配です。
でも、ヴァイオレットと少佐のお話は…みたい!ですね!
期待を胸に、1日も早く京アニさんがいい軌道に乗って行けるように祈っております。