実家へ行った時、予定外で一晩1人で過ごすことになって・・。
父の部屋のTVはスカパーが入る、で、その晩は、「愛し君へ」一挙放送をやっていて・・。
夜はやることもなかったし、部屋にこもって、7話~11話の最終話まで、ずっと見てしまいました。
久しぶりに通しでちゃんと見たけど・・。いいなあ。
みんな、優しすぎるくらいいい人ばかりで、それ故苦しんだりして・・。
俊介の言葉も四季の言葉も、泉谷父の言葉も八千草お母さまの言葉も、先生の言葉も、みんな沁みる。
東京タワーも長崎の美しい風景も、直太朗さんの歌も子供たちの歌も沁みる。
そして、俊介の表情が、美しく、切なくて・・。
鎌倉の病院の帰り、新しい世界を体感してみようと、目を閉じる、あの顔の美しいこと。
そこから1歩踏み出し、警報機の音に止まり、四季がそっと手をつなぐ。
2人で歩く道、電車内、部屋について目を開く。
2人の気持ちがしっかりと結びつき、抱き合って、口づけを・・。
いいシーンでした(あの衝撃がなければ・・・^^;)
俊介が長崎に帰る時、電話で小児病棟の史也と話す場面。
「好きだから、さよならするんだよな」そう言って、歩き出した俊介の後ろ姿は泣いていて・・。
切なくて、切なくて・・。
内容が違うわけではないけれど、DVDとTVで放送されたものでは、ラストの流れが違うんですよね。音楽の入り方が・・。
私は、TVで放送された方が好きで・・。このスカパーもそっちだったから、よかった。
DVDでは主題歌が流れるけど、あのラストの流れには、強すぎて合わないと思う。
お母さまの手紙のナレーションから、2人で歩く長崎の街、そして、その時を迎え、最後には笑顔の家族写真。そこに流れる優しい音楽がピッタリで。
それと、本放送では、病院屋上の2人のシーン(私の幸せは私が決めます!って四季が言う)が丸々カットされてたんですよね~。
あれが未だに何故カットされたのか、わからない。2人の結びつきをまだ見せたくなかった?
終盤、Pさんの意向で10話と11話は脚本が全面書き直しになったそうで。
今の坂元さんなら、それは受け入れなかったんじゃないかと思うんですが・・。
最後が変わるわけではないけれど、書き直さない元の10話と11話はどんな感じだったのか、知りたいとずっと思っています。
たぶん、「衝撃」はなかったと思うので。
今のドラマにもいえるけど、変な煽りや捻りは入れずに、人の気持ちというのを、丁寧に素直に描いた方が、スッと入ってくるんじゃないかな~。
いいドラマでしたよね。地上波で再放送すればいいのに。せめて、BSフジで。